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satohk555
satohk555, 弁理士
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 20
経験:  2010年弁理士試験合格
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初めまして、商標所有の変更について教えていただけませんか。 主人はアパレル商品の卸商社に社員として30年近く勤務し

質問者の質問

初めまして、商標所有の変更について教えていただけませんか。
主人はアパレル商品の卸商社に社員として30年近く勤務しています。
20年ほど前に、主人の発案で独自のブランドを立ち上げて、中国や韓国 で委託生産を開始し、今ではこのブランドの婦人服が社内の主力商品となり、年間9億円ほど売り上げています。
あと数年で主人は定年を迎えます。
退職と同時に、現在会社名義で商標登録しているこのブランドを主人の所有に変更して、今後私たちの手でやり続けていきたいと考えていますが、可能でしょうか?
可能なら、どんな手続きが必要になりますか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

はじめまして。特許事務所勤務の弁理士です。

(1)商標権(全部)譲渡について

結論から申し上げますと、商標権の移転は可能です。手続きとしては商標権特許庁に書類を1通提出するだけです。 「商標権移転登録申請書」という書類です。詳細はこちら(特許庁ホームページ)をご参照ください。==>http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/touroku/pdf/youshiki/iten_zenbu_t.pdf

上述のとおり手続自体は複雑ではありません。しかし、問題は現在の商標権者(ご質問文から、ご主人がお勤めの会社と拝察いたします)の承諾を得られることができるかどうかであると思われます。承諾を得るとしてもそれなりの対価は発生することが予見されます。

たとえご主人のご発案であったとしても、その後のその会社の長年にわたる地道な営業活動の成果として業務上の信用が蓄積され、その結果としてブランド価値が醸成されたのでしょうから、会社もそのブランド価値の醸成には努力を払ているはずです。従い、商標権者である会社は、かかるブランド価値が化体した商標権を無償でご主人に譲渡するとは考えにくいです。

(2)商標権(一部)譲渡について

もし会社が難色を示したら、商標権を共有にするという手もあると思います。手続きは全部譲渡の場合とほぼ同じです。この場合、ご主人も会社もその登録商標の使用をすることができます。

(3)通常使用権の許諾について(商標法第31条)

商標権者は他人に通常使用権を許諾することができ(31条1項)、通常使用権者は設定行為で定めた範囲内でその登録商標の使用をすることができます(31条2項)。この場合は、特許庁への手続きは不要です。ただし、後からトラブルにならないように、簡単でもいいですから契約書(通常使用権許諾契約書)を書面で締結されることを強くお勧めします。

この場合は、ご主人も会社もその登録商標の使用をすることができます。

(4)その他、専用使用権の設定(商標法30条)という方法もありますが、これは事実上の譲渡に等しい(会社はその登録商標の使用ができない)ので、譲渡に難色を示す場合は専用使用権も難しいでしょう。

会社もその婦人服販売を継続したい場合は、おそらく上記(2)か(3)のいずれかに落ち着くのではないかと思われます。

以上でお答えになっていますでしょうか?

質問者: 返答済み 4 年 前.
早速のご返答ありがとうございます。
商標権の譲渡に関わる交渉は個人レベルで行うのと、専門家を代理に立てて行うのとどっちらが有利だと思われますか?また、交渉に当たって、気をつけた方がいいことなどあれば教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

もちろん、専門家を代理に立てて行うほうが有利と思いますが、それは費用との兼ね合いでご判断ください。

一方、私の個人的意見ですが、先ずは会社との話し合いから始めてはいかがでしょうか。もし(3)に落ち着きそうなら会社との契約(商標権者である会社がご主人にその登録商標の使用を許諾する旨の契約)だけでよく、簡単な書面を作って両者捺印すれば完了です。特許庁に対する手続きは不要です。もし(1)とか(2)になりそうでしたら、その方向性が見えたあたりからお近くの特許事務所に相談すればよろしいかと存じます。

会社が9億円の売上をみすみす手放すとは思えず、(3)の形で決着して会社とご主人とが販売ルートなどで適宜すみ分けをして両者で円満にお互いのビジネスを発展させていく形が最も自然な姿なのではないでしょうか。

質問者: 返答済み 4 年 前.
ご提案ありがとうございます。
実は、主人と会 社の経営者は親族に当たります。今回ご質問させていただいたこのブランドの企画、運営一切は全て主人が行ってきた経緯があり、今のように会社の主力商品に成長して、誰が見ても会社への貢献度が顕著であるにも関わらず、親族であることを疎まれ、正当に評価されることもなく、主人はそのことが一番不満に感じています。本来なら現社長が甥に当たるので残してあげたいとも思っているが、どうも真っ当に扱う気が見えず、折角20数年育ててきた、我が子のようにこのブランドを思っている主人ですから、一層のこと自分のものにできないかと考えた次第です。
まだまだ十分時間はありますから、今回のご提案も踏まえて、ゆっくり検討させていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

了解いたしました。

会社とご主人を含め、ご親族全体で一番メリットが大きい方向(例えば上記(3)通常使用権の方法で販路拡大とか)で話がまとまればと存じます。

つきましては、今回の件につき小生アドバイス内容に対するご評価を付けていただきますでしょうか。お手数とは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

satohk555をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

ご評価どうもありがとうございました。

今後も話し合いの過程で何かございましたら

何なりとご相談ください。

円満に解決されることをお祈りいたします。

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