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shihoushoshikun
shihoushoshikun, 司法書士
カテゴリ: 相続・遺言
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経験:  東京司法書士会所属司法書士・土地家屋調査士事務所で10年実務を経験
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恐れ入ります。 相談というより質問です。教えてください。 数年前、祖父が自分の長男(伯父)に全財産の相続手続

解決済みの質問:

恐れ入ります。
相談というより質問です。教えてください。

数年前、祖父が自分の長男(伯父)に全財産の相続手続きをした後、亡くなりました。
(祖父は財産を祖母や私の母を含めた6人の子ども全員に相続するのではなく、
長男に全部譲るのが当然という考えの持ち主でした。)
祖母(介護支援は受けていま せん。痴呆もなく自立しています)は健在で、
祖父のいた実家に一人暮らしをしており、伯父の家族は他市で暮らしています。

そして、今年初め、相続を受けた伯父が急死したんです。

義伯母はそれまで全く、実家には顔を出していなかったのですが、
伯父の死後、何故か伯父の位牌は実家(祖母のところ)に置かれ、
位牌にそなえる食物等の用意や、しきたりに従って行なう法要は、全て祖母任せです。
それでも、法要の時にいただいた香典等は、その都度全て持ち帰ってしまいました。
母や他の叔父たちは憤慨していますが、お金のことは伯父の葬儀に関するものなので
仕方がないのかなと思います。
義伯母は今、1ヶ月か2ヶ月に1度程度、実家に来ているようですが、
来る度に祖母が年金で買った米や日用品等を持っていってしまうのがわかるので、
私から見ると、祖母がかなり粗末な扱いを受けているように見えてしまい、悲しくなります。

前置きが長くなりましたが、私がおうかがいしたいのは、
祖父から伯父に相続された財産は、誰のものになるのでしょうか?ということです。
私には中高生程度の知識しかないのですが、私が学校で習ったのは、
配偶者に半分、残りの半分は子どもで分ける・・・という内容だったように思います。

その内容に従うと、まだ健在の祖母は、一文無しになってしまう、ということでしょうか?
祖母だけが住んでいる建物も、耕している畑も、義伯母と従兄妹たちのもの、
ということになるのでしょうか?

両親や叔父たちともこの話をしましたが、
「よくわからないけど、仕方がない」
ということで、成り行きを見守るより仕方がない様子です。

…教えていただいたところで私にはアクションを起こすだけの立場にはないのですが、
私の家族には優しい義伯母の祖母への態度と、
祖母自身の様子を見ているとなんだか辛くなってしまい
質問させていただきました。

つまらない内容で申し訳ありませんが、教えてください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 相続・遺言
専門家:  shihoushoshikun 返答済み 4 年 前.

こんばんは、司法書士です。よろしくお願いします。

 

 

>数年前、祖父が自分の長男(伯父)に全財産の相続手続きをした後、亡くなりました。

ということですが、法律的に言うとこれは、「相続」ではなく「生前贈与」ということになります。

 

そして、贈与された財産は贈与を受けた人(伯父)のものとなり、その伯父が亡くなったため、今度はその伯父の配偶者と子供に半分ずつ相続されることになります。

 

つまり、質問者様の理解している通り、残念ながら祖父の財産全ては伯父の配偶者と子供たちの者となってしまいます。

 

 

本来、法律は亡くなった人の財産を公平に分配することを理想の形としています。だから配偶者と子供に亡くなった人の財産が分配されるように規定しているのです。

しかし、亡くなった人が家族の一部の人にだけ(例えば今回のケースでは伯父)財産を残したいと思う場合、その人の意思は尊重されるべきであり、1人に対して財産を相続させることもできます。

ただし、それでは残された他の家族が一文無しになってしまい、かわいそうなことになります。そこで法律(民法)は「遺留分」という制度を設けました。

たとえ亡くなった人が特定の一人に財産を贈与・相続させたとしても、財産を残されなかった人(相続権のある人に限ります)は遺留分を行使することで、最大で相続財産の半分(相続人が祖母だけの場合です)を取り戻すことができます。これが遺留分制度です。

 

 

しかし、この遺留分の行使は「相続の開始(祖父が亡くなったとき)」から1年以内にしなければ時効により消滅してしまいます。

 

 

ですから、質問者様のご祖母様は大変辛い状況ではありますが、財産を得ることはできないと言わざるを得ません。

 

 

ただ、

>(祖父は財産を祖母や私の母を含めた6人の子ども全員に相続するのではなく、
長男に全部譲るのが当然という考えの持ち主でした。)

ということですから、財産を取得した伯父の家族には道義的に(法的には強制できませんが)ご祖母様の身の回りのお世話をする義務があるのではないでしょうか。

その点を、親族を含めて話し合いしてみるといいかもしれませんね。

shihoushoshikun, 司法書士
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