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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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ブログの記事を無断で引用されました。 違法だと思うのですが、教えてください。 記事に詳しくアップしました

質問者の質問

ブログの記事を無断で引用されました。

違法だと思うのですが、教えてください。

記事に詳しくアップしましたので、見ていただければわかると思います。

http://ameblo.jp/rocks-69/
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

知的財産権を専門とする弁理士です。

松任谷由美の「ひこうき雲」のブログの件ですね。


以下に著作権法の観点からご説明いたします。


 結論から申しますと、相手方は質問者様の著作権のうち、複製権(著作権法(以下「著」とします)21条)および公衆送信権(著23条)を侵害しております。


 まず、著作権が生じるためには「著作物」でなければなりません。


 著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したもの・・・」をいいます(著2条1項1号)。


 質問者様のブログの文章は模倣したものではなく、創作的表現に該当すると思われますので、「著作物」であると判断します。


 そのため、質問者様にはその文章につき言語の著作物に関する著作権及び著作者人格権が発生しています。


 著作権法は無方式主義を採用していますので、出願、申請、登録、手数料の支払いなどの一切の行為をすることなく、著作物が完成した時点で自動的に質問者様に著作権等が発生しています(著17条2項)。


 そして、言語の著作物の著作権には、複製権(著21条)、公衆送信権(著23条 いわゆるインターネットへの掲載権のようなもの)、口述権(著24条)、譲渡権(著26条の2)、貸与権(著26条の3)、翻訳・翻案権(著27条、著28条)が含まれます。


 著作者人格権には、公表権(著18条)、氏名表示権(著19条)、同一性保持権(著20条)が含まれます。


 ここで、「複製」とは、「既存の著作物に依拠し、その内容及び形式を覚知させるに足りるもの」とされています。


 この基準に照らせば、相手方のブログ内容は、特にピンク文字部分の文章は質問者様の内容を覚知させるものです。

 そして、これほどそっくりであれば相手方は質問者様のブログに「依拠」したこともほぼといいますか、100%間違いありませんので、「複製」に該当し、複製権を侵害しています。


 一方、著作権法には、私的使用の目的による複製には著作権が制限される規定が存在します(著30条)が、WEBへの掲載は私的使用の目的とはなりませんので、複製権は制限されません。


 また、無断でWEBに複製物を掲載していますので、「公衆によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信」をしているため「公衆送信」に該当し(著2条1項7号の2)、「公衆送信のうち、公衆からの求めに応じ自動的に行う」ため「自動公衆送信」にも当たるため(著2条1項9号の4)、公衆送信権の侵害ともなります(著23)。


 したがいまして、まずは、相手方に対し、侵害の警告をし、それに応じなければ、提訴するということになろうかと思われます。

 



 



専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

説明を追加させていただきます。

 相手方のブログの無断掲載は、著作権法でいうところの「引用」には該当しないと思われます。


 「引用」に該当すれば、著作権が制限されるのですが、この「引用」とは、「公正な慣行に合致」し、「引用の目的上正当な範囲内」で行わなければなりません(著32条1項)。


 そのため、以下の要件を全て満たすことが必要となります。

①引用する側の相手方の著作物と、引用される側の質問者様の著作物との区別が明瞭であること。例えば、引用文をかぎかっこでくくって表示するような場合です。


 ②引用する相手方の著作物が主体で、引用される質問者様の著作物が従たる存在であることです。そして引用された著作物が引用先である相手方の著作物の中に吸収されており、引用文が本文より高い存在価値を持たず、質問者様の著作物が大部分で相手方の文章、がそれより少ないということがないことです。


 ③出所の明示をすること。


 相手方のブログ内容は、相手方の創作した部分の文章が主体で質問者様の文章が従たる関係とは言い難く、引用文の方が高い存在価値があるように思われます。また、出所の明示もしておりませんので、著作権法上の「引用」には該当せず、著作権は制限されないと思われます。

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