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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 235
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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初めて質問させていただきます。 元劇団員であるデザイナーから、デザインしたロゴ・ホームページのひな形の差し替え要請

質問者の質問

初めて質問させていただきます。
元劇団員であるデザイナーから、デザインしたロゴ・ホームページのひな形の差し替え要請があり、困惑しています。理由としては、昨年当方が作成したチラシにそのロゴが使用されていないことから、通常そのようなことはありえないし、これではロゴとして使用されていないとみなされる、自分のデザインしたものが軽く扱われていることをこれ以上看過することは出来ない、とのことでした。

それに対し、確かにチラシには使用していませんが、ポスター、DM、それらの公演のDVDパッケージ、またツイッターやfaceb ookといった団体アカウントのアイコンで継続使用していること、ホームページに関しても、継続的に更新使用しており、デザインを軽んじている意志はないことをお伝えしました。

「退団の際、それらは自由に使用してくれて構わない」と言われておりましたが、
ロゴの形状を勝手に変更しているわけでもありません。

お伺いしたいのは、ロゴは必ず掲載しなければいけないのか、
上記のように自由に使っていい、と言われた中には、使用・不使用の権利は含まれないのか、
また、そのデザイナーさんの言い分が法的・常識的に正しく、その要求に従う義務があるのか、をお伺いしたいのです。
ちなみに、10/23(水)夜にメールにて要求があり、「今月中にロゴ、ホームページデザインすべてを差し替えるよう要求されております。」
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
ご質問にお答えいたします。

結論から申しますと、契約で明示されていない限り、チラシにロゴを使用する法的義務はない、と考えるのが常識的な判断だと考えられます。

ロゴの使用は、通常、著作権、商標権が関わってきます。
このうち、商標権は、商標登録したマークだけが問題になりますので、ご質問のケースでは該当しないと考え、省略いたします。

そこで著作権の面から検討いたします。
著作権は、複製権、上映権、翻案権等の複数の権利から成り立っています。
そのため「支分権の束」と呼ばれます。

著作権には2つの側面があります。
1つには“積極的効力”=権利者だけが行使できる
2つには“消極的効力”=他人の無断利用をやめさせることができる

例えば「複製権」ならば、
著作権者だけが複製できる(積極的効力)、
他人が勝手に複製することはできない。無断複製をしている人がいたらやめさせることができる(消極的効力)、
ということになります。

ご質問に当てはめますと、仮にロゴマークの著作権を相手(Aとします)が有しているとして、
そのロゴをAが使用することができる、
Aは、他人の無断利用をやめさせることができる、
となります。

つまり、
「他人に使うように命じることができる」権利は、著作権には、ありません。
(ご質問を読む限り、著作権がAにあるかどうかも疑問の余地はありますが)

質問者様に、当該ロゴマークの使用について法的義務が発生するのは、
「チラシにはこのロゴを使うこと」
という契約を、相手と結んでいた場合に限られます。
その契約がなければ、質問者様は、必ず使わなければならない義務はないのです。

逆に、Aに著作権があるとして、チラシやポスター、他のメディアに「Aに無断で“使ってはならない”」というのは、著作権法からして当然の考え方です。
ただし、「退団の際、それらは自由に使用してくれて構わない」と言われているとのことですので、今回のケースでは問題になりません。

「使っていい」と言われた、ということは、「使うことを許す」意味であると考えるのが普通であって、「使わなければならない」と解釈するのは、無理があります。
「使わなければならない」のなら、別途契約で定めておかなければならないのです。

従いまして、説明責任も、法的にはありません。
感情的に納得できるかどうか、というレベルと言えます。
使わなかった理由は、「チラシには必要ないと思ったから」という程度でも、客観的には通用する話です。

ただ、相手は「そういうつもりではなかった」ということなのでしょうし、誤解が生じたのは事実でしょうから、何とか落ち着いてもらって、お互いのやるべきこと、やってはならないことを、改めて話し合い、文書にされることをお勧めいたします。


以上、まずは一般論でお答えいたしました。
ご不明な点は具体的にお示しいただければ、改めてご回答いたします。
よろしくお願いいたします。

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書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
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質問者: 返答済み 3 年 前.

さっそくの回答、ありがとうございます。


 


おっしゃるように、感情の問題もあると思います。


回答いただいた内容を踏まえ、先方に再度その旨を伝えさせていただきます。


 


 

専門家:  yo-shi 返答済み 3 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
質問者様のお力になれましたこと、うれしく思います。
またお困りのことがございましたら、ご質問くださいませ。

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