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satohk555
satohk555, 弁理士
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 20
経験:  2010年弁理士試験合格
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著作権とそれに伴うお金が発生する手続き、タイミング、流れなどについて質問させて頂きます。 この度、自主制作で12曲入りの音楽アルバムを制作しました。 この中のうち6曲作曲し

質問者の質問

著作権とそれに伴うお金が発生する手続き、タイミング、流れなどについて質問させて頂きます。

この度、自主制作で12曲入りの音楽アルバムを制作しました。
この中のうち6曲作曲した人がいます、Aさんとします。(事務所に所属しているなど のプロではありせん。)
アルバムを制作するにあたってAさんとは何一つ紙面で契約は交わしていません。
いわば、バンドメンバーのような関係としてSTARTしました。

その後、アルバムの完成を待たずしてAさんは制作チームから脱退しました。
しかし、トラックは残りました(カラオケのようなものです)のでそのトラックは使用しています。
作詞は別の人(Bさんとします)が書きましたし、作曲もその人と共作といって良いと思います。
ので、【作詞 B氏   作曲 A氏&B氏 X 6曲】という関係です。
さらには、制作にかかった制作費の一切をAさんは支払っておりません。
我々で出しあい、後々CDの売り上げで相殺するつもりです。
当初はメンバーの1員と考えておりましたのでAさんと紙面での契約のようなものも交わしておりません。


さてアルバムの発売が決まったある日突然Aさんから「アルバムで自分の曲を使っているなら著作権料をお渡せ」という連絡がありました。
著作権が発生している事はこちらも承知しておりますが、今回のアルバムに関してはJASRAC等の著作権管理機関に登録はしておりません。
楽曲がどこでど んな風に使用されても特に構いません。
そしてAさんの6曲も個別に登録しておりません。
この場合、Aさんに著作権に伴うお金は発生するのでしょうか?
また発生する場合どのような手続きが必要なのでしょうか?



以下、アルバムの詳細です。

販売価格1600円(税込 1680円)
流通会社取り分 50%(我々と流通会社で合意しています)
原盤権は我々レーベルが持っています
JASRAC等の著作権管理機関に登録はしていない(今後もする予定は無し)

アーティストは我々本人
レーベルも我々本人
流通会社のみ委託
Aさんはここに含まれません。
録音を行ったのは我々本人です、Aさんの楽曲の歌も我々が録音を行いしました。
今後、楽曲を使用してパフォーマンスを行うのは我々です。


長くなりましたが、御知識をお借りできますでしょうか。
よろしくお願いします。


※ご返答がどのように行われるのか不明ですので、念のため下記に私のメールアドレスを記載致します。 XXX@XXXXXX.XXX
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 4 年 前.
はじめまして。
ご質問は、いろいろな点が問題になっていますので、Aさんの作曲に関する点に絞って、ご回答いたします。
このお答えで足りない部分は、再度お尋ねくださいませ。

当たり前ですが、Aさんの権利が問題になるのは、12曲中の、Aさんが関わった6曲のみです。
この6曲が、オリジナルの、創作性のある新たな著作物であるとの前提で話を進めます。

さらにこの6曲について、作詞はBさんとのことですので、曲(メロディー)にのみ、Aさんの著作権が発生する可能性があります。
Aさんが単独で作曲すればもちろんAさんの著作物としてAさんが権利を持ちます。
ではBさんとの共同で作曲した場合はどうなるかと言いますと、Bさんの関わり具合によって変わってきます。
Bさんが補助的に関わるのみで、実質Aさんの作品と認められるなら、Aさんだけが著作権を持ちます。
Bさんも主体的に関わって、Bさんの存在なくしては当該楽曲ができなかったような場合には、「共同著作物」として、著作権をAさんとBさんで共有する可能性があります。
Bさんの関わりによって、Aさんが制作した曲と本質的特徴が大きく変わって、全く別の楽曲になったと言えれば、Bさんだけが著作権を持つことになります。
いずれになるかは、ケースバイケースですので、ここでは何とも言えません。

Aさん単独の著作物であれば、Aさんの許諾なくして、利用することはできません。
演奏したり、録音したりして販売することはできない、ということです。
許諾なくして販売しようとした場合、Aさんは、「ダメ!」ということができ、裁判所に訴え出て強制的に差し止めることも可能になります。
(共同著作物になった場合は、ちょっと差し止めのハードルが高くなります)

