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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 236
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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いつも大変お世話になっております。 例えば下記のようなリミックスビデオなのですが、 海外においてはフ

質問者の質問

いつも大変お世話になっております。
例えば下記のようなリミックスビデオなのですが、
https://www.youtube.com/watch?v=c1cXckID63Q
海外においてはフェアユースは認められるもの
なのでしょうか。
また、日本では引用といった概念があると思いますが、
例えば○○集。
として、2分の動画の中で、そのシリーズにマッチする画像や動画などを20点近く用意した場合は引用の概念は適用されそうでしょうか。
何卒宜しくお願いします。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご質問にお答えいたします。
アメリカの著作権法には、「フェアユース」の概念があります。
107条で、次のように定められています。
「第106 条および第106A 条の規定にかかわらず,批評,解説,ニュース報道,教授(教室における使用のために複数のコピーを作成する行為を含む),研究または調査等を目的とする著作権のある著作物のフェアユース(コピーまたはレコードへの複製その他第106条に定める手段による使用を含む)は,著作権の侵害とならない。著作物の使用がフェアユースとなるか否かを判断する場合に考慮すべき要素は,以下のものを含む。
(1)使用の目的および性質(使用が商業性を有するかまたは非営利的教育目的かを含む)。
(2)著作権のある著作物の性質。
(3)著作権のある著作物全体との関連における使用された部分の量および実質性。
(4)著作権のある著作物の潜在的市場または価値に対する使用の影響。」
ご質問に書かれているような、映像をつなげただけのビデオがフェアユースになるわけではありません。
日本の著作権法における「引用」は、32条で、
「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。」
と定められています。
1点でも10点でも20点でも、他人が著作権を持つ画像や動画をつなげて2分の動画を作った場合、条文の「公正な慣行」に合致しませんし、「引用の目的上正当な範囲内」をも超えていますので、引用は成立せず、著作権侵害行為となります。
例えば、自分が講師に立って、「メジャーリーグでは、イチロー選手のライトから3塁ベースへの返球が、『レーザービーム』と解説されて、話題を呼びました」と解説する中で、
「では、そのシーンを見てみましょう」
としてその部分だけ映像を流す、という方法は、「引用」と言えなくもありません。
(ただし、「引用」に当たるかどうかの最終的な判断は、裁判所が行います。特に映像が絡むと、微妙になるケースが多いと言えます)
以上が、一般的な考え方です。
ご不明な点がございましたら、具体的にお示しいただければ、改めてご説明いたします。
よろしくお願いいたします。
========================
書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
質問者: 返答済み 2 年 前.

お世話になっております。

ご回答ありがとうございました。

YouTubeのフェアユースをみると「リミックス」という
概念があるのですが、こちらの概念をもう少し詳しくしり
たいです。
https://www.youtube.com/yt/copyright/ja/fair-use.html

下記が参考になると思うのですが、どのような
内容が書かれているか教えていただくことは可能でしょうか。
http://www.cmsimpact.org/fair-use/related-materials/codes/code-best-practices-fair-use-online-video

専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。
ご質問は、日本のことではなく、海外のことでしょうか?
海外と言いましても、いろいろな国がありますので、その国その国で、制度が違います。
フェアユースを導入している代表的な国が、アメリカです。
アメリカ著作権法の第一人者は、インフォテック法律事務所の山本隆司弁護士で、この方の著作には、フェアユースについて詳しく解説した本も出ております。
経歴・著作の一覧

http://www.itlaw.jp/yamamoto.html
お示しいただいたURLは、あくまでアメリカのフェアユース規定についての解説です。
後者のほうは、私もあいにく英語はすらすら読めるわけではないので、いいかげんなこともいえませんが、ここにいろいろと書かれているフェアユースの注意点をまとめたのが、前者の、日本語によるYouTubeの解説であると考えても大きな支障はないのでは、と思います。
おそらく、この英語の説明を読むより、山本弁護士の解説のほうが、日本国内で論じる分には分かりやすいと思います。
また、フェアユースは、あくまで裁判所が判断するものです。
著作権侵害として訴えられた被告が、「これはフェアユースだから侵害ではない」と主張しても、裁判所が認めなければ、フェアユースにはならず、著作権侵害です。
その、裁判所がフェアユースかどうかを判断する基準の一部が、このYouTubeの解説ページに書かれている内容と、私の最初の返答に書いた内容です。
そもそも、日本にはフェアユースの概念がありません。
ですから、日本国内でビデオを作成したり、YouTubeにビデオをアップロードしたりする行為自体に、フェアユースはまったく関係ありません。
作成したビデオが著作権侵害に当たるものであれば、その作成行為並びにアップロードは、著作権侵害の行為です。
フェアユースは、あくまでアメリカの裁判所が使う判断基準の一つだとお考えください。
質問者: 返答済み 2 年 前.

フェアユースの件、了解致しました。

アメリカで使われている赤ちゃんやスポーツのスーパープレイのビデオをダウンロードしてリミックスをかけて日本でアップした場合、何か問題が起きるとしたら著作権者はアメリカ人になりますので、アメリカの法律での抗争となるのかと思っていたのですが、日本で裁かれる形になりますでしょうか。

それとすいません、最後に一つ質問させてください。

例えば、TV番組などで松本人志さんなどが面白い発言をした時に、その音声を拾って、「音声だけ」つまり映像なしでアップロードをしたいと考えた場合、著作権者はTV局に発生いたしますか?

基本的に著作権が発生する条件として「創造的」である必要が出てくると思います。

例えば、TV曲がその発言に対して、エコーを入れたり、スロー再生を入れたり、効果音が流れていたり、ボリュームを調整していたりといった工夫を加えていれば著作物になるかと思いますが、そうでない場合、著作権をもつのは芸能人になるという認識でよろしいでしょうか?

もしこの認識が正しかった場合、どの程度の工夫が加わるとTV曲が著作権をもつと考えられますでしょうか。

専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご質問のような場合、基本的には、「行為地」、すなわち日本の法律で判断することが多いです。
ただし、アメリカで再生されている場合は、アメリカの法律が適用される余地もあります。
これは、「準拠法」という問題で、著作権の枠を外れ、個別に検討が必要になりますので、もし詳しくお知りになりたい場合は、別の質問でお尋ねくださいませ。
その際、私を指名していただければ、これまでの経緯を踏まえて、ご回答いたします。
追加のご質問についてですが、TV番組の著作権は、原則としてTV局もしくはその番組を制作した会社に発生します。
それは、「撮影」「編集」という行為自体が、創作的な行為だからです。
アングル、露出、どのシーンを使うか、等、TV番組を作るには、関係者の多大な労力が必要になります。
そこに創作性が発生しているからです。
出演している芸能人は、「著作隣接権」という別の権利を持ちます。
その番組の著作権は、番組全体に発生しますので、音声だけでもTV局が著作権を持つことが普通です。
ただし、松本さんの台詞だけ、一部分を拾っている場合などは、編集作業も関係ありませんので、松本さんに著作権が発生する場合もあります。
あとは、TV局と出演者の間で、著作権の帰属をどのようにするか、契約で定められていると思いますので、その契約次第で、著作権を持つ者が決まります。
そこはケースバイケースになります。
yo-shiをはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
質問者様の課題の解決につながれば、幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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