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satohk555, 弁理士
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 20
経験:  2010年弁理士試験合格
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インターネットの情報を引用する良い方法について教えてください。 ニュースや個人ブログにある文章や画像を引用する

解決済みの質問:

インターネットの情報を引用する良い方法について教えてください。

ニュースや個人ブ ログにある文章や画像を引用する際に、どのくらい引用できるのか、またどのような方法なら法的な問題になりにくいのか知りたいです。

・文章を引用するとき、1記事全体の何%までなら良いのか、そして引用情報が引用先で全体の何%くらいまでなら良いのでしょうか?
・画像つきの文章を引用する際にスクリーンキャプチャーで画像にしてそれを引用として使うことは可能でしょうか?

引用元サイトで転載厳禁と書かれておらず、引用先で情報源へのリンクなどを載せることが前提です。

質問は以上です。
よろしくお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

特許事務所に勤務する弁理士です。

 

インターネットの情報の引用とのことですが、著作権法は引用について第32条で次のように規定しています。

 

(著作権法第32条第1項)

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

(著作権法第32条第2項)

国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。

 

先ず、「引用」とは何かについてですが、著作権法の中で「引用」という用語の定義はありません。よって、判例に根拠を求めることになりますが、ひとつ有名な判例(パロディ事件。最高 裁判決昭和55年3月28日)をご紹介します。パロディ事件では、「引用にあたるというためには、引用を含む著作物の表現形式上、引用して利用する側の著作物と、引用して利用される側の著作物とを明瞭に区別して認識することができ、かつ、両著作物の間に前者が主、後者が従の関係があると認められる場合でなければならない」と判事されており、①明瞭区別性②主従関係が要求されています。

 

次に、「公正な慣行」についてですが、これについては専門書では例えば「出所を明らかにすること」などと説明されています。

 

以上に基づき整理すると、次のとおりです。

 

(1)公開された情報であること

そのサイトがパスワードなどによりアクセスが制限されてなく、一般に誰でもアクセス可能であればそのサイト内の情報は公開された情報であると考えられます。よって、そのような意味での公開サイトからであれば、「画像つきの文章を引用する際にスクリーンキャプチャーで画像にしてそれを引用として使う」ことは問題にはならないと思います。

 

(2)明瞭に区別されていること

括弧でくくる、その部分に下線を引く、字の大きさ・書体などを本文と違うものにする、その行を字下げするなど、どこからどこまでが引用部分かが誰にでも区別できればOKでしょう。

 

(3)主従関係が明確であること

「文章を引用するとき、1記事全体の何%までなら良いのか、そして引用情報が引 用先で全体の何%くらいまでなら良いのか」についての数量的な基準は、調整が知る限り規定も判例もありません。例えば、全体で10ページのうち貴殿の本文が9ページであり引用部分が1ページであれば少なくとも分量的には引用部分が従であることは明らかでしょうが。なお、引用元の分量的基準もないのではないかと思われます。例えば某専門書では俳句全体の引用は可能としています。実際、俳句の同人雑誌でも一首の句の全体が引用されていますよね。もっとも、いくら明文上の基準がないからとはいえ、数10ページの著作物の全体を取り込んだら「引用」とは認められないと思われます。結局は「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」の文言および「常識」に照らし、事例ごとに個別具体的に判断するしかないと思います。

 

(4)公正な慣行に合致していること

貴殿はご質問文中「引用先で情報源へのリンクなどを載せることが前提です。」とおしゃられていますので、「公正な慣行」には合致していると考えられます。

 

一般的説明に終始した感もありますが、以上でお答えになっていますでしょうか?

 

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