上記の著作権は、一切の手続きなく、創作時に発生します。
プロとアマチュアの違いはありません。

著作権とは、要するに「使わせないよ」と言える権利なのです。
金銭を請求する権利は発生しません。


次に、どういう対処ができるか、について考えてみます。
ご質問を読む限り、使えなくなる事態は避けたいのだと思います。

JASRACには信託されていないとのことですので、そのことは全く考える必要はありません。
Aさんと、質問者様たちとの、交渉だけで解決できます。

幸いにして、Aさんは「使ってはいけない」とは言っていないようです。
それなら、Aさんから「著作権の譲渡」を受けておくのが安全です。
その際、「著作者人格権を行使しない」という契約にしておくことが大事です。
著作権の譲渡を受けても、著作者人格権(ここでは同一性保持権)はAさんに残るためです。
譲渡を受ければ、Aさんが勝手に演奏したり編曲したりすることはできなくなります。

譲渡を受ける際には、その対価として、金銭を支払うことが一般的ですが、これも交渉次第です。
Aさんが「無償でいい」とおっしゃれば、支払いは不要です。
いくら支払うかも、交渉次第です。

また交渉によって、Aさんにも一定の利用を認めることはアリだと思います。
(そのほうが支払う金銭は少なくて済むかもしれません)

もし後でAさんが「譲渡していない」と言い出したり、別の人に譲渡したりするおそれがあるのなら、著作権の譲渡を文化庁に登録しておくと、トラブルを防ぐことができます。

ご質問からは、Aさんとの関係は、それほど円満ではないように読み取れます。
そうすると、Aさんの許諾がないままアルバムを発売した場合、最悪のケースではAさんから差し止めを申し立てられるおそれがあります。
そうなると面倒ですから、発売前にAさんと交渉して、権利処理をしておくことをお勧めいたします。

演奏したのは自分たちだからといっても、利用するのはAさんの著作物(楽曲)なのですから、Aさんの許諾が必要になるのです。


別の対処としては、Aさんの曲を収録することはあきらめて、別の曲を作り直す方法です。
歌詞は、曲とは別ですから、問題ありません。
曲だけ変更すれば大丈夫です。


以上、ご質問から読み取れる範囲で、解決方法の一案をご提示いたしました。
ご検討いただきたく、お願いいたします。



====================================
主に校正を仕事としてきたため、書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

 本件は、先ずその楽曲がA氏とB氏の共作である可能性がある点に注目すべきです。この点は極めて重要であり、A氏単独作品である場合とA氏B氏共作である場合とでは全く違う結論になるためです。A氏単独作品である場合には既にyo-shiさんが詳しく回答されておりますので、以下小生はA氏B氏共作である場合に焦点を当ててご回答いたします。

 

 共作は著作権法のコトバでは「共同著作物」と言います。共同著作物の定義は次のとおりです。

 

「共同著作物とは、二人以上の者が共同して創作した著作物であって、その各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものをいう」(著作権法第2条第1項第12号)

 

 念のため、本件楽曲がこの定義に合致していることをご確認ください。なお、定義上寄与率は関係ありません。たとえば、仮にA氏が初めにほとんど完成していたところにB氏が残りわずかを付加してその楽曲が完成したとしても、その楽曲の創作にB氏の貢献が含まれる限り「共同著作物」であることに変わりはありません。

 

 著作権法は、共同著作物の権利行使について第64条と第65条で特別規定を置いています。回答に直接関係しない部分もありますが、一応次のとおり条文全体を掲げておきます。

(共同著作物の著作者人格権の行使)
第六十四条 共同著作物の著作者人格権は、著作者全員の合意によらなければ、行使することができない。
2 共同著作物の各著作者は、信義に反して前項の合意の成立を妨げることができない。
3 共同著作物の著作者は、そのうちからその著作者人格権を代表して行使する者を定めることができる。
4 前項の権利を代表して行使する者の代表権に加えられた制限は、善意の第三者に対抗することができない。

(共有著作権の行使)
第六十五条 共同著作物の著作権その他共有に係る著作権(以下この条において「共有著作権」という。)については、各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、その持分を譲渡し、又は質権の目的とすることができない。
2 共有著作権は、その共有者全員の合意によらなければ、行使することができない。
3 前二項の場合において、各共有者は、正当な理由がない限り、第一項の同意を拒み、又は前項の合意の成立を妨げることができない。
4 前条第三項及び第四項の規定は、共有著作権の行使について準用する。

 

