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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 238
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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郷土出身の俳優が出演している映画のVTRを収集していた方が資料として多数のVTRを地区の資料館に寄贈されました。せっ

質問者の質問

郷土出身の俳優が出演している映画のVTRを収集していた方が資料として多数のVTRを地区の資料館に寄贈されました。せっかくの資料なので地域の集会所などで鑑賞してはとの声が出ています。
参加費などは無料ですが、不特定多数になることが問題であれば、会員登録をしてもらって例会のような形で行ってはとの声や、口コミなどである程度自由に参加ができる方が良いとの意見もあります。
住民の中には著作権に触れることはなく実施できるという意見を持っている方もありますが、問題になりそうな点を調べた上で考えるべきだとする慎重論もあります。
映画は邦画各社にわたっており、ほとんどが昭和30年代までのものです。
お知恵拝借できればありがたいのですが。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
ご質問にお答えいたします。

まず、映画の著作権の保護期間が経過している物については、上映会を開催されても、問題ありません。
1953年(昭和28年)以前に公開された映画の内、団体名義の物については、著作権が消滅しているといわれますが、これはケースバイケースなので、お手持ちの映画全てがそうだとは言えません。

そこで、著作権が存続していることを前提に、ご説明いたします。

結論から申しますと、違法にならずに鑑賞することは可能だと考えられます。
著作権法第38条は、

「公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。」

と定めています。

これを読みますと、

・金銭を一切徴収しないこと
・この鑑賞を、そのDVDや出演俳優等の宣伝につなげないこと
・録音録画をしないこと

という注意点を守れば、有志と一緒に「上映」することができます。

ですので、問題になるのは、
「不特定多数かどうか」ではなく、
「非営利無償かどうか」です。

非営利無償で、皆さんで鑑賞されるのでしたら、そのような集まりを企画・実行していただいても大丈夫です。
簡単ですが、お答えとさせていただきます。
皆さんで楽しめる時間となれば、いいですね。

分かりにくいところがございましたら、具体的にお示しいただければ、改めてご回答いたします。
よろしくお願いいたします。


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書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
質問者: 返答済み 3 年 前.

早速の回答ありがとうございました。


本日、午前中に同好の者に連絡しましたところ、次のような話がかえってきました。


”数年前に、戦前の珍しい映画のVTR(著作権の保護期間は過ぎているはずのもの)を所有している人を中心に、希望者を募って公民館の施設を借りて鑑賞会をやろうと言うことになった。


ただ、公民館の職員がやはり著作権など問題がないか調べた上で実施してほしいと希望され、制作した映画会社に問い合わせたところ、「市販のVTRなどは、作品の著作権の保護期間を過ぎていても、あくまで個人が家庭で鑑賞することを建前として販売しており、パッケージにもそう明記している。それを、了解されて購入されているはずなので、無料で、人数が限定されていても、個人以外の鑑賞会には、貸し出し用のVTRやDVDを有料で借りてもらわなければ問題ですとの返事であり、指示された通りの条件で借用して上映したと聞いた。”


こうした、話は私もかつて聞いたように思います。


さて、現実的にはどのように考え、実施したら良いでしょうか。重ねてお尋ねします。


 

専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございました。

映画会社に正面から質問すると、そのように答えることがあります。
しかし、著作権の保護が切れていれば、その上映を止める権利は、本来、映画会社にもありません。
コピーして販売するのさえ、自由なのです。
だから、今は、昔の名作映画が、500円程度でスーパーやコンビニでも売られています。
これらは著作権の保護期間が経過したので、誰でも自由にコピー、販売できるようになったためにできた商品です。

コピー、販売できるのに、無償での上映はできませんというのは、筋が通りません。
法的な根拠もありません。

ですので、映画会社のコメントはあくまで「お願い」であって、法的な拘束力はないと考えて結構です。

従いまして、入場料等の金銭を一切徴収しないという形態でなら、お手持ちの映画を上映することは可能だと言えます。

映画会社としても商売ですから、少しでもお金をもらいたいのでしょう。

例えば、質問者様が公民館で上映をされる際、たとえ地域の方々が複数集まったとしても、それは問題ありません。
もし映画会社が何か言ってきましたら、「私が個人で鑑賞している映画を、知人が一緒に見ていただけだ」と突っぱねればよいのです。

著作権法38条では、認められていますので、ご安心ください。
yo-shiをはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
評価をいただきまして、ありがとうございました。
気持ちよく映画を楽しめればいいですね。
またお困りのことがありましたら、ご質問くださいませ。

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