JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
yo-shiに今すぐ質問する
yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 238
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
69504523
ここに 特許・商標・著作権 に関する質問を入力してください。
yo-shiがオンラインで質問受付中

寄付金キャンペーンのおまけイラスト商品化について

質問者の質問

こんにちは、私はプロのイラストレーターです。子供に障害があるため、ある団体に所属しています。昨年、その団体の代表が、私がイラストレーターであると聞いて、寄付金のオマケに配るイラストを描いて欲しいと依頼してきました。そこで私は、B5サイズのモノクロのイラストを、一枚700円で70枚かきました。オマケと聞いて、ボランティアの意味を込めてふだんより安くしました。結果、好評だったため、この夏に第二弾を依頼されました。それはいいのですが、第一弾のイラストも、商品にして売り出したいと言ってきました。本来、寄付金のオマケと聞いていたので破格の値段にしましたが販売するのであれば、二次使用料金が発生すると思います。もともといただかなかった値段、といっても一枚につき300円程度を追加で二次使用料金として請求したいと思いますが、文書で契約していないこと、私が口べたなこと、相手の代表が弁護士の資格があり、口がたつこと、などからなかなか言い出せません。根拠となる法律があれば教えてください。また、イラストを描く際に、文書として契約を交わす定型の雛形のようなものが存在するなら、教えてください。手渡した完成イラスト自体は、その団体が所有したままです。生原稿についても返却を希望していますが二次使用料を頂いた場合は、イラストの著作権と生原稿は、相手に渡ってしまうのでしょうか?
45歳女性
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
ご質問にお答えいたします。
結論から申しますと、質問者様は、著作物使用料を請求する法的根拠があります。

まず、質問者様のイラストは「著作物」であると言えますので、著作権が発生します。
(詳細な説明は省きますが、著作権法2条1項1号に該当すると考えられます)

著作権とは、他者に「勝手に使うな」といえる権利です。
著作物を他人が使うためには、著作権者の許諾を得なければなりません。
ですから、相手方も、いきなり無断で販売するのではなく、「商品にして売り出したい」と断りを入れてきたはずです。

それを了解するかどうかは、著作権者たる質問者様の自由です。

「使っていいですか?」
「いいですよ。ただし条件は○○です」
というやり取りが必要なわけです。

この「やり取り」を、「契約」といいます。

実は、著作物の利用許諾契約は、書面で行う必要はありません。
口頭でも、効力は変わりません。
「契約書」は、トラブルになった時に、言った言わないを防ぐための証拠として残すものです。

以上のことから、
質問者様は最初は「寄付金のオマケ」(おそらく無償配付)という条件で「使用料700円」での許諾を出されました。
この時点で、相手方は「寄付金のオマケ」として、無償で配付する権利だけを得たことになります。
商品として売り出す権利はありません。
それを行うには、改めて質問者様から許諾を得る必要があるのです。
それは別途の契約になります。
別の契約ですから、条件は改めて決めればよいのです。

例えば無償配付分は700円とし、有償での販売分は(仮に)1000円にするとか、販売数の20%にするとか、それは交渉次第です。
質問者様が納得できなければ、断ってもいいのです。
そうすれば相手方は質問者様のイラストを勝手に使うことはできませんし、勝手に使えば著作権侵害となります(裁判で差し止めや損害賠償を請求できます)。


ここまでが基本的な流れになりますが、著作権法における条文の根拠を示しておきます。


■2条1項1号(「著作物」の定義)

著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。


■21条
(複製権。イラストをコピー=印刷して増やすことができるのは、著作権者のみである、という根拠)

著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。


■26条の2
(そのイラスト現物もしくはコピーを、第三者にプレゼントや販売をする場合は、著作権者の許諾が必要、という根拠)

著作者は、その著作物をその原作品又は複製物の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。



最後に、イラストの生原稿ですが、相手にあげると言ったり、相手方の用意した材料に描いたりしていないかぎりは、質問者様の所有物ですので、返してもらえます。
相手方に弁護士がいるなら、当然分かるはずです。請求してください。


以上、回答と致します。
ご不明な点がございましたら、具体的にお示しいただければ、改めてご説明いたします。
よろしくお願いいたします。


※それからお名前は、質問の中には書かなくて結構ですので、可能なら削除しておいてください。
ご自身で難しい場合は、JustAnswerに連絡すれば、削除してくれます。


==========================
書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
yo-shiをはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
質問者様のお力になれましたこと、うれしく思います。
またお困りのことがございましたら、ご質問くださいませ。

特許・商標・著作権 についての関連する質問