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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 236
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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私は学校の嘱託講師をしています。 ある日、学校当局からの指示で、同じ分野の別の講師(学校が外注している)の講義

質問者の質問

私は学校の嘱託講師をしています。
ある日、学校当局からの指示で、同じ分野の別の講師(学校が外注している)の講義を聞くように指示され、聴講しました。
その後、その講師が受け持つ講義を学校側から私に来年から担当するように依頼を受けました。
そのことでその講師が仕事を奪われたと受け取って憤慨したのか、私に以前受けたその講師の講義の際に私が取った講義メモを、著作権を振りかざして破棄させるように学校側に要求してきました。
私はその講師の講義を学校の指示により受けた際に確かにメモは取りましたが、それをもとに私がその内容をまねて講義をした(する)わけでもなく、また、講義中に講義の教材など配布物を受けることもなく、著作権に触れるような行為をした覚えもありません。
学校側はその講師の派遣元である大手会社から著作権を理由に抗議されることを恐れて、私にその講義のメモを破棄するように指示してきそうですが、私は納得がいきません。
学校側はその講師の派遣元に外注費を支払って講義をしてもらっているので、その講義は学校側から金銭を支払われて買い取られたものであり、それを学校側の一員として私が聴講し取ったメモは、学校側によって既に買い取られたもので、私が講義中にメモしたものは破棄する必要がないと思うのですが、いかがなのでしょうか?
ご教示いただけると有難いです。よろしくお願い申し上げます。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご質問にお答えいたします。
確かに、講義には著作権が発生し、その講義をそのまま再現することは、著作権の侵害に当たることがあります。
しかし、ご質問のケースでは、基本的には問題ないと考えます。
以下、その理由を述べます。
ご質問において、
「私はその講師の講義を学校の指示により受けた際に確かにメモは取りましたが、それをもとに私がその内容をまねて講義をした(する)わけでもなく、また、講義中に講義の教材など配布物を受けることもなく、著作権に触れるような行為をした覚えもありません。」
と書かれています。
「著作物」を無断で利用することは、著作権の侵害になります。
その「著作物」とは、著作権法において、
「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(2条1項1号)
と定められています。
そして、講義は「言語の著作物」(10条1項1号)に当たり、その講義をした人は、著作権の内「口述権」(24条)を持つので、他人が無断で口述することをやめさせることができます。
ご質問の場合、講師の講義を無断で再現すると著作権侵害になる、ということです。
しかし、質問者様は、講義を再現されるのではなく、メモを元に、ご自分の言葉で、内容を伝えられるに過ぎないでしょう。
また、講師の作成した資料をコピーしたりすれば、これも著作権侵害になり得ますが、今回は資料もなかったと書かれています。
講義のメモが、一言一句を速記のように筆記したものならば問題になり得ますが、そうではないと推察いたします。
そのメモを取る際も、質問者様が考えながら、必要な部分を構成しながら筆記されているはずです。
そのメモを元に、新たに講義を作られれば、それは質問者様の著作物となります。
以上のことから、質問者様がメモを破棄される必要もなく、そのメモを元に、別の講義をなさることは、著作権侵害にも当たらないと考えられます。
(講義を再現されるわけではない、という前提です)
一般論としてご回答いたしました。
もし前提が異なっているところや、想定している状況が異なったりして、合わないところ、分かりにくいところがありましたら、具体的にお示しいただければ、改めてご説明いたします。
よろしくお願いいたします。
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書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
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質問者: 返答済み 2 年 前.

ご回答いただき、ありがとうございました。満足しております。

追加の質問ですが、「もし、学校側と講師派遣元との間の業務委託契約で、講義の記録の扱いについて何らかの制限が契約条項に織り込まれていたとした場合、何か不利になるケースは想定されるでしょうか?私はその契約内容を実際に確認していないので、そういった条項があるのかないのか定かではありませんが。」

追加質問についてご教示願えますでしょうか。

質問者: 返答済み 2 年 前.

お世話になります。

最初に送った私のメールアドレスを間違えてお伝えしたと思います。

恐れ入りますが、最初のご回答も新たにお知らせしたアドレスにお送りいただけませんでしょうか。

*****@******.***

これが正しいメールアドレスです。よろしくお願い申し上げます。

専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご返信、そして評価を頂きまして、ありがとうございました。
まず、メールアドレスの変更につきましては、回答者である私からは送信ができませんので、JustAnswerのサポートにお問い合わせいただけませんでしょうか。
登録してあるメールアドレスを変更すれば、新しいアドレスに通知が届くようになると思います。
さて、追加のご質問についてです。
学校側と講師との間の契約によって、講義記録の扱いが決められていた場合ですが、確かに、そのケースでは、何かしら問題が起こる可能性もなきにしもあらずです。
しかしながら、講義のメモを取ることは、事前に講師から告げられていない場合、自由だと考えるのが普通です。
また、そのメモを元に、質問者様がオリジナルの講義をなされることも、基本的には自由です。
それは、著作権法で保護されるのは「著作物」ですが、「著作物」であるためには、「創作的に表現したもの」である必要があるからです。
すなわち、「表現」されていなければなりませんし、目に見える「もの」である必要もあるのです。
言い換えますと、講師の頭の中のアイデアには、著作権は発生しません。
また、講義の“流れ”という抽象的な部分でも、それが「創作的」ではなく、通常考えられる普通の流れであった場合は、著作物とは認めがたいと言えます。
ですので、講師の話した言葉を真似るように、具体的な「表現」と言えない場合は、通常は、著作権侵害に当たらないと考えられます。
なので、もし相手方講師が、契約を盾にしてクレームを付けてきた場合、まずその契約条項をしっかりと確認したほうがよいと思います。
「契約がある」といっても、その内容が、質問者様の講義を差し止めたり、講義メモを廃棄させたりするまでには及ばないこともじゅうぶん考えられます。
質問者: 返答済み 2 年 前.

追加質問にもご回答いただき、ありがとうございました。

より深く理解できました。

満足致しました。

戴きましたご回答を頭に置きながら、新年5日からの職場で、相手方の出方を窺ってみます。

お世話になりました。

専門家:  yo-shi 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございました。
質問者様のお力になれましたこと、うれしく思います。
またお困りのことがございましたら、ご質問くださいませ。

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