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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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ある商品のキャラクターデザインで作ったキャラクターが、有名なキャラクターに似てしまったのですが、相手のキャラクターが

解決済みの質問:

ある商品のキャラクターデザインで作ったキャラクターが、有名なキ ャラクターに似てしまったのですが、相手のキャラクターが商標権取得しているのか、どの範囲まで似ていたらいけないのか、わかりません。
水の妖精というもので、類似点は 顔のかたち(一部違います)・羽の数・体 
相違点は、頭の上の二つの丸(水滴からこぼれたような)・額に文字・持ち物・目と表情・色合い・羽の形・描き形・常にツバメと一緒

こどもが似ているといいますが、見た目のイメージと雰囲気はかなり違うと思います。

印刷が始まっているので、とてもあせっています。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

知的財産権を専門に扱っている弁理士です。

 

キャラクターの商標は、登録商標と質問者様の商標を対比しないことには類似しているか否かの判断が困難です。文章だけでは判断が難しいのです。

 

そのため、特許庁に対して判定請求(商標法28条)するのがよろしいかと思われます。

質問者様の商標の使用が商標権者の商標権の効力範囲に入るか否かについて3名の審判官合議体によって審理されます。

 

その結果を踏まえた上で、効力範囲に属さないとの判定結果がえられてから、使用なさった方がよろしいと思われます。

 

この判定は特許庁の鑑定的意見にすぎず、法的拘束力はありませんが、侵害訴訟となった場合に、この判定結果が裁判官の心証形成に影響します。

 

したがいまして、実際のキャラクターを視認できない状況ですが、質問内容から一応ご説明しますが、あくまでも推定の域をでないことをご了承ください。

 

商標権者の指定商品または指定役務と質問者様が使用を予定している商品または役務が同一または類似であることを前提に商標(キャラクター)だけに着目して類似しているか否かを検討してみます。(商品・役務が非類似であれば、商標が類似していても原則、侵害とはなりません)。

 

まず、商標の類比は、その外観・称呼・観念を要素として判断します。さらに商取引界の一般的経験則も考慮されます。

 

本件商標はキャラクターですので図形商標となり、とくに外観を重視して判断されることとなります。

 

外観類似とは、商標の構成を視覚により観察した場合、その外観形象が識別標識として相紛らわしいことをいいます。

 

そして、類比判断手法として、離隔的観察、全体観察と要部観察の併用によって行います。

 

離隔的観察とは、時と場所を異にした場合に商標に接する者が商品等を見違えるか否かという前提に立って行います。

 

全体観察とは、商標の構成を全体として対比・観察する方法であり、要部観察とは、文字、図形等の構成要素のうち、自己の商品等と他人の商品等とを識別する力を有する部分(要部)を抽出する方法です。

 

以上の判断手法に基づき、本事案について類比判断してみますと、まず妖精というものは、一般的には擬人化されていますので、当然に顔、体を有します。また、一般に妖精には羽が生えているというイメージがあります。

 

そのため、顔、体、羽が共通することは類比判断では大きな要素とはならないと思われます。

 

登録商標の妖精の顔の形、羽の数、体が極めて特徴的なものであり、それだけで識別力を有しているということであれば、質問者様の商標の顔の形、羽の枚数、体が登録商標と類似している場合には、識別部分が類似しており、商標が類似と判断される可能性があります。

 

しかし、顔の形、羽の数、体に特段の特徴がなく、識別力がないのであれば、それらが類似していても、他の部分で類似していなければ、商標は非類似と判断され可能性が高いです。

 

登録商標の妖精の顔の形、羽の枚数、体に特段の特徴がない場合、識別力のある部分は、それ以外の部分ということになりますので、それ以外の頭の上の二つの丸、額に文字、持ち物、目と表情、色合い、羽の形、描き形、ツバメと一緒の部分が要部、すなわち識別力のある部分といえ、それら要部が異なっていますので、商標全体として非類似であると判断される可能性が高いといえます。

 

あくまで推測ですが、先に述べたように、妖精というキャラクターにおいては、顔、羽、体という全体構成は、よほどの特徴的な描き方でない限り、識別力を有する部分にはなり難いと思われます。

したがいまして、それ以外の部分が要部となり、その要部において相違していますので、商標は非類似である可能性が高いのではないかと思われます。

 

なお、商標の外観が類似していても、取引界の一般的経験則によって、商標が非類似と判断される場合があります。

 

一般的経験則の代表的なものとして、以下の要素が考慮されます。

 

①商標権者の登録商標の使用の有無

使用していなければ出所混同のおそれが低くなり、非類似と判断され可能性があります。

 

②登録商標の周知著名度

周知著名商標に類似する他の商標に接した需要者は、周知著名商標を想起する可能性が高くなり、出所混同のおそれも高くなるので類似と判断される可能性が高いですが、反対に、さほど登録商標が周知でなけれな、それに外観上類似する商標を使用しても需要者は登録商標を想起せず、出所混同のおそれも小さいので商標非類似と判断される可能性が高くなります。

 

③製造販売地域

商標が構成上類似と判断されても、製造販売地域が遠く離れている場合には、出所混同は生じず、商標非類似と判断される可能性があります。

 

④近似商標が多数存在するといった商標の現存状況

近似する商標が多数存在する業界では、構成上のわずかの差異にも注意が払われる傾向にあるため、混同が生じにくく、商標非類似と判断される可能性があります。

 

したがいまして、商標の構成と一般的経験則の双方から総合して、出所混同のおそれがあるか否かの観点から、類比判断がなされます。

 

主に一般論を申すにとどまること、ご了承ください。

 

 

質問者: 返答済み 5 年 前.
ありがとうございました。
質問を投稿してから、特許の電子図書館で閲覧しましたが、相手方の呼称での商標登録とロゴの商標登録はされていましたが、キャラクター自体への登録はされていないようでした。
ロゴの登録の中の「ウィーン図形分類」に表示がなく、添付のイラストもありませんでした。
このような状況でしたら、使用しても大丈夫でしょうか?
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

キャラクターについては登録されていないのであれば外観類似は生じないです。ただキャラクターから称呼や観念が生じますので、相手方の登録商標と質問者様のキャラクターから生じる称呼、観念が近似している場合には、類比判断にあたって考慮されます。

 

例えば、相手方の商標(文字、ロゴ)から妖精という称呼や妖精の観念が生じ、質問者様のキャラクターから妖精の称呼や観念が生じる場合には、類比判断に影響を与えます。

 

しかし、称呼や観念が類似していても、相手方の商標は文字やロゴであって、質問者様の商標はキャラクター(図形)であり、外観が大きく異なっていますので、商標が非類似と判断される可能性が高いと考えます。

 

 

 

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