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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 238
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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著作権法に関する平成24年改正における30条の3についてですが、「検討の過程における利用に供することを目的とする」著

質問者の質問

著作権法に関する平成24年改正における30条の3についてですが、「検討の過程における利用に供することを目的とする」著作物の利用には、例えばDVDのコピーガードを外して映像をコピーする行為も含まれるでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 5 年 前.
はじめまして。
著作権法に新設される「30条の3」は、権利制限規定の射程内での利用なら、途中段階でも適法になる、という趣旨です。
そのため、「著作権者の許諾を得て、又は裁定を受けて著作物を利用しようとする者は、必要と認められる限度において」という限定が付いています。すなわち、許諾を得るための内部資料等を想定しています。結果的に許諾を得られれば、もしくは裁定を受けられるなら適法になることが前提です。
DVDのコピーガードを外してコピーする行為は、今回の改正によって、私的複製であっても違法となりました。この行為が30条の3に当たる場合として考えられるのは、コピーガードがかかっている市販DVDから一部をコピーして、権利者に送り、「この部分を複製してもよいか」と尋ねる場合が考えられます。しかし厳密に言えば、このコピーは違法行為に該当すると思います。

ただし、この規定は、違法ではありますが、罰則規定はありません。
従って、権利者からの告訴がない限り、罰せられることはありません。
そもそも権利者の許諾が得られたならば、複製も可能です。よって上記の状況で、権利者に送る資料として、ガードを外して作成する、ということは、ありだと思います。

しかしながら、コピーガードを外してのコピー自体、望ましいことではありませんので、できれば資料の作成方法を変えて、画面のキャプチャ(静止画)を、初めと終わりの部分を用意し、「この間をコピーしてもよいか」と尋ねるほうがよいでしょう。
これならば、コピーガードを外すことなく、「著作権者の許諾を得るための複製行為」に該当しますので、30条の3によって、適法行為となります。

いかがでしょうか。
もし状況が違っていたら、ご指摘ください。
再度、ご回答いたします。

以上、よろしくお願いいたします。


(参考条文)
第30条の3
著作権者の許諾を得て、又は第67条第1項、第68条第1項若しくは第69条の規定による裁定を受けて著作物を利用しようとする者は、これらの利用についての検討の過程(当該許諾を得、又は当該裁定を受ける過程を含む。)における利用に供することを目的とする場合には、その必要と認められる限度において、当該著作物を利用することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害する こととなる場合は、この限りでない。

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主に校正を仕事としてきたため、書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
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専門家:  yo-shi 返答済み 5 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
またお困りのことがありましたら、ご質問ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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