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patent777
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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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ブログの記事の著作権について

解決済みの質問:

ブログの記事の著作権について質問させていただきます。 私(女性)は医療をテーマに個人的にブログを開設しております。そのことで知り合いになった方(男性)も、その方個人で同じテーマのブログをはじめました。 ネット上に発表されたある研究発表をもとに、その方は昨年12月記事を書きました。私も同じ資料が手元にあったので、それをもとに今年の1月にエントリを立てました。 ネット上の資料は、その時点ですでに削除されており、私は以前知人から手渡された同資料のコピーをもとに記事を書きました。 内容については、その記事をネタに医療の現状を批判するというもので、方向性は同じものです。 しかし、先 に記事を書いた男性から、9月12日頃、メールにて、私の記事が自分の記事の「剽窃」であるとの批判を受け、「引用をするなら、自分の名前とブログを明記してから引用すべき」との指摘を受けました。 私は彼の記事を引用はしておりません。前述のとおり、目指している方向が同じものですから、内容、主張は同等のものとなりました。 また、その資料は自分で苦労して見つけてきたものであり、それを使ってブログで発表する権利は自分にあると言っております。 資料については、私は彼の記事をつかってはいません(手元に同じものがあるわけですから)。  彼の言い分。(メールの一部)「~さん(私のこと)のようなプロ(私はフリーランスのライターです)はそこまで責任を問われます。ブログで済ますなら看過しようかと考えていましたが、本の記事にしてはいけません。~さんはそれでお金を得るのですから。(ブログの記事にしただけで、それによって1円の利益もいまのところ生んでおりません)。 最近も●●ネタ(ネット上の資料のこと)が出てきたので、気にしていました。二度目だからです。(手元の資料をもとに、その後もう一度記事を書いています) 2通目のメール) でもね、先に書いたものが勝ちなんですよ。この記事に関してはあなたの負け。


 


(すみません、ここで送信されてしまいました)。


 ブログ上の資料に関しては、もちろん出典は明記しております。


 


 どうぞよろしくお願いいたします。


 

投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

 本件の問題を突き詰めていくと、①貴方の記事が知人男性(以下「A氏」と表現します)の記事と類似していないこと、または②類似している場合に、A氏の記事に依拠して、ご自分の記事を作成したのではないこと、を立証できるか否かであると考えられます。その理由を以下に詳述します。

 

 まず、A氏の2通目のメールの終わりの方に「・・・先に書いたものが勝ちなんですよ。・・・」とありますが、この考え方は正確ではありません。

 同一または類似の創作物については、著作権以外の知的財産権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)が、先願主義を採用しているので、いち早く特許庁に出願した者にのみ権利が認められます(登録要件を満たしていることを条件に)。

 しかし、著作権法(以下「著」という表現も使用します)では、無方式主義(著17条2項)を採用しています。

 これは、著作者人格権および著作権(以下「著作権等」と表現します)の享有(権利などを人が生まれながら身につけて持っていること)には、いかなる方式の履行も要求されないことを意味します。

 

 更に「享有」のみならず、著作権等の「行使」についても方式の履行は要求されません。著作権登録や国会図書館への納本など、いかなる手続きをしなくても著作物を創作したという「事実」だけで権利者となり得ます。

 

 日本では、そもそも著作権等を原始的に取得したことを公示する登録制度(不動産登記に相当するもの)がなく、登録制度において「著作権の登録」と言われているのは、著作権の移転などの登録であって(著77条)、著作権等を取得したことを登録する制度ではありません。

 したがいまして、著作権等の発生時期(=存続期間の始期)は、著作物を創作した時点です。

 本件で言えば、貴方がご自分の記事を創作した時です。物に固定したり、ブログ等で公表したり、発行されている必要はありません。

 ただし、著作者(貴方)の頭の中に構想として存在しているだけの時点では、著作物とは言えず、外部的に認識できる形で「表現」された時点となります。

 

 そのため、「先に書いたものが勝ち」という表現は正確ではありません。すなわち、創作が早いとか遅いと言った、時間的要素は、権利の発生に影響しないということです。

 例えば、同一内容の記事について、後に創作したものであっても、以下でご説明するように「著作物」として認められれば、同一内容の記事について複数の著作権等が存在し得ます。

 

 さらに、メールには「資料は自分で苦労して見つけたので、それを使ってブログで発表する権利は自分にある」と記載されていますが、資料を見つけた者だけが 独占的に発表できるというような権利は、著作権法には規定されていません。

 もし、A氏が規定は存在するというのであれば、何条にあるのかを訊ねてください。(民法などにも、そのような権利は存在しないと思いますが、当方の専門分野の範疇外ですので、その点についての明言は避けます)。

 

 次に、「著作物」について、本件で言えば「ブログの記事」について説明します。

 著作権法では、著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(著2条1項1号)と規定されています。

 

ブログの記事も著作物となり得ます。

 

 ここで、貴方がご自分の記事を創作するに当たって、研究発表を参照したことは問題ありません。ただし、貴方の記事にそれを引用(著32条)している部分があれば、その引用の程度によっては、その研究発表の論文?についての著作権の侵害となる場合があることに注意しなければなりません。この点は質問内容とは直接に関係していないので、詳細は避けます。

