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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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市販の参考書を塾の「講義」に利用するのは、著作権法に違反するらしいですが、 それでは、自習室においてある問題集に関

質問者の質問

市販の参考書を塾の「講義」に利用するのは、著作権法に違反するらしいですが、
それでは、自習室においてある問題集に関する質問に講師が答えるのは、著作権を侵害しません か。講義で利用しないということを守れば著作権を侵害しないのだろうと思うのですが。
マンガ喫茶の現状を考えれば、塾に置いてある参考書、問題集、辞書を生徒が自習室で自由に使えるのは、問題ないのかと思います。また、塾に参考書を置いておき、生徒がその本を借りるのは貸与権の例外として考えてよいでしょうか。生徒さんにお金を掛けさせずに、学力の向上をしてもらいたいので、以上のような場合に関して、グレーゾーンなのかどうか知りたいです。
よろしくお願いします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 3 年 前.

知的財産権を専門とする者です。

 

ご質問にあるように自習室においてある問題集に関する質問に講師が答える行為は、著作権を侵害しません。また、塾においてある著作物である参考書、問題集、辞書を生徒が「自習室で」使用する行為も著作権の侵害とはならないと思われます。

ただし、生徒が塾の外に持ち出して使用する行為は貸与権(著作権法26条の3)に抵触すると思われます。

 

 

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専門家:  patent777 返答済み 3 年 前.

ご承諾いただきましてありがとうございます。

 

少し、説明を追加させていただきます。

 

質問者様がおっしゃるようにマンガ喫茶の場合には、貸与権は及びません。一方、レンタル・コミック店の貸出の場合には、貸与権が及びます(そのためレンタル・コミック店では、著作権者の承諾を受けています)。

 

この違いをご説明しますと、少し専門的となり、ご理解しずらいかもしれませんが、

 

「貸与」とは、法律上、占有移転を伴う態様のことをいいます。占有の移転を伴わない状態を「貸与」と認定することには無理があると思われます。

マンガ喫茶の利用者は、そのマンガに対して独自の占有はなく、店側の占有の占有補助者にすぎないと考えられています。そうである以上、マンガ喫茶の業態をマンガの貸与としてしまうと、例えば、理容室や定食屋などでマンガを閲覧させることに対しても、論理的には著作権者の許諾が必要との事態が生じてしまうことにもなりかねません。

 

一方、レンタル・コミック店の場合には、利用者は店外に持ち出して、利用者自身がレンタル品を一時的に占有する状態が生じますので、貸与権が及ぶことになるということです。

 

この考え方に基づいて本件について判断しますと、塾内で利用する限りは、マンガ喫茶と同様、問題集等の占有の移転は伴いませんので、「貸与」には該当しないという結論が導かれると思われます。

 

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