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bengoshimailme
bengoshimailme, 弁護士
カテゴリ: 特許・商標・著作権
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知人が9年ほど前に書いた本が、あるホームページと内容が類似しているということで指摘を受けています。 内容的には、ど

解決済みの質問:

知人が9年ほど前に書いた本が、あるホームページと内容が類似しているということで指摘を受けています。
内容的には、どこでも語られているごく常識的なも のではありますが、先方としましては、訴訟も辞さないという構えだそうです。

指摘の内容は、具体的には以下の通りです。(「・」が本の内容で、「→」がホームページの内容)

・エキゾチックアニマルには犬や猫とはまったく異なった、飼育上のネガティヴな部分が多くあります。
→エキゾチックアニマルには、犬猫しか飼ったことのない人にはわからないネガティブな面が必ずあります。

・エキゾチックと呼ばれる動物のほとんどは、犬猫とは違って家畜化された歴史がない、またはあっても、たいへん浅いものです。それゆえ野性が強く残り、たいへんに警戒心が強く、犬猫のように飼い主とのスキンシップを楽しむことができません。

→警戒心が強いので、スキンシップを図るよりも、見て楽しむ動物と考えた方が、飼い始めてから後悔しないでしょう。芸を仕込むどころか、名前を認識させたり、さわったり抱いたりすることすら許そうとしない、飼育の困難な個体がほとんどです。

・「名前を呼んだら寄ってきて、抱くことができる」等を期待しない人が飼う生き物なのです。

・チンチラはエアコンによる温度調節がたいへん大切で、暑い時期は二四時間、冷房を入れっぱなしにしなくてはいけないので、光熱費がかかります。また、砂浴びは彼らの重要な日課ですので、部屋は撒き散らした砂で汚れ、まめな掃除が必要となります。

→チンチラにはエアコン(夏の間)が不可欠であり、毎日の砂浴びも欠かせません。そのため、部屋は粉塵で汚れ、エアコンのフィルターはよく目詰まりし、掃除が大変です。エアコン代もそれなりにかかります。

・リスザルは、自分の手に頻繁に尿をかけて、枝から枝へと渡り歩く習性があります。
→リスザルは、グリップ力をつけるため、手に自分の尿をつける習性があります。

・フェネックギツネは、美しく優雅な容姿とはうらはらに、私たち人間にとっては、かなりきつい悪臭を放ちます。山の中の一軒家に住んでいるなら問題はありませんが、一般の家庭では近隣に迷惑をかけるでしょう。また湿気を嫌うので、空調管理が重要です。

→フェネックフォックスは、可愛い姿とは裏腹に、強烈な臭いを放ちます。また、湿気を嫌うため、梅雨から夏にかけてエアコンが不可欠です。

仮にこのような内容で訴訟を起こされた場合、万が一にも敗訴する可能性もあるのでしょうか。
御返答よろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  bengoshimailme 返答済み 5 年 前.
弁護士のbengoshimailmeです。はじめまして。ご質問の文面から窺える事情に基づき,回答致します。回答には細心の注意を払っておりますが,できるだけ早く回答しようともしているため,単なる法律用語などは,説明なく用いる場合もあります。ご存じない専門用語は,Googleなどで検索なさって下さい。
 拝見すると,各記述は確かにほとんど同じですね。これは剽窃だとの誹りを受けかねませんね。
 しかしながら,上記記述は,自然科学上の知見を記した文章ですので,一般の創作的表現がなされる著作物とは異なる扱いだとすることも可能ではあります。たとえば,学術的文章の著作権侵害が問題となった例として,解剖実習基本書事件(東京高判平13.9.27)は,

