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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 235
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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​著作物の対価と書籍への掲載について 現在、某大手出版社向けのCGを作成しています。仕事は実際に制作を請け負ってい

質問者の質問

​著作物の対価と書籍への掲載について
現在、某大手出版社向けのCGを作成しています。仕事は実際に制作を請け負っている編プロから受けています。
CGは新規作成するものは一部で、大半がほかの書籍向けに作成したものです。
業界では慣例になってしまっているとおもうのですが、契約書は交わさずに作業が進んでいます。
それはかまわないのですが、価格に関する提示も一切ありません。
新規の場合は、制作時間が膨大になるため、ある程度の提示を受け、制作にとりかかるのですが、二次利用の場合は、制作時間が必要ないため、事後に言い値で了承してしまっているのが現状です。
ところが、編プロは、それがいいことに「無制限に使えて、ただ同然の金脈を掘り当てた」のごとく出版社に対して、私の了承を得ず、提案材料にして受注の事実を作り上げてしまいます。
そこまで進んでいった場合でも二次利用を断ることはできるとおもうのですが、出版社の立場を考えると、出版計画や取次ぎとの契約を反故にしてしまうことになるとおもうので、編プロに対して不満があっても、出版社の事情を考慮して、了承してしまっています。

今回は児童書6冊に50枚以上のCGを使うため規模が大きくなっているにもかかわらず、提示が一切ありません。
相談ですが、「不誠実な編プロを切り捨ててもよい」ことを前提として質問させていただきます。
全体の進捗状況は、最終校正が完了し、印刷工程に移りつつある、金額提示がいまだなされていない状況です。

提示されたとしても、ほかの出版社や編プロの相場より相当低いと考えられます。
そこで今回は対抗処置を事前に準備しておこうと考えています。下請法での対応を考えていましたが、編プロの資本金が900万のため、基準を満たしていないようです。



そこで手段を考えてみました

1.下請法には編プロ自体は該当しないが、出版社まで網をひろげて、訴えられないか。

無理かもしれませんが、編プロが著作者ともめていることは、編プロに対する圧力になるとおもいます。



2.価格提示が一切なされていないので以下の項目を取引(圧力)材料としたいと考えています。

契約自体が完全に成立していないので、著作物の使用を認めたことになっていない。

価格の折り合いがつかないかぎり著作物の二次利用を認めたくない。

以上を前提として価格交渉をし、折り合いが付かなかった場合は、出版社に対して著作権でもめていることを訴える。



幸いなことに、優良な出版社や編プロを顧客に持っているので、今回の編プロや出版社に対して、泣き寝入りをする必要も無く、むしろ切り捨てたいと考えています。

昨今は顧客の顔色をうかがい、不条理な仕打ちにも耐えることしかできないのが、常態化しているようですが、フリーランスは下請け、著者権法などでどのような対応ができるか追求したいと考えています。

あえて紛争や訴訟に持ち込むのも労力がいるので、大げさな対応はしたくないですが、強力な一手を備えた上で、交渉に望めたらと考えています。



漠然とした相談になってしまい申し訳ありません。

価格すら提示されずに仕事を進めざる得ない、フリーランスで同じような悩みをもっている方は多数いるとおもいます。

解決策はあったにせよ、以後の関係を考えると、根本的な解決策にはならないかもしれませんが、アドバイスをいただけますと幸いです。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
ご質問にお答えいたします。

まず最初にお断りしておきたいのは、私は下請法には詳しくありませんので、あくまで著作権法からの観点に絞って、お答えいたします。
ご了承くださいませ。

著作権法では、基本的には創作者(著作者)が著作権を持ちます。
例外的に、会社の従業員等が作成した著作物は、会社に著作権が帰属することもありますが、ご質問のケースでは当てはまらないと考えられます。
また、著作権は譲渡することも可能ですので、質問者様と編プロの間で「著作物譲渡契約」が交わされていれば編プロに著作権が移転していますが、これも該当しないようです。

そうしますと、当該CGの著作権は、質問者様にあることになります。

著作物(今回はCG)を複製したり、公衆に頒布したり、インターネットを利用して送信したりする行為は、第三者は著作権者の許諾なく、行うことはできません。
もし行った場合は、著作権侵害として、著作権者は侵害者を訴えることができます。
(差止め請求と損害賠償請求が可能です)

そして、この著作権は、保護期間が著作者の死後50年と、大変長くなっていますので、少なくとも現在においては、質問者様の著作権は生きています。

ですので、出版社・編プロに対し、著作権侵害を理由として、当該CGの利用をやめてもらいたい、と伝えることは、法的にも可能です。
当該CGを使っているのは、編プロだけではなく、出版社も同じだからです。
質問者様が納得できるだけの条件が得られない限り、やめてもらうように主張できます。
(実際に訴訟に持ち込む場合は、弁護士の力が要りますので、法テラス等をご利用ください)
※弁護士を利用しての訴訟に持ち込む前に、行政書士から内容証明郵便を発してもらう、という手もあります。


こういうケースで問題なのは、フリーランスはたいてい立場が弱く、依頼された仕事を切れない、無理を言う会社(顧客)であっても、関係を絶つことができない、ということが多いと思います。
しかし質問者様の場合は、その点は大丈夫のようですので、堂々と主張なさってもよいと思われます。
そのような毅然とした態度をとることで、質問者様の評価が上がることも十分にありえるでしょう。


業界で契約書が交わされていないのは、私もそういう業界にいますので、よく分かります。
トラブルが発生しない時は大丈夫でも、起こってしまった時は、契約書がよりどころとなります。
そもそも「契約」は、契約書を交わす、交わさないにかかわらず、当事者の意思表示の合致だけで成立しているのです。これを「諾成契約」といって、民法で定められたルールです。

ですので、質問者様と編プロの間でも、契約自体は成立しています。
問題は、その内容です。

当該CGは質問者様の著作物ですので、その利用を、質問者様がどこまで相手に許諾しているのか、です。
それは、質問者様が全面的に決めることができます。
相手側の編プロや出版者は、質問者様にお願いして「使わせてもらう」立場なのですから。

その具体的な内容は、ご質問からだけでは分かりません。
こういう問題は、「言った、言わない」の水掛け論になりがちです。
その言い合いを防ぐために、証拠として作成されるのが契約書なのです。


ご質問を読む限り、おそらく、今回の「児童書6冊に50枚以上のCGを使う」のも、二次利用としてのことと理解いたしました。
新規の際はもちろんのこと、二次利用であっても、著作権は及びます。

新規の作品の利用許諾は出したとしても、二次利用は許可していない、というのは、著作権者として当然の主張であり、正当な権利です。


著作権法からは、一般論として、以上の主張ができます。

従いまして、質問者様は著作権を主張して、当該CGの利用中止、もしくは相当の報酬の明示・支払いを要求できます。
それでも相手方が変わらなければ、訴訟等の法的対処をご検討ください。
ご質問を読む限りでは、相手方が著作権侵害をしているのは明白ですので、質問者様に有利な訴訟になると考えられます。

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書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
yo-shiをはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
質問者様のお力になれましたこと、うれしく思います。
またお困りのことがございましたら、ご質問くださいませ。

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