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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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製造特許についてお尋ねします。 くろにんにくを製造し、販売しようとしております。 この場合、くろにんにくの製法特

解決済みの質問:

製造特許についてお尋ねします。
くろにんにくを製造し、販売しようとしております。
この場合、くろにんにくの製法特許(公開特許2006-149325)の、温度、湿度条件に
抵触する可能性があります。

このような場合、くろにんにくを販売した場合には、法律上問題があるのでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 4 年 前.

知的財産権を専門としている弁理士です。

 くろにんにくの生産方法についての特許権が存在しており、その製法のうち温度と湿度に抵触する可能性のある別の方法によって、質問者様がくろにんにくを生産し、販売しようといているということですが、結論から申しまして、特許権の侵害には当たらないと思われます。

 ここに特許権の侵害とは、特許法上「正当理由又は権原なき第三者が業として特許発明を実施し又は予備的行為をすること」をいいます(特許法(以下「特」とします)68条、101条)。

 また、特許発明の「実施」とは、物を生産する方法の発明にあっては、その方法を使用する行為のほか、その方法により生産した物の使用、譲渡等、輸出、輸入、譲渡等の申出をする行為をいいます(特2条3項1号)。

 そのため、製法特許を使用してくろにんにくを生産し、販売する行為は特許発明の実施に該当し、侵害となります。また、その製法特許と同じ方法を用いて生産したくろにんにくを販売等する行為も実施に該当し、侵害となります。

 しかし、製法特許は、例え同じくろにんにくでも、製法特許とは異なる別の方法を用いて生産したものであれば、そのくろにんにくを販売等する行為は特許発明の実施には当たらず、特許権侵害となりません。

 では、本事案のように温度と湿度のみ、すなわち特許発明である製法特許の一部のみが共通し、他が共通しない場合はどうなのかということですが、特許発明の実施とは、特許発明の構成(発明特定事項)全体の実施をいい、その一部のみの実施をいうものではないのです。

 この考え方はいわゆる「権利一体の原則」といわれているものです。

 したがいまして、特許発明の一部のみの実施はたとえ第三者である質問者様が業としてするものであっても原則として特許権を侵害するものではありません。

 方法に係る特許発明の実施について、例えば、第一工程と第二工程とからなる場合において、いずれか一工程のみを実施しても、原則としてその特許権の侵害とはなりません。

 くろにんにくを生産するには、温度や湿度の他に様々な条件、要素、工程があるはずです。

 それらの全てが用いられて初めて特許発明の実施になるのであって、本事案のようにその一部のみの実施は侵害となりませんのでご安心して、生産・販売してください。

 なお、均等や間接侵害といった侵害態様があるのですが、本事案では関係がなさそうなので、説明は省略させていただきます。 

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