JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。
    必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
patent777に今すぐ質問する
patent777
patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 486
経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
61167350
ここに 特許・商標・著作権 に関する質問を入力してください。
patent777がオンラインで質問受付中

お世話になります。木暮と申します! ちょっと写真の使用について確認したいことがあります! 弊社イベント会社なので

質問者の質問

お世話になります。木暮と申します!
ちょっと写真の使用について確認したいことがあります!
弊社イベント会社なのですが、今回新しく富士急ハイランドで開催するイベントで新しくWEBサイトをオープンします!
で、その素材を撮影するのに弊社からモデル3人を連れて富士急ハイランドへいきました。
園内で、使えそうな写真を何枚か撮影し、3人では足りなく、大勢の写 真を撮影したく、園内にたまたま遊びにきてた人に声をかけて撮影させて頂きました。その際に、今回WEBページをつくるのだけど、そのページで写真を使うかもしれないのですが、撮影協力お願いできますか?という形で、確認してから撮影してました!その写真を実際にWEBページで使用したいと思っておりますが、書面での確認が必要だったりしますか?口頭でのやりとりでOKはもらいました。企業が営利目的でイベントを開催するのですが、そのイベントで使うページ内のトップに使用します。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

知的財産権を専門とする弁理士です。

 

本事案のケースは、肖像権のうち、プライバシー権が問題になってくると考えられます。

 

本来ですと、写真を撮る側が、当初からTVや出版物などのメディアでの使用を予定していたり、今回のように商業目的のためにWEBサイトでの利用を考えている場合には、撮影する時点におきまして許諾を求めるのが最善です。この点、質問者様は、確認をとっているので正しいご判断だと思います。

 

訴訟社会のアメリカでは、許諾を得る場合、許諾書が常識的に使用されているようです。

我が国では、契約は必ずしも書面によらなくても口頭でも成立しますが、仮に訴訟となった場合にその契約成立の立証の面で、口頭ですと書面による場合と比べ困難になるという意味におきまして、書面で確認しておいた方が有利ということになろうかと思われます。

 

ただし、肖像権は何でもかんでも主張できるものではありません。

 

そもそも我が国では、肖像権につきましては、特許権や著作権のような明文規定は存在しません。

 

強いて法律上の根拠を挙げるとすれば、憲法13条の幸福追求権に含まれるものとして、1964年の「宴のあと事件」以来、プライバシー権が社会通念となり、個人の肖像もその対象と考えられるようになったという経緯でできた権利です。

 

そのため、著作権の様に自己の顔や肖像に複製権があるというようなものではなく、その肖像写真の公開によって、秘匿すべき私生活(プライバシー)を暴露されないという権利です。そして、その延長線上に、通常のマナーに反する方法で撮影されたり、描かれたりすることを拒否する権利も含まれていると考えられています。

 

したがいまして、自分の家の中にいるところを盗み撮りされたり、公開の場でも付きまとって撮られたり、誰が見ても不名誉と思われるような私生活上の写真を公開されるのを拒否する権利といえますが、一般の風景や情景の一部として自分が撮られることまで拒否できないと考えられています。

 

今回のケースで考えてみますと、富士急ハイランドという公の場であって、しかも公園という場所において撮影した写真が秘匿すべき私生活の写真とはいえないと考えられます。

もちろん、個人的な事情がある場合もありますが(例えば、不倫関係にあるとか)、本事案におきましては、撮影者から承諾を得て撮影していますので、そのような秘匿すべき写真には該当しないと考えられます。

 

一点だけご注意が必要と思われるのは、WEBに掲載した写真が撮られたご本人の本意に反していた場合、例えば、撮影されたご本人からみて他人に見せたくないような表情である、といったような場合には、クレームがくる可能性はあります。

 

この場合、あくまでも自己の名誉が主観ではなく「客観的」に侵害されたと認められない限り、肖像権の侵害には当たらないと考えられます。

いくら撮影された者が、この写真は不名誉だと主張しても、客観的に見て不名誉か否かが判断されます。

 

そのため、常識的な判断に基づきまして、公園という場所や、過去の写真、同業他社の写真なども考慮に入れて、この程度の写真なら大丈夫であると判断されるものを掲載すれば、客観的に見て不名誉な写真とはならないと考えられます。

 

特に、被写体が女性の場合、絶叫している顔が崩れすぎているとか、鼻水が垂れているというような余りに不名誉と思われるような写真は掲載しないほうが無難であると思われます。

patent777をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 5 年 前.

ありがとうございます。


タメになります。


 


ちなみに、今回のイベントですが、


街コンというイベント(大型の街・遊園地を利用した合コン)を富士急ハイランドで開催なのですが、一応、その旨を伝えており、口頭ではOKを頂いてます。


 


実際、今回の件に関しては使用しても大丈夫だと思いますか?やめたほうがいいですかね?

専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

二つに分けて考えましょう。

 

まず、WEBサイトに同意を得た方の写真を掲載するとい行為自体は、問題ありません。

掲載することにその方の同意を得ているからです。

 

二つ目は、その掲載される写真の内容についてです。WEBサイトに掲載する写真の内容についても同意を得ているのであれば、問題はありません。得ていないのであれば、写真の内容次第又は加工ないし編集の仕方次第では、プライバシー侵害となる可能性を秘めているということです。

 

このうち、写真の内容については、隠し撮りではなく、同意を得て撮影しているわけですので、写真を撮影する際に、被写体の方は、どのようなポーズで撮影されたか、どのような表情や格好で撮影されたのかが分かっているので、撮影の時点で、その撮影した写真を掲載しないでほしいと被写体の方がいっていない限り、黙示の同意を撮影者に与えたと解することができると思われるので、写真内容についても問題はないと思われます。

 

問題となる可能性があるのは、写真を撮影した後、その写真を加工したり編集した後に、最終的にWEBサイトに掲載された写真が、許諾をした撮影時の写真の本人のイメージと異なり、不名誉なものとなっている場合です。

 

例えば、髭を描いてみたりとか、吹き出し、背景に名誉棄損、猥雑、嫌悪を抱かせるようなコメントや絵を入れたりとか、「客観的」に不名誉と思われるような内容に編集されていなければ、すなわち、撮影時の写真内容をほとんどそのままWEBサイトに掲載するような、あるいはそれを見た大多数の方が、不快感をおよぼさないような形で掲載する限りは問題ないと考えられます。

 

肖像権は先述しましたように明文規定はございません。今までの判例を積み重ねて、侵害に当たるか否かが判断されます。

不名誉かどうかは一般常識で判断すれば間違いはないと思われます。

質問者: 返答済み 5 年 前.

ありがとうございます。


助かりました。


 


今回の件ですが、写真の加工も特に無く、不名誉と思われる内容でもないかと思います。


 


また、何かありましたらよろしくお願いします。

専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

ご承諾いただきましてありがとうございます。

 

イベントが成功することを心からお祈り申し上げます。

 

また、何かございましたらお尋ねください。

 

 

特許・商標・著作権 についての関連する質問