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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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「A4hagaki」の登録商標が画像のみでされているように思うのですが、この場合「A4ハガキ」「A4はがき」での使用

解決済みの質問:

「A4hagaki」の登録商標が画像のみでされているように思うのですが、この場合「A4ハガキ」「A4はがき」での使用は許されないのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

「画像のみ」のみの意味を判断しかねますが、登録商標を掲載通り「A4hagaki」として、以下にご説明いたします。

 

「A4ハガキ」や「A4はがき」の使用が商標権侵害に該当するか否かによります。該当する場合は使用できません。該当しない場合は使用できます。

 

商標権侵害とは、正当理由・権原なき第三者が指定商品・役務もしくは類似商品・役務に登録商標もしくは類似商標を使用し、又は一定の予備的行為をした場合です(商標法(以下単に「商」とします)2条3項、25条、37条等)。

 

まず、指定商品・役務と非類似の商品・役務に使用する場合は侵害となりません。

 

次に、指定商品・役務と同一または類似の商品・役務に使用する場合は、原則、侵害となります。登録商標「A4hagaki」と「A4ハガキ」や「A4はがき」は類似するからです。

 

ここに、類似は、商標を外観、称呼、観念の三要素で判断するのが原則であり、これら三つのうちいずれか一以上で類似する場合には、原則として類似商標と判断されます。

 

登録商標と使用する商標を対比すると、外観は異なるにせよ、称呼と観念は共通しますので類似商標となります。

 

そのため、指定商品・役務または類似商品・役務に「A4ハガキ」や「A4はがき」を使用しますと原則、侵害となります。

 

ただし、否認・抗弁事由が存在する場合には、侵害を回避できます。すなわち使用することができます。

以下、否認・抗弁事由について説明します。

 

まず、使用態様が自他商品等識別機能を発揮するような態様で使用していない場合は、例え、指定商品等に同一・類似商標を使用しても侵害となりません。

 

例えば、指定商品が「段ボール」であって、登録商標が「巨峰」であった場合、第三者が無断でその「巨峰」なる商標を段ボールの正面に大きく表示して使用しても、その使用は指定商品「段ボール」の使用ではなく、その段ボールに入っている「ブドウ」についての使用であるため、その使用は商標権を侵害しないとした判例があります。

段ボールについての商標の使用というためには、段ボールの側面や底面、または隅の方に小さく表示するのが通常の商い慣行だからということです。

そのため、商標の使用態様いかんによっては、侵害を構成しません。

 

次に、登録商標に異議・無効理由や取消理由が存在する場合は、権利行使をすることができません(商39条で準用する特許法104条の3、商43条の2、46条、50条、51条、52条の2、53条、53条の2)。

 

本事例から判断して登録商標に瑕疵の可能性のある異議・無効理由としては、いわゆる記述的商標(3条1項3号)である場合です。

 

「A4hagaki」なる商標は、指定商品・役務いかんによりますが、仮に指定商品が「はがき」やその類似品であるならば、構成要素のうちの「A4」の部分は、サイズですので用途・形状などの品質を表し、「hagaki」の部分は指定商品「はがき」の普通名称ですので、これらを普通の態様で組み合わせたにすぎない「A4hagaki」なる登録商標は、自他商品等識別力のない商標(3条1項3号)として、異議・無効理由となります。

 

ただし、識別力がなくても、使用した結果、出願した時点ですでに全国的といえるほどの著名性(特別顕著性)を発揮していたと商標権者が主張・立証し、認められた場合は、異議・無効とはなりません(商3条2項)。

 

次に、品質・質の誤認の可能性があります(4条1項16号)。

例えば、指定商品「はがき」であった場合に、登録商標「A4hagaki」をA4サイズ以外のはがきに使用した場合は、需要者・取引者が品質誤認を生ずるおそれがあります。

その場合にも、異議・無効理由となります。

 

取消理由としては、商標権者等が3年以上使用していない場合や、故意に誤認・混同を生ずるような使用をしている場合などにも、登録を取り消すことができます。

 

さらに、質問者様が商標権者の出願前から使用していたなどの先使用権などの抗弁権を有する場合にも侵害とはなりません(商32条等)。

 

 

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