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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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親鸞の真蹟の名号のコピーを持っております。真蹟は、国宝とか、国宝級とか聞いております。40数年前に手に入りました。コ

質問者の質問

親鸞の真蹟の名号のコピーを持っております。真蹟は、国宝とか、国宝級とか聞いております。40数年前に手に入りました。コピーは、当時で最先端のコピー機器でなされたと聞いております。これをヤフーオークションに出品しようと思うのですが、法的に問題ないのでしょうか。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 2 年 前.
Customer:

知的財産権を専門とする者です。



ご質問にあります名号につきましては、著作権との関係を考える必要があろうかと思われます。



著作権は、著作物に生じます。著作物でなければ、著作権は生じません。



著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」をいいます(著作権法2条1項1号)。



そこで、ご質問にあります名号が、思想又は感情を創作的に表現したものに該当するのであれば、著作物となり、著作権が生じることになります。



過去の判例において、名号が著作物であるか否かについて判断された事案はないと思われますので断定はできませんが、例えば「南無阿弥陀仏」というような名号も親鸞聖人の思想を表したものといえるのではないかと考えられます。



『名号「南無阿弥陀仏」をそのまま信受することによって、臨終をまたずにただちに浄土へ往生することが決定し、その後は報恩感謝の念仏の生活を営むものとする。このことは名号となってはたらく「如来の本願力」(他力)によるものであり、我々凡夫のはからい(自力)によるものではないとし、絶対他力を強調する(Wikipediaより抜粋)』


という親鸞聖人の思想を6字で表したものであるといえるので、著作物に該当するのではないかと予想されます。



そうしますと、名号も著作権が生じていることになるわけですが、著作権の存続期間は著作者の死後50年ですので(著作権法51条)、質問者様がお持ちである名号は親鸞聖人の真蹟であるならば、その名号の著作者は親鸞聖人ということになり、そうであれば、すでに親鸞聖人の死後50年は経過していますので、著作権は存在しないことになり、それをオークションで販売しても問題はないことになります。


例えば、質問者様がお持ちである名号のコピーの原作品である名号を描いた人が、親鸞聖人ではなく、現存している人であったり、死後50年経過していない人である場合であって、その原作品である名号が独特の筆跡で描かれているようなものであるような場合には、その原作品である名号については著作物となり著作権がまだ存在することになりますが、その原作品である名号が、親鸞聖人の真蹟であるならば、先にのべたように、著作権はなくなっていますので、その販売につきましては著作権法上の問題はないということになります。

Customer:

とりあえずご説明させていただきました。何かご不明な点がございましたらご質問してください。

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質問者: 返答済み 2 年 前.

著作権が切れているためヤフ-オークンに出品してもかまわないということでしたが、その真蹟が東本願寺所蔵のものであってもかまわないということなのでしょうか。その真蹟は、出版物の写真などに使われています。それは、東本願寺からの許可があってのことなのでしょうか。現在、インターネットでは、PDFなどの電子著書は、著者の許可がないとコピーできないように文書が添えられていますが。この真蹟には、そういう言質も聞いておらず、文書も一切ありませんでした。問題が、生じた場合、この真蹟を私に下さった方の責任になるのでしょうか。ご回答お願いします。

専門家:  patent777 返答済み 2 年 前.
まず、著作権と所有権は別個のものであり、一つの著作物(本件では名号)に対して、著作権と所有権が存在しています。
著作権とは、著作権者が、著作物を複製したり、譲渡したり、インターネットに掲載などしたりすることを独占的にできる権利です。
これに対して、所有権とは、所有権者が著作物を自ら使用したり、売買や貸与して収益をあげたり、廃棄したりといった処分をすることができる権利です。
著作権は無体(形のない)的な権利のものであり、所有権は有体(形のあるもの)的な権利のものです。
先日も申しましたように、質問者様がお持ちの名号のコピーの元となった名号が親鸞聖人の真蹟であるならば、すでに死後50年が経過しているので、著作権は存在しません。
そのため、お持ちの名号のコピーを複製したり、販売したり、ネットに掲載しても、「著作権法」上は問題がないということになります。
ご質問にあるような「現在、インターネットでは、PDFなどの電子著書は、著者の許可がないとコピーできないように文書が添えられています」というのは、まだ、著作権が存続している著作物を電子書籍化してインターネットに掲載する場合のことですので、本件のように著作権が切れている著作物については、電子書籍化してインターネットに掲載しても違法とはなりません。
一方、所有権につきましては、質問者様がお持ちのコピーが、例えば、所有権者(東本願寺など)が所有している名号について、所有権者がコピーを禁止しているにもかかわらず、無断でコピーしたようなものであれば、それは著作権法ではなく、民法の不法行為となる可能性があります。すなわち、お持ちの名号のコピーが違法に複製されたものでなければ、それをネットに掲載しても、販売しても、不法行為とならず、著作権はすでに切れているわけですので、著作権の問題もないということになります。
反対に、違法に複製されたものであるならば、民法と抵触する可能性がでてくるということになります。
また、お持ちの名号のコピーが、親鸞聖人の真蹟でないにもかかわらず、親鸞聖人の真蹟のコピーであるとうたって、販売するような場合には、不正競争防止法や、不当景品類及び不当表示防止法などと抵触することになるのでお気をつけください。

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