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bengoshimailme, 弁護士
カテゴリ: 特許・商標・著作権
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進学塾の講師をしている者です。 2005年から業務委託契約を締結して模試を作成してきました(一つにつき20000円

解決済みの質問:

進学塾の講師をしている者です。
2005年から業務委託契約を締結して模試を作成してきました(一つにつき20000円)が、著作権の取り決めは特に契約書には記載していないので、現在私に帰属しているはずです。

しかし、一度実施した模試の問題を、別の教材やテストに無断で転用されているのが実情です。
今まで黙認してきましたが、著作権を会社に買い取ってもらうことは可能でしょうか。
可能だとすれば、どれくらいの金額が妥当でしょうか。
転用されている頻度は、1作品につき年に1回。全部で作品は約25ほどあります。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  bengoshimailme 返答済み 5 年 前.
弁護士のbengoshimailmeです。はじめまして。ご質問の文面から窺える事情に基づき,回答致します。回答には細心の注意を払っておりますが,できるだけ早く回答しようともしているため,単なる法律用語などは,説明なく用いる場合もあります。ご存じない専門用語は,Googleなどで検索なさって下さい。

本件は,あなたが業務委託契約に基づいて作成なさっている模試の問題の著作権の帰属が問題ですね。
いわゆる職務著作といえるかどうかをまず検討します。職務著作の要件は,
①著作物が法人等の発意に基 づいて作られたものであること。
②法人等の業務に従事する者が作成したものであること。
③従業者が職務上作成した著作物であること。
④法人等が自己の著作の名義の下に公表する著作物であること。
⑤著作物の作成時における契約等において別段の定めがないこと。
このうち,①,②,⑤は,問題なく肯定できると思います。
③が若干問題です。あなたが,業務委託契約を結ばれていると書かれています。通常,請負や委任(役員の場合を除く)の場合は,指揮命令下にあるといえないことから,独立性を重視し,「従業者」とすることに否定的な見解が多いです。しかしながら,本件の場合は,あなたは進学塾の講師でいらっしゃるとのこと。単に問題のみを作成することを,塾から独立した立場として委託されているというよりも,塾の構成員の一員としての関わり方なのではないでしょうか?そうすると,職務著作が法人に帰属するとされる趣旨から,本件の場合も「従業者」だといって良いのではないでしょうか。
さらに,④が少し問題ですが,塾が主催する模試というものは,塾が自己の著作の名義の下に公表する著作物であるといえると思います。そして,過去に模試の問題として出題した問題は,教材やテキストに使うことも,もともと予定されていたといえると思います。

それゆえ,結局,本件の場合,あなたが作成する模試の問題というものは,職務著作の要件をみたし,あなたが勤める進学塾に帰属する著作物であることになると思います。

一般論としても,本件のような場合に,実際の作成者が著作権の帰属を主張し,相手方にその買取を請求できるような慣行はありません。模試の問題は,その塾の問題であるという点に特性があり,あなたの名前で公表すべきことが予定されているものとはいえませんよね。(比較として分かり易いものとしては,たとえば,代ゼミや東進スクールといった超有名予備校の,有名講師が講義で使うために作った問題群や講義録のようなものは,後に講師自身の名前で出版されたりしています。これは,その有名講師というのは,その実績と個性ゆえに強い独立性が認められているからです。それに対して,無名な予備校の無名な講師も,予備校主催の模試があればその問題を作成しますが,そのような形で使われたものを,その講師の名前で出版したり,いちいち問題ごとに著作権の表示をしたりしませんよね。それを認めるほどの独立性がない…結局は,経済的価値の問題として,個々の講師の名前よりは,予備校の名前で世に出すことに経済的価値が高く,個々の講師に著作権の帰属を認める経済的合理性がないことにもよるのかなと思いますが)。

私個人の学生時代のアルバイトなどの経験からも,同様の結論になります。

よって,買取はとても困難であろうと思われます。(契約の仕方として不明瞭ではありますから,今後は塾との交渉により,明文化するなど改善の余地はあると思います)。
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