 第64条は著作者人格権(著作権法第18条~第20条)につい ての共同著作物の特別規定、第65条は著作権(著作権法第21条~第28条)についての共同著作物の特別規定です。著作者人格権は読んで字のごとく著作者人格を保護するための規定です。一身専属であり他人に譲渡することはできません(第59条)。著作者の氏名を公表する・しない権利、意に反する改変(たとえば名画モナリザにひげを書き加えること)などの禁止を規定しています。これに対し著作権は財産権としての性格を有します。複製権(第20条)、上演権および演奏権(第21条)、二次的著作物に関する権利(第27条、第28条)などの財産的権利の束ととらえられています。著作権は他の私有財産同様に譲渡が可能です(第61条)。

 本件で最も問題となるのは、複製権(第20条)、上演権および演奏権(第21条)、二次的著作物に関する権利(第27条、第28条)などの財産権としての著作権と考えられます。A氏は著作権料の支払いを請求してきたのですから。ちなみに「こんなアレンジはだめだ」と言ってきたのなら著作者人格権の方の問題となります。よって、第65条の問題ではないかと思います。そして、究極的にはA氏は相当の著作権料を支払わないと差止請求(第112条)の手段に訴えるというのが最悪のシナリオと考えられます。

 先ず、原則として、「共有著作権は、その共有者全員の合意によらなければ、行使することができない」(第65条第2項)ので、A氏の合意がないとその曲を演奏すること もCDタイトルを作製・販売することもできないことになります。しかし、これではもう一人の共同著作者B氏の利益(著作権者が自身の著作物を利用する権利)が害されることになるので、著作権法は「前二項の場合において、各共有者は、正当な理由がない限り、第一項の同意を拒み、又は前項の合意の成立を妨げることができない。」(第65条第3項)という他の共同著作者B氏の利益を保護する規定を用意しています。この救済規定が働くことが共同著作物と単独著作物の大きな相違点です。すなわち、A氏の差止請求に「正当な理由」が認められるか否かが本件の焦点となると思われます。ご質問文からは「A氏の合意を妨げる理由の欠如」を次のように主張できるのではないかと思います。

 ①本件の場合、A氏が作曲したのは貴殿のバンドに入っていたときであり、しかも貴殿のバンドのメンバーであるB氏との共作であることから、A氏がその楽曲を作曲したのはそのバンドでその曲を演奏するためであることは客観的に疑う余地がないと考えられます。

 ②今後貴殿が著作権料の支払いについて、B氏(最も重要)を含めた貴バンドがきちんとA氏と協議すること(そしてその話し合いの記録をメールなどで議事録として残すこと)が前提となりますが、貴殿がきちんと協議する姿勢を示していれば、A氏は合意を妨げる正当な理由を主張しにくいでしょう。

 

 以上整理すると、本件楽曲がA氏B氏共作である場合には、A氏ときちんと協議した上で上記①②の主張をすれば、たとえA氏が著作権料に満足しない場合であっても、A氏は差止請求まではできないと考えられます。

質問者: 返答済み 4 年 前.
yo-shi様

ご回答ありがとうございます。
法律解釈は理解できました。
では、Aさんに対して我々は具体的にどのように対応したら良いと思いますか?

我々の希望としては楽曲は使用したい、しかしAさんに多額の金銭は払いたくないです。
というのも、Aさんの性格があまりに酷く、我々のスケジュールに多大な影響を与え使う必要のないお金を使いました。
もちろん精神的にも不快な思いをしましたし、心無い言葉も言われており、人としては最悪なのです。
最悪、1曲10万などと言い兼ねないような人です。

勘違いかもしれませんがyo-shiさんの回答をそのまま受け取った印象としては

「交渉次第ではあるもののAさんの要望をかなり飲む必要があり、そして我々(僕らです)にはそれを飲む他ない
それが無理なら違う曲を作るしか無い」

と読み取れます。
もちろんそれで解決はするでしょうけども…交渉の結果「1曲10万だ、合計60万払え」と言われ、強固な態度をとられたら我々は打つ手無しですか?
そういう結末しかないなら、そもそも相談しません。。
それと、作詞と作曲にB氏が関わっている事はほとんど関係ないのでしょうか?

我々がAさんに対抗できうる、具体的な対策などのお知恵をお借りできませんでしょうか?
質問者: 返答済み 4 年 前.
satohk555

ご回答ありがとうございます。
仰る通り「共同著作物」の定義に当てはまっていると言えます。
ので、その後の回答内容も概ね理解できました。

それでは我々とAさんが協議するとして、Aさんが法外な金額を要求して来た場合、
(彼の性格上大いにあり得ます、過去に1曲20万取れるつもりで作ってると言った発言をしていた事もありますし。。)
我々としてはどのように切り返したら良いでしょうか?

