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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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著作権についての質問です。 現在、私が独自に開発した「自分で自分を癒せるセラピー」の通信講座をを作成しておりま

解決済みの質問:

著作権についての 質問です。

現在、私が独自に開発した「自分で自分を癒せるセラピー」の通信講座をを作成しております。パワーポインターを使って、このセラピーが如何に素晴らしいものか色々な比喩を使って絵を導入したり文章をいれて、それにナレーションを付け加える形で創っております。

そのビデオの中では、ベストセラーの本を内容を引用したりしているのですが、ここでご質問です。

1.他人の本に書かれているものを引用する場合で無料ブログではなく商用として使う場合、引用するには本の著作権者の許可が必要なのでしょうか?
2.許可が必要ではなく、引用にも暗黙のルールがあるのでしたご教示ください。

3.引用ではなく、他人の本の書かれている内容の一部を分かりやすく自分なりに要約した場合は著作権の侵害になるのでしょうか?

4.他人の本に掲載されている水の結晶の写真を自分なりにマネてパワーポンターで図形化して、それを、そこの本にのっていた写真の「イメージ図」としてビデオにのせた場合は著作権に違反するのでしょうか?

以上になります。
よろしくお願い致します。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

知的財産権を専門とする弁理士です。

1著作権法(32条1項)上、引用ができる場合とは、①公表された著作物であること。②公正な慣行に合致していること、③報道・批評・研究その他の引用の目的上正当な範囲内であること、の3つの要件を満たす必要があります。

 具体的には、著作権法32条を踏まえた上で、裁判上認められた引用基準というものがございます。以下の4つの要件を全て満たした場合には、著作権者の許可を得ずに引用できます。

 ①明瞭性→引用する側の著作物と、引用される側の著作物との区別が明瞭であること。例えば、引用文をかぎかっこでくくって表示するような場合です。

 ②付従性→(1)引用する質問者様の著作物が主体で、引用される他人の著作物は従たる存在であり、(2)引用された著作物が引用先である質問者様の著作物の中に吸収されており、引用文が本文より高い存在価値を持たず、(3)他人の著作物が大部分で質問者様の文章、コメントがそれより少ないということがないことです。


 ③必要最小限→引用の範囲が引用の目的上必要最小限の範囲であること。例えば、美術作品・写真・俳句のような短い文芸作品であれば、全部の引用が可能ですが、学説・論文等については全部の引用はできないというようなことです。

 ④人格権への配慮→著作者の人格権侵害や名誉棄損とならないように配慮する必要があります。


 結構、細かい条件ですが、この判例の条件を全部満たすことで許可なく引用が可能になると考えられます。


 そして、上記の条件を全て満たし引用ができるとなった場合には、通常に引用する場合のほかに、著作物を翻訳して引用することができます(著作権法43条2号)。外国の文献等を日本語に翻訳して引用することができるということです。


 ただし著作物を、変形、翻案して引用することはできません。


 また、著作物を複製するにあたっては、出所を明示する必要があり、、著作物を複製以外の方法により利用する場合には、出所を明示する慣行があるときに限り、出所を明示する必要があります(著作権法48条1項1号・3号)。


 例えば、著作者名(氏名、筆名、雅号、サイン、略称など)、題号、出版社名などの明示が必要です。


 なお、①国・地方公共団体・独立行政法人・地方独立行政法人が、②一般に周知させることを目的として、③その著作の名義の下に公表する、④広報資料・調査統計資料・報告書・その他これらに類する著作物は、⑤説明の材料として、⑥新聞紙・雑誌・その他の刊行物に転載できます。⑦ただし、禁止する旨の表示がある場合はこの限りでありません(著作権法32条2項)。

2.要約した場合は、翻案権の侵害となる可能性があります(著作権法27条)。翻案とは、脚色や映画化のようにストーリー性や基本的モチーフ(内面形式)を維持しつつ、他の表現(外面形式)に変えることをいいます。要約という形で著作物を短縮する行為は、原則として翻案に該当するとされています。ただし、新聞や雑誌の図書紹介、図書目録に記載するための要旨程度のもは、原作品を読む意欲を起こさせる刺激剤にすぎないため、翻案には該当しないとされています。

3.写真を図化する行為も、その図化を見た場合に写真を直接想起させるものであれば翻案権の侵害になると思われます。、

質問者: 返答済み 4 年 前.

さっそくのご返答ありがとうございます。


1つご質問なのですが、


例えば、他人の著書の本に書かれている文章を要約するのではなく、本に書かれている概要を説明すれば翻案には該当しないのでしょうか?

専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

本に書かれている概説自体がすでにその本を原著作物とする二次的著作物に該当し(著作権法2条1項11号)、著作権が生じています。

そのため、二次的著作物である概説を要約すれば、それもまた二次的著作物の翻案となり、翻案権の侵害となります。

ただし、説明として、その概説の一部を引用し、大部分をご自分の表現による文章や写真や、図、イラストを用いれば、それは翻案ではなく、新たな著作物となると思われます。

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