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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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お世話になっております、 先日は、ありがとうございました。 引き続き、何点か質問宜しいでしょうか。

解決済みの質問:

お世話になっております、
先日は、ありがとうございました。
引き続き、何点か質問宜しいでしょうか。
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1:違法ダウンロードについて
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例えばレース動画の一部を引用に使いたいと
思った時に、YouTube等で他の方がテレビを
切り取りアップロードしたYouTubeビデオが
見つかったとします。
それを使いたいと思い、その方のビデオを
ダウンロードしてYouTubeにアップロードを
行った場合、作品自体は引用が認められるよう
なものだったとしてもそれは違法になりますで
しょうか。
2)もし違法ダウンロードだった場合、どのような
リスクが考えられますでしょうか。
3)また、もしこれが違法ダウンロードであった場合、
例えばYouTubeで流されている映像をキャプチャーソフト
を使って録画した場合は、違法ダウンロードでは無くなる
のでしょうか。
=======
2:確認
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これからご紹介していきビデオは、著作権的に
アウトなのか、セーフなのかをご判断頂き、法的
な解説をして頂いてもよろしいでしょうか。
私もビデオを作る側で活動したいと考えています。
1:引用としているビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=PLgurABJgy8
2:事実報道としているビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=oHDQz8Wwfmw
3:ニュースサイトのものをエンドロール化したビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=CkdcZqSEcvU
4:画像の引用シリーズ
https://www.youtube.com/watch?v=9BPHK0e_PCg
=======
3:YouTubeとテレビ局の関係
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これは個人的に気になった事なのですが、
YouTubeは訴訟対策金などで、違法アップロードの
行為があればテレビ局から要請を受けて削除し、和解金
みたいなものを支払っているのでしょうか。
もし裏事情などご存知でしたら答えられる範囲で
お答え頂けると嬉しいです。
(わからなければスルーして頂いて結構です。)
――
いつもありがとうございます。
何卒宜しくお願い致します。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 2 年 前.
1:違法ダウンロードについて
結論から申しますと、例え、引用の形であっても違法になると思われます。
違法にアップロードされた動画を利用することは、「公正な慣行に合致する」という引用の要件(著作権法32条)を満たさないと思われるからです。
違法ダウンロードの場合には、法的には著作権違反、著作隣接権の違反となり、例えば権利者からYouTubeなどの運営サイトに削除の申し立てがあれば、運営サイトにより、アップされた動画が削除されることになります。
著作権違反の場合、法的には損害賠償請求(民法709条)も可能ですが、違法アップロードがなされても、権利者に損害が出ていないとか、出ても小額である場合には、多大な費用と労力を要する訴訟は提起しないと考えられます。
通常、現に、権利者が映画やドラマ、音楽などの配信を行っており、収益を得ているような動画を違法にアップロードするような場合には、それにより権利者に損害が生じるので、訴えることはあると思いますが、既に競技を終えた競馬レースなどの動画を個人的に違法アップロードしたような場合には、金銭賠償を求めて訴えることは考えにくいと思います。
要するに、権利者に見過ごせないほどの額の損害が発生するか否かによると思われます。
また、YouTubeで流されている映像をキャプチャーソフトを使って録画した場合であっても
違法ダウンロードとなります。
静止画または動画ファイルとして取り込み保存する場合であっても、動画の複製であることには変わりません。
根拠条文は著作権法21条の「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。」、同法98条1項の「放送事業者は、その放送又はこれを受信して行なう有線放送を受信して、その放送に係る音又は影像を録音し、録画し、又は写真その他これに類似する方法により複製する権利を専有する。」となります。