 

 次に、同等の内容の記事を先にA氏がブログに載せていることも、上述したように無方式主義を採用する日本の著作権法では問題となりません。

 

 本件で問題となるのは、貴方の記事が、上述した著作物の定義(著2条1項1号)のうち、「創作性」を有するか否かです。

 すなわち、貴方の記事が「創作性」を有していれば著作物となります。そして、貴方に著作権等が発生し、ブログに掲載することに関して何の問題も生じません。

 

 ここでいう「創作性」とは、記事の「内容」ではなく、外部的な「表現」に創作性が認められるかどうかということです。

 内容に創作性が認められなくても、表現に創作性が認められれば、著作物として「創作性」は認められます。

 

 そのため、複製でないことは当然の要件ですが、発明における新規性のように、社会において絶対的に新規である(公知ではない)ことは要求されておらず、「相対的」であればよく、貴方がご自分の記事を作成する時点において、社会に他に同じような表現があっても、すなわち同一または類似のものがあっても、それに依拠しないで別個独立になされたものであれば「創作性」が認められ、著作物となり得ます。

 

 本件においては、まず初めに、貴方の記事がA氏の記事と類似しているか否かを検討する必要があります。類似していなければ、貴方に著作権等が発生しえます。

 

 次に、もし類似していれば、先に掲載されたA氏の記事に依拠したか又はその痕跡が認められるかが争点になると考えられます。

 

 質問内容からして、貴方がネット上に掲載された研究発表を基に、ご自分で独自に創作された記事であるということは分かるのですが、仮に司法上の争いが生じた場合に、A氏の記事に類似しているか否か、そしてA氏の記事に依拠して創作されたものであるか否かが争点になると考えられます。

 つまり、仮にそっくりな記事であったとしても、A氏の記事を全く知らずに独自に創作したのであれば、A氏の著作権を侵害しているとはなりません。

 反対に、事実として貴方がA氏の記事を見ていないと主張・立証しても、状況などから判断して、貴方がご自分の記事を創作した当時、A氏の記事内容を知っていたと推定されたり、A氏の記事に依拠して創作したと裁判官に推測される可能性も否定できません。

 

 したがいまして、記事の内容は類似していても、表現が客観的に(明らかに)異なる形で記事を編集して、再度、ブログに掲載するのが安心であるかもしれません。

            

                                                     以上

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質問者: 返答済み 5 年 前.

 ご丁寧な回答、ありがとうございます。

 もう少しよろしいでしょうか。

 以下、私とA氏の記事をそれぞれお読みいただいて、これが「剽窃」にあたるものかどうか、資料の取り扱いの正当性について、ご意見をお願いできればと存じます。最初の私の説明では不明瞭な部分も多かろうと思いますので現物をご覧いただこうと思った次第です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

私の記事

 http://ameblo.jp/momo-kako/entry-10771387838.html

 

A氏の記事

http://ameblo.jp/brodybrody/entry-10736074674.html

質問者: 返答済み 5 年 前.

 私はA氏の記事を事前に読んでいます。

 その事実を踏まえて、実際の記事をお読み頂き、「剽窃」かどうか判断をお願いいたします。

 

専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

少し、お時間をいただきます。

 

著作物の類比は非常に難しいので、じっくり対比してから本日中に回答いたします。

 

専門家:  patent777 返答済み 5 年 前.

 まず、回答が遅れたことに対してお詫び申しあげます。

 

 以下に述べる見解はあくまで私見であって、司法上の争いが生じた場合に、必ずしも私の見解と同様の判決がくだされることを保証するものでないことをご了承ください。

 

 そこで、結論から申しますと、類似していないと思われます。

 

 確かに全体の趣旨や手法については共通していると思われます。

 

 すなわち、公表された同一の研究報告書を引用し、それに基づいて記載している点や、精神科医が患者に依存性のある精神薬を投与して、利益を得るという現状に対して、問題を提起している点において共通していると思われます。

 

 しかし、具体的な内容やその表現に大きな違いがあると思われます。

 

 A氏は、もっぱら医師の医療行為に焦点を当てて、会社経営の在り方について問題提起しているといった内容です。

 

 これに対し貴方の記事は、医師の医療行為のみならず、A氏の記事にない処方の歴史や、その歴史が繰り返されること及びマイケル・ジャクソン氏の例などを取り上げて、現在も処方されている精神薬のベンゾジアゼピンの危険性や治療手順の問題点についても多く言及しています。

 

 また、研究報告書からの引用も異なる引用部分が相当程度あり、更には貴方の記事にはA氏の記事にはない時系列的な表現形式による記載もあります。

 

 そして、A氏の記事が主観的な色合いが濃いのに対して、相対的に貴方の記事は、客観的・体系的な色合いが強く、A氏が取り上げていない問題も提起しています。

 

 以上の諸点から鑑みますと、両者の記事は類似していないと推測するのに不都合はないと思われます。

 

 仮に、警告されるなど、A氏が貴方を訴える可能性が高くなった場合、訴えられる前に、著作権に詳しい弁護士ないし弁理士に両社の記事が類似している否かについて鑑定を依頼しておいた方が無難だと思います。

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