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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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美容師さんのプロ用シザー(ハサミ)を取り扱っております、CHOKKINシザーの増田と申します。 シザー本体にオリジ

質問者の質問

美容師さんのプロ用シザー(ハサミ)を取り扱っております、CHOKKINシザーの増田と申します。
シザー本体にオリジナルのレーザーマーキングを施すサービスをしているのですが、アニメの主人公のイラストを入れたりするのは、違法行為になるのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

知的財産権を専門としている弁理士です。

 

結論から申しますと、著作権侵害となります。

 

この場合の著作権とは、アニメの著作権であって、キャラクターには著作権は発生しません。

 

アニメとは別個にキャラクターそのものを、すなわちアニメ全体を通じて形成される登場人物などの名称、姿態、役割を総合した人格については、著作権法上、保護されないとする考えが主流です。

 

最高裁の「ポパイ事件」において、「具体的な漫画を離れ、右登場人物のいわゆるキャラクターをもって著作物ということはできない。けだし、キャラクターというものは、漫画の具体的的表現から昇華した登場人物の人格ともいうべき抽象概念であって、具体的表現そのものではなく、それ自体が思想又は感情を創作的に表現したものということができないからである。」と判示され、キャラクター自体の著作物性を否定しています。

 

しかし、キャラクター自体の著作物性が否定されるからといってアニメのキャラクターが保護されないかといいますとそうではありません。アニメの著作権によってキャラクターも間接的に保護されます。

 

先の「ポパイ事件」の最高裁判例では、キャラクター自体の著作物性を認めない立場であっても、ある漫画のキャラクターの特徴的な表現が実質的に類似しており、それを見たものが当該キャラクターを想起するような場合には、具体的な画面の特定をしなくとも、著作権侵害を認めています。

 

そのため、本事案においても、シザーに入れたイラストがあるアニメの主人公(キャラクター)を想起させる場合には、アニメの著作権侵害となります。

 

ここに、著作権とは、支分権の束をいいます(著作権法(以下「著」とします)21条~28条)。

本事案では、シザーにイラストを入れる行為をしていますので複製権侵害となります(21条)。

 

著作権法上、複製とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製することをいいます(著2条1項15号)。これは複製手段を問わず、有形的に再製されたものはすべて複製になるということです。

 

なお、その複製が私的に使用することを目的とする限りにおいては、複製権侵害となりません(著30条)。

 

私的使用の目的とは、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを目的として、その使用する者が複製する場合をいいます。

 

公衆を相手にサービスとして複製する場合や使用する者以外の者である質問者様が複製する場合には私的使用の目的での複製とはなりません。

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