また、「私的使用の目的の複製(同法30条1項柱書)」であれば、違法となりませんが、「違法にアップロードされているものであることを知って」ダウンロードする行為は私的使用の目的での複製とはなりません(30条1項3号)。
「第三十条
著作権の目的となつている著作物・・・は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
一 省略
二 省略
三 著作権を侵害する自動公衆送信・・・を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合」
違法であること知っており、かつ、デジタル機器を用いて録画する場合に違法となりますが、放送をビデオ撮影などのアナログ機器で撮影(複製)する場合には、私的使用を目的とするのであれば、複製権が及ばないことになります。
ただし、インターネット上でのアップは私的使用とはなりません。
2:確認 これからご紹介していきビデオは、著作権的にアウトなのか、セーフなのかをご判断頂き、法的な解説をして頂いてもよろしいでしょうか、について
1:引用としているビデオ
権利者の許諾を得ているかどうかによります。
放送動画は著作物となり、著作権が生じます(著作権法2条1項1号)。著作権の権利者は、製作者(社)ないし放送局にあると思われ、これらの許諾を得てアップしていれば違法とはなりません。
また、著作権とは別に出演者(実演家)には、著作隣接権として、録音・録画権(同法91条1項)及び送信可能化権(同法92条の2第1項)があるため、この実演家の許諾を得ていない場合には、これらの権利侵害となります。
さらに、放送事業者には、著作隣接権として、複製権(同法98条)及び送信可能化権(同法99条の2第1項)があるため、許諾を得ていない場合は、これらの権利侵害となります。
さらにさらに、放送内に音楽を使用しておれば、レコード製作者の権利もあり、ドラマであれば、脚本家、原作者も権利を有しているため、これらの権利処理も必要となり、非常に煩雑な権利処理が必要となります。
2:事実報道としているビデオ
俳優の静止画像を利用していますが、これは放送(動画)を画像(写真)として利用しているので、許諾を得ていない場合には、先に申しました著作権法98条1項の複製権に抵触します。
また、俳優などの著名人のの画像を無断で利用する場合には、著作権のほかに、パブリシティ権と抵触する可能性も出てきます。
このパブリシティ権とは、肖像権の一種であり、著名人の有する「顧客吸引力」を利用していると判断された場合には、この権利侵害となります。
3:ニュースサイトのものをエンドロール化したビデオ
これも放送の静止画をアップしていますので、許諾を得ていない場合は複製権(98条1項)と抵触し、著名人である俳優の画像を利用しているので、その「顧客吸引力」を利用しているた判断された場合には、パブリシティ権侵害となります。
また、画面上に流れる文章も、「思想又は感情を創作的に表現したもの」と認められるものについては「言語の著作物」となりますので(同法2条1項1号、10条1項1号)、それを無断でアップしますと、著作権侵害となります。
4:画像の引用シリーズ
これも前述したのと同じです。放送の静止画をアップしているので、許諾を得ていない場合は複製権(98条1項)と抵触し、著名人である俳優の画像を利用しているので、その「顧客吸引力」を利用しているた判断された場合には、パブリシティ権侵害となります。
また、BGMが流れていますので、その楽曲がYouTubeがJASRAC等の著作権等管理事業者と契約している楽曲であれば、問題ないのですが、契約していない楽曲であれば、複製権(21条)、公衆送信権(23条)と抵触し、また、レコード製作者の有する複製権(96条)及び送信可能化権(96条の2)と抵触します。
5:YouTubeは訴訟対策金などで、違法アップロードの行為があればテレビ局から要請を受けて削除し、和解金みたいなものを支払っているのでしょうか。
削除はしますが、和解金を支払っているという話は聞いたことがありません。
基本的に違法アップロードをしているのは、YouTubeではなく、現にアップロードした者ですので、違法行為はその者です。
YouTubuは、場所を提供しているに過ぎません。一方、実際には違法アップロードをしていないサイトの運営者であっても、違法であることを知りながら、あるいは権利者から違法であることの通知や申し立てがなされているにもかかわらず、これを放置すると、そのサイト運営者は違法行為の幇助・教唆(ようするに手助け)をしたことになるので、そのような場合には、サイトの運営者であっても、違法行為者となります。
そのため、YouTubeでは、権利者からの申請があれば、または自ら違法であると判断した場合には、その動画・画像・音楽等を削除するというシステムを採用しています。
したがいまして、すくなくともYouTubeやニコ動などの大手では、和解金を支払うといったことはないのではないかと推測されます。
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