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ganka1, 眼科専門医
カテゴリ: 眼科
満足したユーザー: 16
経験:  眼科専門医として10年以上勤務。一般眼科の他、眼瞼の形成にも携わっています。
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現在NZ在住の56歳の女性です。当地の眼科専門外来のある病品で加齢性黄斑変性と3週間前に診断され、最初の検査の際にア

解決済みの質問:

現在NZ在住の56歳の女性です。当地の眼科専門外来のある病品で加齢性黄斑変性と3週間前に診断され、最初の検査の際にアバスチンを眼球に注入する治療を受けました。10日ほどして、気のせいかゆがみの度合いが少なくなった気がします。ネットでビタミン、ミネラル、ルティンを含む野菜を摂ることを進めており、それも同時並行でしています。喫煙せず、高血圧で もなく、日ごろから運動も、野菜もふんだんにとる生活をしています、遺伝の可能性は、両親は近眼でしたが、特にこれと言った眼科系の病気もなかったようです。次回のこちらの診療は2週間先です(前回は、造影剤を入れて写真を取られました。)
日本の友人は、日本に戻っての治療を進めています。ニュージーランドの眼科の技術がどのくらい進んでいるかわからず、しかも西洋人がかかりやすい病気とも聞いていますが、日本での治療を考えたほうがいいのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 眼科
専門家:  ganka1 返答済み 5 年 前.
こんにちは。質問内容を拝見いたしました。外国在住中に病気にかかって不安に感じておられると思います。まずはお見舞い申し上げます。

 加齢性黄斑変性症は、近年日本でも患者数 が増加しつつある病気です。ご存知のように、50歳以降の方の眼底の一番真ん中のものを見る部分(黄斑)が萎縮を起こしたり、新生血管が生じたりして視力が低下する病気です。
 はっきりした原因はまだ解明されていませんが、やはり近年の高齢化に伴って出てきた病気と考えられます。
 リスクファクターは喫煙、ルテインやビタミンなどの栄養素不足、青色光の刺激、強度の近視などが指摘されています。ですので、禁煙、オキュバイト(ルテインを含むビタミン剤)内服、青色光カット作用のあるサングラスの着用などが推奨されています。これについては既に行っていらっしゃるという事でしたよね。

 治療法については、現在世界中で研究が進められています。日本国内でもある程度の方針は学会で定められています。
 方法としては、アバスチンやルセンティスなどの薬剤を眼球内に注射して新生血管の勢いを弱めるもの、PDT(光線力学療法)といいある特殊な薬剤を注射してからレーザー治療を行うもの、眼球内注射とPDTの併用などがあります。
 ただ、これらの方法のうちどれを選ぶか、ある程度の指針はあっても、症例によっては専門医の間でも意見がわかれることがあります。
 いずれにしても、黄斑変性は、1、2回の治療ですぐ治る、というものではなく、長期間通院と治療が必要になる、少々やっかいな病気である、ということは認識しておく必要があります。

 まずは、現在治療を受けている主治医の先生に、現在のご自身の黄斑変性がどのようなタイプのものであるのか(色々種類がありますので)、治療方針は今後どのようなものが選択されるのか、病気は今後どのような展開をたどると予想されるのか、よくお聞きになってみる事が必要かと思います。

 私も現地の医療事情については分かりませんが、先生の説明を聞いても不安なのでしたら、セカンドオピニオンを求めに一時帰国をなさる選択肢もありえると思います。
 ただその場合、主治医の先生に相談し、これまでの治療経過、造影検査や断層写真の結果などを書いた紹介状を作成してもらう必要があります。これらの情報が無いと、受診先で検査をまた1からやり直し、ということになり貴重な時間とお金が無駄になってしまいます。
 また、病状によっては飛行機に乗ったり遠くに出かけたりするのが目にとって良くないこともあるかもしれませんので、くれぐれも自己判断はやめましょう。

 日本で受診されるのでしたら、関東でしたら日本大学駿河台病院、もしくは杏林大学あたりでしょうか。
 いずれも、全国から黄斑変性の患者さんが殺到していますので、1回の診察では結果が出ない可能性が高いと心づもりしておく必要はあります。

 まずは、主治医の先生ともう一度よくお話をしてみてはいかがでしょうか。
 どうぞお大事になさってください。

 質問内容を元に文面を作成いたしました。
 これは、診察結果ではなく、あくまで参考意見の一つです。
 当サイトの規約に則り、最終的な判断は、必ず眼科専門医の診察のもとで出すようくれぐれもお願いいたします。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ご丁寧なご説明有難うございます。重ねて質問をさせて頂いていいでしょうか?

日本ではアバスチン治療は保険でカバーできない、とどこかのネットで情報で読んだ気がしますがそうなのでしょうか?またレーザー治療についても保険内で出来ることなのでしょうか?

今度の診断が今月半ば過ぎとなります。レーザー治療での可能性についてはまだ示唆されていませんが、この治療は何か後遺症、危険性などがあるのでしょうか?極度の近視(と加齢)は今のところ思い当たることがあります。昨年末からPC前での作業をかなり長い間(10時間ぐらい)していました。こういうのも原因になる可能性があるのでしょうか?

専門家:  ganka1 返答済み 5 年 前.
 こんにちは。

 アバスチンというお薬は、もともとは大腸癌の治療に使用される抗がん剤です。近年、黄斑変性症をおこす新生血管の抑制に効果がある事が分かりました。
 日本では、本来の癌治療以外(今回は黄斑変性症)にアバスチンを使用 する場合、各病院ごとに倫理委員会の承認を得た上で、保険外診療を行っています。ですので、どの病院でもできる、というわけではなく、その料金も各病院ごとで異なっています。

 レーザー治療、PDTに関しては、「黄斑変性症」という病名が着いている場合は保険診療です。また、実際にレーザー治療が適応になるかどうか、仮にレーザーを受けた場合どうなるのかは、実際の患者さんの病状によって予後はかなり異なってくると考えられます。有効な症例もありますが、網膜の萎縮、新生血管からの出血により、視力が低下するケースもあります。

 パソコンなどから発生する電磁波もリスクファクターの一つ、とは言われていますが、これはなんともいえません。電磁波はけっこういろんなところから飛んできていますしね。
 文面から推察いたしますと、ご自身でも述べておられるように、強度の近視と加齢が関係しているものと思います。

 いずれにしても、前回の回答で述べましたように、黄斑変性の患者さんは、そのかたの病状によって、予後や治療方針はかなり違います。
 最終的には、眼科専門医の診察を受けて、よく説明を聞き、納得した上で治療に望む事が必要です。
 
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