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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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初めまして、小学校の広報部に所属している者です。  今回、PTA広報紙で教職員紹介号を出すにあたり、先生方にアンケ

質問者の質問

初めまして、小学校の広報部に所属している者です。
 今回、PTA広報紙で教職員紹介号を出すにあたり、先生方にアンケートを取りその中に、「憧れのヒーローはだれですか?」 の質問の答えのキャラクターに扮しての、顔写真紹介をしようと言うことになりました。

 掲載(白黒印刷)方法としましては、キャラクターの画像をトレーシングペーパーに写し取り、顔の部分を先生の写真と合成するという物ですが、中には女性の先生の憧れが映画俳優であったりする場合、寄添う形のイラストが良いと思っているのですが、その場合の著作権などは発生するのでしょうか?
俳優の方の場合も、写真をトレーシングペーパーにペンで写し取る形になり ます。
 なにぶん素人広報部員ですので、写し取ると言っても細サインペンを使用で、子供に見せてもコスチュームや持ち物で、まぁ似ているかな・・・と言われる程度の出来です。

著作権について、HPで調べて許可願いを頂こうと探しては見ましたが、わからずこのまま作って学校に迷惑をかけるわけにもいかないので、問題があればこの企画はやめてただの先生写真掲載にするしかありません。ただ、2、3年このような企画で(自分の前世、出身地ゆるキャラなど)先生や保護者の方に喜んで頂いているので、できないものかと考えご相談させて頂きました。

 補足ですが、広報紙は保護者より集金されました、PTA会費より印刷代をだしており、無料配布にて保護者、学区町会、市内公立学校へ配布しております。
宜しくお願い致します。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

 知的財産権を専門とする弁理士です。

 少しお尋ねしたいのですが、使用するキャラクターは何かの雑誌や単行本などに掲載されているものを、コピーせずに、又はコピーした後、質問者様がトレーシングペーパーにそのキャラクター(コスチュームやポーズ等も含め)とほぼそっくりに細サインペンで写書きし、その後にトレーシングペーパーに写書きされたキャラクターの顔の部分に先生の写真を合成させる、ということでよろしいでしょうか?

 また、映画俳優の写真は、書籍、雑誌またはブロマイドなどの紙媒体に掲載されている俳優の写真をコピーせずに、又はコピーした後、質問者様がトレーシングペーパーにその掲載されている俳優の写真(服装やポーズ等も含め)とほぼそっくりに細サインペンで写書きし、先生が寄り添う形のイラストを作成する、ということでよろしいのでしょうか?

質問者: 返答済み 4 年 前.

ありがとうございます


お尋ねの件ですが、キャラクターと映画俳優ともパソコンより各画像一覧の中から選び、プリンターコピーした後、私がトレーシングペーパーに写したものですが。


 


 ただ、絵心の無い私ですのでペン使いが下手です。そして、トレーシングペーパー越しで線がはっきりしない所もあり、色もないので鉛筆で影をつけるくらいしかできませんでした。


 


 また、等身大に顔を合成すると4㎝x4㎝の枠の中に入れると(一人一人その枠を教室に見立てて入れます)、顔が小さくなってしまうので二等身大にしたり、腰から上部の衣装や髪型を似せて、私が写真に合わせて手を加えて書く様になってしまいます。


 


なので、トレペで写しても、仕上げるまでには手を加えるので、ほぼそっくりと言うよりも、参考にして似たようなと言った方があっていると思います。


 先生への質問の答えも、枠内に一緒に書くので、先生の仮装が「憧れのヒーロー」に扮している事は見た人にわかると思いますが。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

 1.「著作権」とは、複製権(著作権法(以下「著」とします)21条)、上演・演奏権(著22条)、上映権(著22条の2)、公衆送信権(23条)、口述権(24条)、展示権(著25条)、頒布権(著26条)、譲渡権(著26条の2)、貸与権(26条の3)、翻案権(27条)、二次的使用権(著28)の各権利の総称をいいます。これらの権利の束を著作権といいます。


  また、著作権の他に「著作者人格権」という権利もあり、公表権(18条)、氏名表示権(19条)、同一生保持権(20条)を総称して著作者人格権といいます。


 これらの著作権及び著作者人格権は原則として、著作物を創作した著作者が原始的に取得します。


 そのため、著作物を無断で利用しますと著作権等の侵害となりますので、その利用にあったては、著作権者等の利用許諾を得る必要があります。


 2.キャラクターの利用について


 裁判上におきましては、一貫してキャラクター自体の著作物性は否定されています。、最高裁判決(最判平9.7.17)では、具体的な表現を離れた抽象的なキャラクターそれ自体は著作物とはいえない、と判示しています。著作権法はアイデア自体を保護するものではなく具体的な創作表現を保護するものだからです。そのため、著作権法上におけるキャラクターの保護は、抽象的なキャラクター自身ではなく、それが描かれた漫画の特定の絵ごとに判断されます。


 とはいうものの、第三者が描いたキャラクターの絵は、通常は、漫画に描かれているいずれかの特定のキャラクターの絵と同じか、全く同じでなくても似ている場合が多いですので、そのようなキャラクターの絵は、漫画の著作物の複製(著2条1項15号)となります。


 一方、その描いたキャラクターの顔に先生の写真を合成した場合、翻案になると思われます。


 「翻案」とは、著作権者の原著作物(キャラクターが描かれている漫画の特定の絵)に修正増減を施し、新たに創作性のある表現を付加しても、その創作した著作物(キャラクターの顔に先生の写真が合成されたもの)が、その著作権者の原著作物に依拠し、かつ、原著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することができる場合をいいます。そして、そのように翻案されたのであれば、その著作物は二次的著作物となります。