あと、ぶっちゃけ、、
結局はAさんが「差止請求」をしなければ別にどうってことは無いって事でしょうか?
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

satohk555です。新たなご質問ありがとうございます。

 

 Aさんに支払う金額は、結局はAさんとBさんの寄与率の問題となると考えられます。

 

 対象が楽曲という無体物なので寄与率は物差しを当てて数量的・客観的に測定することはできません。よって、はじめに50%50%を申し出てもいいかもしれません。仮にその曲が8小節から構成されていて、そのうちAさんが6小節、Bさんが2小節作曲したとするとAさんは75%25%を要求するかもしれません。ただ、この場合でも、もしBさんの2小節がいわゆる サビの部分で最も創作的価値が高いのならBさんの寄与率は30%とか40%あるいはそれ以上であると主張してもいいかもしれません。結局は話し合いの問題ですが、決着しなかったら50%を最後通告してそれを書面に残しておくことをお勧めします。すくなくとも著作権法には寄与率算出の公式はなく客観的事実としては共同著作者2人という数字以外は存在しないからです。

 

支払いの方式には、アルバムの売り上げに応じてRoyaltyを支払う方式とRoyalty一括支払い方式の2つが典型的です。そのほか、著作権そのもの(Aさんの持分)を買い取ってしまうという方法もあります。最後は当事者同士の話し合いです。

 

(1)アルバムの売り上げに応じてRoyaltyを支払う方式

 

 仮に著作権Royaltyレートが3%(*1)、寄与率50%としますと、

アルバムの売り上げ x 6曲/12曲 x 3% x 寄与率50% = アルバム売り上げの0.75%

という計算になります。

 

(*1)本件とは前提が異なりますが、私的録音録画補償権の補償の額として記録媒体(CDなど)の価格の3%という例があるようです。こちらのサイト(Wikipediaの「私的録音録画補償権制度」をご参照ください。↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E7%9A%84%E9%8C%B2%E9%9F%B3%E9%8C%B2%E7%94%BB%E8%A3%9C%E5%84%9F%E9%87%91%E5%88%B6%E5%BA%A6

 

 支払いタイミングとしては、月額、年額など、これも交渉次第です。

 

(2)Royalty一括支払い方式

 

 上記(1)はアルバム売り上げに応じて定期的に(毎月とか四半期ごととか年額とか)支払いをするというのが手間と感じれば、予定販売数量を決め、初期一括払いですめせるという方法もあります。いわゆるUpfront Paymentといい、売り手(Aさん)にとっては都合がいいので、仮に販売予定数量が10,000枚であるとしたら、例えば7,000枚分を初期一括払いしてあとはいくら売れてもまたは売れなくても、その後の支払い義務はなくなるという方式です。

 

(3)著作権(持分)買取り

 

 これは上記(1)(2)に比べて多少値が張りますが、根っこから権利そのものを買い取ってしまうことも可能です。この場合は、①著作者人格権を行使しないこと②著作権上との目的には著作権法第27条及び第28条の権利を含むこと、の2点を契約書に明記することが重要です。そのアルバムへの録音以外に今後その曲 を使ってさまざまな展開(ジャズ風アレンジ、ボサノバ風アレンジ、他のグループや歌手などに使用権を許諾してRoyalty収入を得る、JASRACに登録して全国展開を目指す、などなど)をする予定があれば、動きのつどいちいち共同著作権者の同意を得なければなりません。これが先般引用した著作権法第65条第2項の意味するところです。かかるわずらわしさを解消したいのなら一時的に大きな出費になっても著作権買取りが選択肢のひとつになるでしょう。

 

 先ずは、アルバムの売り上げの0.5%を年額払いとするぐらいで申し入れてはいかがでしょう?

 

 話し合いが決裂して差止請求がなされたら、例えば、上記Royaltyを供託所に供託して、相当の使用料を支払っている旨の文書を内容証明付きの郵便で先方に送った上でアルバムの販売は可能と思われますが、このような深刻な事態になったら身近なところ(市役所の法律相談コーナーなど)の弁護士に相談してください。

 

 円満解決をお祈りいたします。

satohk555, 弁理士
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専門家:  yo-shi 返答済み 4 年 前.

