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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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オークションのサイト等で、アップル社のipadの純正スマートカバーと、そっくりな商品が純正品の1/3~1/4の価格で

質問者の質問

オークションのサイト等で、アップル社のipadの純正スマートカ バーと、そっくりな商品が純正品の1/3~1/4の価格で売られていますが、これらの出品は、「非純正品です」と明記してあっても、アップル社のスマートカバーの侵害にならないのでしょうか?

純正品
http://store.apple.com/jp/product/MD310FE/A/ipad-smart-cover-%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%B3%E8%A3%BD-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC?fnode=3b

類似品(仮に「非純正」と明記しても、違法になるのでしょうか)
http://item.rakuten.co.jp/bestone1/cz0181/

違法になる場合の法律名、条文まで教えて頂けると幸いです。

なお、私が調べた範囲内では、アップル社はこのカバーについて特許権を取得していないようでした。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

 知的財産権を専門とする弁理士です。

 1.アップル社が特許権を取得していないということですので、特許権がアップル社以外の社ないし者に譲渡されていないのであれば、すなわち、日本国内において何人も当該特許権を取得していないのであれば、特許権侵害とはなりません。

 日本国内に特許権が存在しないわけですので、「非純正品」との表示の有無に関係なく、その販売行為は特許権の侵害とはなりません。

 日本以外の外国でスマートカバーの特許権を誰かが取得していたとしても、その特許権は、特許を取得した当該国のみでしか効力を生じませんので、その外国の特許権を根拠に、我が国での販売を差止めたり、損害賠償を請求したりすることもできません。これを「属地主義」といいます。あくまでも権利を取得した当該国でしかその特許権の効力は生じないということです。

 2.スマートカバーについては、特許権を取得していなくても、デザイン性があるものでしたら、我が国において意匠権を取得していないかを調査した方がいいと思われます。

 仮に、アップル社その他の社ないし者が、意匠権を有効に取得し、存続期間が満了していなければ、非純正品(模倣品)を販売すると意匠権侵害となります。

 意匠権侵害とは、「正当理由・権原なき第三者が業として登録意匠もしくは類似意匠を実施し又は予備的行為をすること」をいいます(意匠法(以下「意」とします)2条3項、23条、38条)。

 「そっくり」な商品は登録意匠を同一の意匠ということになりますので、その販売は「業としての実施」となります。その意匠権に無効理由(意48条1項各号)があり権利行使をすることができない(意41条で準用する特許法104条の3)などの抗弁事由がない限り、意匠権侵害となります。

 3.特許権や意匠権が存在しない場合であっても、不正競争行為に該当すれば、差止めや損害賠償の対象となります。

 不正競争行為の類型は不正競争防止法(以下「不競法」とします)の2条1項1号~15号に規定されています。本件のケースで考えますと、不競法2条1項3号のいわゆる「商品形態模倣行為」に該当する可能性があります。

 この不正競争に該当する要件は、①他人の商品の形態であること、②模倣したこと、③模倣した商品を譲渡(販売)等したこと、④当該商品の機能を確保するために不可欠な形態ではないこと、⑤日本国内において最初に販売された日から起算して3年を経過していないこと(不競法19条1項5号イ)、⑥他人の商品形態を模倣した商品を善意で譲り受けた商品の譲渡等でないこと(不競法19条1項5号ロ)、のすべての要件を満たす場合には、不正競争行為となり、差止め(不競法3条)や損害賠償(同法4条)の対象となりえます。

 4.その他

 そのカバーにアップル社等の商標が付されていれば又は付されていた商標を剥がしたような場合には、商標権の侵害の有無の検討も必要となってきますが、ご質問の内容を見る限りでは、商標権の問題はなさそうです。

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