 すこし、ややこしい表現ですが、大雑把に言いますと、複製といえるほどには原著作物と近似していないが、全く別の著作物ともいえない著作物。あるいは、複製といえるほどではないが、それでもなお、二次的著作物から原著作物を直接想起させるほどに似ているといったようなものです。


 実際には、どのような行為が翻案に該当するかは、著作物の種類や表現態様などによって異なり、確定的な基準は存在せず、ケース・バイ・ケースで判断せざるをえません。また、複製と翻案の厳密な境界も存在しないのが実情です。


 キャラクターの顔の部分を先生の写真にした場合、先生の憧れのヒーローが何であるかが分かるような態様で変形すると思われますので、そのような場合は、二次的著作物から原著作物を直接想起させるほどに似ているということになり、「翻案」に該当すると思われます。


 そうしますと、この翻案の行為について、翻案権(27条)が及ぶこととなります。また、通常、翻案が行われた場合、「やむを得ないと認められる改変」である場合を除き、同一性保持権(著20条)の権利も及ぶことになります。


 そのため、上記のような態様によるキャラクターの翻案につきましては、著作権者・著作者人格権者の利用許諾が必要になると思われます。


 通常は、漫画のキャラクターであれば創作者である漫画家が著作権等を有していますので、漫画家から許諾を得る必要があります。ただし、まずは出版社に連絡してみることをお勧めします。

 出版社は、通常、漫画家との間で「出版契約」を結んでおり、出版社はその利用契約に基づき、漫画を複製し、印刷した漫画雑誌や単行本の所有権(著作権とは別個の権利)を有し、これらを販売する権利を有しています。


 さらに、漫画のキャラクター商品化権等の許諾を受けたり、著作権の違法行為の監視や警告、二次使用に関する交渉窓口になることも多いため、そのような出版社はプロダクションのような立場で、事実上、著作権管理者としての立場を有しています。


 したがいまして、漫画家と直接交渉してもいいのですが、利用目的、利用態様、利用期間などについて、明確にした上で、出版社と利用の交渉する方が便利かもしれません。


 3.写真の利用について


 写真につきましては、創作性を認めることのできない自動証明写真、プリクラ、監視カメラの写真や、写真を複製手段として使った場合、例えば、芸術作品などを忠実に再現した複製写真を除き、著作物性が認められる傾向にあります。


 映画俳優、芸能人の写真であっても、著作物として認められた判例があります。東京地裁の「真田広之ブロマイド事件」(東地昭62.7.10)では「肖像写真であっても、被写体のもつ資質や魅力を最大限に引き出すため、被写体にポーズをとらせ、背景、照明による光の陰影あるいはカメラアングル等に工夫をこらすなどして、単なるカメラの機械的作用に依存することなく、撮影者の個性、創造性が現れている場合には、写真著作物として、著作権法上の保護対象となる」と判示しています。


 そのため、よほど創作性の認められないような写真でない限り、俳優の写真であっても著作物となります(10条1項8号)。


 また、著作権法には、「写真の著作物には、写真の製作方法に類似する方法を用いて表現される著作物を含むものとする。」と規定されています(著2条4項)。そのため、厳密にいうと写真ではないけれど写真と同じようなブロマイドなども写真の著作物として保護されます。さらには、映画の一コマも写真に含まれると考えられています。


 そうしますと、その写真を複製すると複製権(著21条)が及ぶことになります。一方、その写真をベースにイラストを描いた場合には、翻案になると思われます。


 上述したキャラクターの場合と同じで、「原著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することができる」場合には、翻案となります。


 また、肖像権も関係してきますが、そのうちのプライバシー権につきましては、映画俳優などの著名人の場合は、社会的露出度が高いので、よほどの名誉毀損に当たらない限り、権利を行使することはできないと思われます。


 パブリシティ権につきましては、本件の場合、営利目的での利用ではないので、これも問題はないと考えられます。


 したがいまして、写真に関しましては、著作物の利用許諾が必要となります。この場合、写真家ないしは書籍の写真でしたら、出版社に、他の媒体に掲載されているのであれば、その媒体の所有者なしは掲載者に問い合わせすることになろうかと思われます。


 以上の述べましたことは、あくまでも原則論です。


 追加の返信を読む限りでは、大変失礼かもしれませんが、翻案に該当するほどにその漫画の特定の絵のキャラクターや俳優写真に写っている俳優に似ているようでもなさそうですし、さらには、営利目的でもありませんので、権利者からのクレームはなさそうな気もするのですが?広報紙の配布を受けた者が何らかの理由で著作権者に連絡した場合には、問題となるかもしれませんが。


 質問者様の創作した物が物凄い反響を読んでその地方で有名、周知となったような場合のは、権利行使される可能性も無きにしも非ずと思われますが。


 いずれにしましても、実際上は別として、法律上は上述しようなご説明となりますので、許諾を受けておけば、安心というところだと思われます。

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質問者: 返答済み 4 年 前.

ありがとうございました。


本来似せて書こうと思っていませんが、保護者の方に先生の人柄を伝えたく企画したのですが。大勢の保護者が見るわけで学校へ迷惑をかけたくありませんので、まずは、出版会社へ許諾願いをしたいと思います。

専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

そうですね、その方が安心と思われます。

頑張ってください。

また、何かございましたらご質問してください。

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