回答につき、補足をいたします。

Aさんの要求を、Aさんの言うとおりに受け入れる必要はありません。
先に「交渉」と書きましたのは、Aさんの主張と、質問者様との主張をぶつけ合って、落としどころを探る、ということです。
「1曲10万」が妥当かどうか判断しかねるのですが、Aさんが法外な金額を主張されるようなら、それこそ訴訟によってふさわしい金額を探れば、総額を少なくできるかもしれません。
また、裁判を起こす前に、文化庁の「あっせん」という制度もあります。
※手数料は46,000円です。
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/gaiyou/funsousyori.html


さて、「作曲にB氏が関わっている」という前提で、どういう交渉があるか、を考えてみます。
共同著作物である場合、その曲はBさんの著作物でもあるわけですから、Aさんにとっても、Bさんの許諾なく使うことはできません。
そこで、Aさんにも自由に使わせる代わりに、質問者様も自由に使えるようにすることで、支払うべき金額を少なくする、という方法もあります。

しかしながら、共同著作物であるかどうかは、最終的には裁判でなければ決着はつきません。
共同で制作したものであっても、関わり具合によって、その著作物の著作者が誰になるのか、を認定できるのは、裁判所だけなのです。

・Bさんの関わり具合が少ない→Aさんの著作物
・AさんとBさんの関わりが共に大きい→AさんとBさんの共同著作物
・Bさんの関わり具合が大きい→Bさんの著作物

そこで、Bさんの著作物なんだ、と徹底的に争って、そもそも共同著作物であることを否定することができれば、Aさんの主張を退けることができます。

残念ながら、「作詞」にB氏が関わっていることは、楽曲の利用においては、関係がありません。


その他の対策を、現実的な観点から、述べてみます。

【曲の加工・変更が可能な場合】
Bさんの作品である、と主張できるように、Aさんだけにしかできないような特徴的な部分を、Bさん流に変更することで、Aさんの関与を否定してしまうことができれば、解決できます。

【曲の加工はできない場合】
ただ、質問を読ませていただくと、変更は難しそうに感じます。
いっそのこと、ケンカになる覚悟で、Aさんの承諾なしで発売してしまう、という方法もあります。
Aさんは裁判所に差し止めの申し立てを行うかもしれません。
しかし、裁判にはお金も時間もかかります。
そこまでやるのは大変だから、と、Aさんが裁判所に行かない、という可能性もあります。

質問者様は、「我々のスケジュールに多大な影響を与え使う必要のないお金を使いました。」と書かれています。
このお金は、Aさんに支払われたのでしょうか?
その場合、このお金を著作権使用料と考えられなくもないでしょう。
「支払ったでしょ!」と言って強行発売してしまう、ということです。

Aさんとは一層険悪になるかもしれませんが、発売することはできます。
ただし、Aさんが裁判を起こさなくても、ネット上にどんな情報を流すか分からない、というリスクもあるので、あまりお勧めはできません。

ではAさんが差し止めを申し立てたらどうなるか、ですが、これはもう裁判で争うしかありません。
その場合、あくまでBさんのオリジナルだと主張して争うこともできます。
(※ただし、どう見てもAさんの創作性が加わっている場合は厳しいです)


これはかなり荒っぽい方法です。
まっとうな手段としては、やはり、使用料の交渉が第一だと思います。
売上に対する割合(例えばCD1枚につき○%)で支払うようにすれば、一度に高額な出費を避けることはできます。
もし、今後継続して長期間販売する計画がある場合は、一時的に高めの金額を支払っても、先に書きましたように著作権の譲渡を受けるのが安全です。


いかがでしょうか。
状況によって変わってくることも多く、一般的なお答えしかできないのがもどかしい所ではありますが、一つの案として考えていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
専門家:  yo-shi 返答済み 4 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。

残念ながら、Aさんが作曲に関わっている以上、現状はかなり厳しいと言わざるを得ません。
ご質問の内容を読む限りでは、金銭の支払い無しで、かつ楽曲を利用できるようにする、というのは、難しいのではないでしょうか。

しかし、Aさんが著作権を持っているからと言って、Aさんの言うとおりの金額を支払わなければいけない、ということでもありません。
支払える範囲の金額を、1回払いにするか、売り上げに対する割合で支払うか、有利な方法を選ぶのが、妥当なのではないかと感じました。

継続して売り上げが上がりそうな場合は、1回払いにしておいたほうが、こちらとしては有利です。
逆にさほど売り上げを期待できない場合は、割合で支払うようにしたほうが有利です。

質問者様のご事情に合わせて、ご検討いただければと思います。
解決を念じ申し上げます。
専門家:  satohk555 返答済み 4 年 前.

satohk555です。評価ありがとうございました。

 

A氏のような方には感情的にならず理路整然と毅然とした態度で対応すればよいかと思います。小生の回答が貴殿のA氏との交渉に多少なりともお役にたてれば幸いです。

 

円満解決をお祈りいたします。

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