「著作権法における著作物の複製(著作権法2条1項15号,21条)とは,既存の著作物に依拠して,これと実質的に同一のものを有形的に再製することをいうと解すべきである。
 これに対し,著作権法における著作物の翻案(同法2条1項11号,27条)とは,既存の著作物に依拠し,かつ,その表現上の特徴の同一性を維持しつつ,具体的表現に修正,増減,変更等を加えて,新たに思想又は感情を創作的に表現することにより,これに接する者が既存の著作物の表現上の特徴を直接感得することのできる別の著作物を 創作する行為をいうものと解すべきである。そして,著作権法は,思想又は感情の創作的な表現を保護するものであるから(同法2条1項1号参照),既存の著作物に依拠して創作された著作物が,思想,感情若しくはアイデア,事実若しくは事件など表現それ自体でない部分又は表現それ自体ではあるものの表現上の創作性がない部分において,既存の著作物と同一性を有するにすぎない場合には,翻案には当たらないと解するのが相当である。(最高裁平成13年6月28日第一小法廷判決参照)
 言語の著作物の複製ないし翻案は,当該著作物の一部についても成立し得るというべきである。しかし,そもそも複製ないし翻案は「著作物」を基に行われるものであるから(著作権法21条,27条),複製ないし翻案されたと主張される当該部分が,その部分だけで独立して,著作権法2条1項1号にいう著作物であると認められることが必要となるのは,当然というべきである。
 本件書籍は,主として医学部の学生を対象とした解剖学実習のための手引き書であり,…これを全体としてみれば,著者の思想を創作的,個性的に表現した学術の著作物であると認めることのできるものとなっている。…
 しかし,本件書籍に記載されているような,人体の各器官の構造,各器官と動静脈及び神経叢との各位置関係等についての客観的な事実はもちろん,解剖の手順・手法も,これらに関する考え(アイデア)も,それ自体は,本来,誰に対しても自由な利用が許されるべきものであって,特定の者に独占させるべきものではないことは,当然というべきである。したがって,解剖実習書である本件書籍についていえば,著作権法上の著作物となる根拠としての表現の創作性となり得るのは,表現された客観的事実自体,手順・手法自体やアイデア自体の有する創作性ではなく,これらの創作性を前提にし,これを当然の出発点としてもなおか つ認められる表現上の創作性に限られるものというべきである。他方,本件書籍のような学術の著作物においては,解剖の手順・手法,人体の各器官の構造,各器官相互の位置関係,各器官と動静脈や神経叢との位置関係等について,これを正確に表現することが重視されるため,個々具体的な表現においては,個性的な表現がむしろ抑制される傾向が生じることは,避けられない。そして,これらのことが相まって,このような解剖の手順・手法,人体の各器官の構造,各器官と動静脈及び神経叢との個々的な位置関係についての事実,ないし,これらの手順・手法や事実を前提とした単一の特定のアイデアを記載するときには,個々の文としてみる限り,著作権法上の著作物としての性質(著作物性)の根拠となる表現上の創作性(創作的ないし個性的な表現)は,その存在の余地がなくなる,あるいは,存在は認められても,その類似範囲(それに類似しているとして権利を及ぼすことのできる範囲)は非常に狭くなる場合が多くなることも,避けられないところとなる。もっとも,本件のような学術の著作物においても,ある手順・手法や事実を前提とした単一の特定のアイデアではなく,複数の事項を前提としたあるまとまりをもったアイデアないし思想についてみれば,その表現の仕方には,広い幅にわたって多数のものがあることになるから,著作の幅が広がり,個々の著作者の考え方によって,創作的ないし個性的な表現を採ることが十分に可能になるということができる。
 本件書籍についても,その全体を典型とする,あるまとまりのある部分をみれば,上記のような特徴を持った解剖実習のための手引き書として,思想又は感情を創作的に表現した著作物として保護されるに値するものということができる。しかし,その中の単一の特定のアイデアを一つないし二つの文にまとめたにすぎない部分だけを取り上げると,その表現上の創作性ないし個性を認めることができず,これを独立の著作物として認めることができない場合が多いであろうことは,容易に予測されるところである。(中略)
 以上のとおり,被告テキストの,控訴人が指摘する51項目のいずれについても,本件書籍の対応部分を複製ないし翻案したものと認めることはできない(本件書籍は,前記のとおり,解剖実習については定評のある書籍であり,また,被告テキストには,本件書籍のものと同一の,あるいはこれと類似する内容,あるいは,短 文ないし文節単位で見れば,本件書籍のものと同一の,あるいはこれと類似する表現が,他の類書に比較して多く,被告テキストは,本件書籍へ依存しており,その依存度には大きいものがある,という印象が否めないものである点は,原判決が指摘するとおりである。しかし,著作権あるいは著作者人格権の侵害を,この依存によって根拠づけることはできないのである。)。」

としています。また,大阪地判平16.11.4は,

「論文に同一の自然科学上の知見が記載されているとしても、自然科学上の知見それ自体は表現ではないから、同じ知見が記載されていることをもって著作権の侵害とすることはできない。また、同じ自然科学上の知見を説明しようとすれば、普通は、説明しようとする 内容が同じである以上、その表現も同一であるか、又は似通ったものとなってしまうのであって、内容が同じであるが故に表現が決まってしまうものは、創作性があるということはできない。もっとも、自然科学上の知見を記載した論文に一切創作性がないというものではなく、例えば、論文全体として、あるいは論文中のある程度まとまった文章で構成される段落について、論文全体として、あるいは論文中のある程度まとまった文章として捉えた上で、個々の文における表現に加え、論述の構成や文章の配列をも合わせて見たときに作成者の個性が現れている場合には、その単位全体の表現として創作的なものということができるから、その限りで著作物性を認めることはあり得るところである。」

としています。これらからすると,本件のように,個々の,ばらばらな文に,似ている箇所があったとしても,それらは著作権侵害ではないとの判断がなされる可能性はあります。
ただ,被告となった方の敗訴する可能性は,ゼロではありませんよ。これはどのような訴訟にもいえることです。勝訴の可能性を述べることもできなければ,敗訴可能性がゼロとも「ぜったいに」いえません。

しかしながら,現実にその記述を担当されたのが別の方だというのでしたら,原告は,被告とすべき者を誤ったことになりますので,とりあえずそのご友人が敗訴責任を負担しなくてもよいということになると思いますよ。侵害を主張している相手方にも,そのことをおっしゃるべきと思いますが。
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