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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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本、雑誌等のインターネット販売を考えております。 販売のために商品画像が必要になりますが、ネットショップ上に商品画

解決済みの質問:

本、雑誌等のインターネット販売を考えております。
販売のために商品画像が必要になりますが、ネットショップ上に商品画像を掲載する場合の著作権に対しての質問です。
著作権法に抵触しないで、商品画像を掲載する方法、もしくは掲載出来る範囲を教えて頂きたいです。
以下の 場合は著作権法に抵触しますでしょうか。

1.本、雑誌の表紙を写真またはスキャナで撮ってインターネットに掲載する。
2.本、雑誌の紹介のために中身の1〜2ページを写真またはスキャナで撮って掲載する。
3.中古本の状態(破れている箇所等)を見せるために、本を開いた状態で写真に撮って掲載する。
4.中古本の状態(奇麗な状態である事)を見せるために、本を開いた状態で写真に撮って掲載する。
5.本、雑誌の目次を写真、もしくはスキャナで撮って掲載する。
6.本、雑誌の目次を書き写して掲載する。
7.本以外の商品(ゲーム等)のパッケージを写真もしくはスキャナで撮って掲載する事

Amazon等では奇麗な画像を使用していますが、もしご存知でしたらあのような画像は各出版社に問い合わせれば貰えるものなのかも知りたいです。

一度に多数の事をお訪ねし申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

知的財産権を専門とする弁理士です。

 

 著作権で保護されるには著作物でなければなりません。

 

 著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したもの」でなければなりません(著作権法2条1項1号)。

 

 すなわち「創作性な表現」でなけれならず、創作性のないものは保護されません。

 単なる事実やデータを記載したものは著作物とはいえません。

 

 そのため、ご質問のうち、1の本や雑誌の表紙、2と3と4の本の中身、7のゲームのパッケージにつきましては、中古か新品かを問わず、創作性が認められる可能性がありますので、それぞれが著作物に該当する可能性があります。

 

 一方、目次に関しましては、各章、項目とそれが掲載されているページ数が順番に列挙されているだけであり、誰が作成しても同じようなものとなりますので、創作性は認められず、著作物とはいえないと思われます。

 

 したがいまして、目次以外のものの画像を掲載するには、出版社の承諾が必要になると思われます。

 

 なお、私的使用の目的で複製する場合は許諾を必要としないのですが(著作権法30条)、本件の場合は営利目的ですので、複製権は制限されません。

 

 

 

 

質問者: 返答済み 4 年 前.

ありがとうございます。


逆に、出版社の承諾さえ取れれば、雑誌等の表紙を掲載しても良いという事でいいですか?



また、ご回答頂いた中で2つ疑問がありますので、宜しければお教え下さい。


 


1。本によっては目次のページに掲載者の一言や写真、イラストが載っている場合がありますが、その場合は目次といえども著作物と言えると言う事で宜しいでしょうか。


 


2。ヤフオク、ebayなどで本、ゲームを販売している方が多くいますが、あれらは許可を取っていなければ全て、著作権法に反しているということなのでしょうか。

専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

1.出版社への承諾

本や雑誌を利用するには、通常、本や雑誌の著者が著作権等を有していますので、その著者から許諾を得る必要があります。ただし、まずは出版社に連絡してみることをお勧めします。


 出版社は、通常、著者との間で「出版契約」を結んでおり、出版社はその利用契約に基づき、本や雑誌を印刷(複製)し、印刷した本や雑誌の所有権(著作権とは別個の権利)を有し、これらを販売する権利を有しています。


 さらに、漫画であればそのキャラクター商品化権等の許諾を受けたり、著作権の違法行為の監視や警告、二次使用に関する交渉窓口になることも多いため、そのような出版社はプロダクションのような立場で、事実上、著作権管理者としての立場を有しています。


 したがいまして、著者と直接交渉してもいいのですが、利用目的、利用態様、利用期間などについて、明確にした上で、出版社と利用の交渉する方が便利であると思われます。


2.目次のページに掲載者の一言や写真、イラストが載っている場合


このような場合、掲載者の一言、写真、イラストに「創作性」があれば、著作物となりますので各々に著作権が生じます。


しかし、創作性がなく著作物に該当しないものには著作権は生じませんので、許諾なく使用しても問題ありません。要するにケースバイケースということになります。


一般論で申しますと、


掲載者の一言の場合、文章の短いものは、個性が発揮されにくく、創作性が認められないものが多いので、著作権が生じない場合が多いです。短い文章でも俳句であれば、創作性は認められますが、単なる商品紹介文のようなものは、誰が創作しても同じようなものになりますので、創作性が認められるケースは少ないと思われます。特異な表現をしていない限り、著作物性は認められないと思われます。


写真の著作物性に関しては、固定式監視カメラで撮影した写真、自動証明写真、プリクラ、絵画の忠実な写真などのようなものについては、創作性が認められないとしてその著作物性が否定されます。


 被写体の組合せ・配置、構図・カメラアングル、光線・陰影、背景等に独自性が表れていなければ著作物として認められません。


 特に商品の紹介用写真については、撮影者の個性の現れを観念しにくいため、創作性が争われることが多いのです。


 そのため、撮影に何ら創意工夫がされていないような画像であれば創作性がなく著作物とはならないため、使用しても著作権侵害とはなりません。


一方、イラストにつきましては、誰かの模倣であるとか、あるものを忠実に表現したに過ぎないものを除いて、その上手い、下手は別として、通常は創作性が認められ、著作権が生じる可能性が高いと思われます。


したがいまして、「創作性」があって著作物といえる場合に限り、その利用には承諾が必要になるということです。


ただし、掲載者の一言、写真、イラストに著作物性がある場合であっても、それ以外の目次の部分(各章、項目とそれが掲載されているページ数が順番に列挙されている部分)には、創作性は認められませんので、そのような創作性のない部分の利用に関しましては、承諾は不要です。


3. ヤフオク、ebayなどで本、ゲームを販売している場合


ヤフオクに出品するため、出品する本やゲームの表紙を掲載している場合、その表紙に創作性が認められれば、著作物となりますので、ネットに掲載するに際しては、著作権者の承諾を必要とします。

一般的には、創作性が認められる場合が多いと思われます。


ただし、その掲載について、著作権法32条の「引用」が成立する場合には承諾は不要となります。

 商品の説明文章が非常に凝っていて、その補足と呼べるような商品画像であれば引用が成立するかもしれません。しかし、商品のレビューとは違い、商品画像の利用はオークションにとって必ずしも正当な目的とも言いがたく、商品の説明文が単に内容を箇条書きで書いた程度であれば従関係は満たさないと思われるので一般的には商品画像が商品説明に対する引用というのは成立しないと思われます。


そのため、ヤフオクなどに創作性のある画像を掲載する場合には、承諾が必要ということになります。


ただし、商品が美術の著作物等であれば、一定条件のもと、画像の掲載は承諾なくできますが(著作権法47条の2)、本や雑誌の場合は承諾が必要になります。


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