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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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民間の心理カウンセラーの資格をもっており自分で開発したセラピーをネットを通じて広めようと考えていますが、例えば商業用

解決済みの質問:

民間の心理カウンセラーの資格をもっており自分で開発したセラピーをネットを通じて広めようと考えていますが、例えば商業用のホームページ上で「感謝について記載があるオススメの本」として他人の著書名と本名を書いた場合、著作権の侵害にあたるのでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

知的財産権を専門とする弁理士です。

少し情報が欲しいのですが、その他人の著書は、すでに発売されているものですか?

もし発売されているのでしたらその著書にその本名が掲載されているのですか?

また、著書名は長いものですか?

以上を教えてください。

質問者: 返答済み 4 年 前.

では具体的に情報を提示させて頂きます。


 


「感謝について記述があるオススメの本」として


 


小林正観著「100%幸せな1%の人々」


リンダ・バーン著「ザ・シークレット」


 


以上


この方々は本を実際に出されていてカッコ内がそのタイトルになります。


自分の商用ホームページ用で感謝を広める活動をしようと考えています。ちなみに本の内容については具体的には触れません。あくまで感謝について記述があるとだけ書こうと思っています。


 


 

専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

詳細な情報をいただきありがとうございます。

結論から申しますと、著作権侵害には当たらないと思われます。


 著作権法によって保護されるためには「著作物」でなければなりません。


 著作権法上の著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」をいいます(著作権法2条1項1号)。


 「思想又は感情」でなければならないわけですので、単なる事実の羅列やデータなどは除外されます。


 また、「創作性」を必要としますので、模倣ではなく、著作者の何らかの個性が現れていなければなりません。


 ご質問にありますような著書の名称、すなわち「題号については、思想又は感情があるとはいえず、また創作性、すなわち、個性が表されているとは考えにくいです。


 もちろん、文章の短いものであっても、俳句のように思想や感情が創作的に表現されているものもありますから、短いものであるということのみで、著作物でないと判断することはできません。


 しかし、この事例に参考となる判例において「言語から構成される作品において、ごく短いものであったり、表現形式に制約があるため、他の表現が想定できない場合や、表現が平凡でかつありふれたものである場合には、筆者の個性が現れていないものとして、創作的な表現ではない」と判示されています(「古文単語語呂合わせ事件」東京地裁平成11.1.25、「ラストメッセージin最終号事件」東京地裁平成7.12.18)。


 このような判例から判断しても、書籍の題号については著作物性の要件を満たさない場合が圧倒的に多く、通常は著作物ではないと解釈されています。


例えば、俳句のようなものを題号にしたような本であれば、その題号は著作物と判断されましょうが、本事案のような題号では「思想又は感情が創作的に表現されたもの」には当たらず、著作物とはならないと思われます。


 したがいまして、そのような著作物ではない題号をホームページに掲載しても、著作権侵害にはならないと判断されます。


 また、すでに著者名を掲載して公表(出版)されていますので、人格権的な問題もないと思われます。

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