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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 235
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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言語療法カードについて

質問者の質問

先日から質問している言語療法カードについて、
原稿は返して頂けましたが、2次使用料の支払い
について、イラストの動作の描き方を、発達障害の子に
分かり易いように、アレンジするよう代表が注文を出している、
そのポーズの指示なども知的財産権にあたるのでは
ないか、と逆に支払いを請求されて困っています。
この場合はなんと返答したらいいでしょうか。
つまり、親の会は、親の会で印刷する際に私に
使用料金を払ってもよいが、私の側でイラストを商品化
する場合、逆に知的財産権ぶんの料金を支払えと言って
きました。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
引き続きご質問にお答えいたします。

基本的に、ポーズの指示には、権利は発生いたしません。
著作権が発生するのは「著作物」です。
「著作物」とは、
「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)
である必要があります。

「表現したもの」が著作物ですので、具体的なイラストや写真、文章等には著作権は発生しますが、表現するためのポーズ、構図等のアイデアそれ自体は、「表現」されていませんので、「著作物」ではなく、著作権は発生いたしません。

アイデアを保護するのは、特許です。
しかしながら、ポーズの指示が特許に当たるわけではありません。


ただ、そのポーズの指示がなければ、当該イラストができない、という場合に、指示者と執筆者の共同の著作物(共同著作物)であると認定される場合もあります。

「二人以上の者が共同して創作した著作物であつて、その各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものをいう」(法2条1項12号)

しかし、ご質問のケースでは、イラストを描いているのはあくまで質問者様であり、ポーズの指示に創作性があるとは言えず、共同著作物であると主張するのは相当に無理があります。


従いまして、ポーズを指示した相手方には、何らの知的財産権も発生する余地はなく、支払う必要はないと考えます。

以上が、正論としてのお答えです。


では、現実的に質問者様がどうなさるか、ですが、例えば、次のような対処が考えられます。

■1
仕事を取り消されてもかまわなければ、相手側「親の会」には、当初のオマケ分のみの利用を許諾し、その他の販売等の利用は、料金を支払わない限り、一切禁じる。
当然、質問者様が相手方に支払う金銭は発生しません。

■2
相手方団体との仕事を継続したい場合は、交渉により、お互いが妥協できる金額で利用料を決定し、その支払いを受け取る限りにおいて、相手方団体による販売を許諾する。
こちらも当然、質問者様から支払う金銭は発生いたしません。


このような対処が考えられます。

結論を一言で言いますと、ポーズの指示には知的財産権は発生しないのがふつうです。
著作権について勉強した人なら、誰でも分かる、至極当然なことです。


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書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
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専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
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