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kanekiyo
kanekiyo, 司法書士
カテゴリ: 不動産・宅地取引・登記
満足したユーザー: 481
経験:  大手司法書士事務所での勤務を経て独立。現在は司法書士事務所を経営。
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はじめまして、土地の分筆のことでご相談したいと思います。母との共有名義の土地を分筆するのに、今現在、母が脳梗塞で入院

解決済みの質問:

はじめまして、土地の分筆のことでご相談したいと思います。母との共有名義の土地を分筆するのに、今現在、母が脳梗塞で入院中の為、弟が母の代理人として、実印を預かっています。母は、寝たきりですが、意識ははっきりしていて話もできます。昨日、母と面会をして、分筆の了解を得ました。覚書に拇印も押してもらえました。母は了解済みなのに弟がどうしてもだめだと言います。今まで長年の兄弟間の 確執による嫌がらせと思います。挙句の果てには、母が亡くなった時の遺留分財産を放棄する約束をすれば実印を押すと言っています。私は、以前より放棄しても良いと考えていたので、分筆登記をしてくれることを交換条件に財産を放棄すると言ってしまいました。弟が依頼した弁護士さんが、書類を作るから、印鑑を押してくれとのことですが、私は、どうしたらよいのかわかりません。最善の方法を教えて下さい。よろしくお願い致します。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 不動産・宅地取引・登記
専門家:  kanekiyo 返答済み 5 年 前.

こんにちは。司法書士のkanekiyoと申します。質問をご投稿頂き、誠に有難うございます。
ご質問への回答は以下の通りとなります。分かりやすい回答を心がけてはおりますが、ご不明点等ございましたら、お気軽にご返信下さい。

 

生前に遺留分を放棄するには家庭裁判所の許可が必要になります。

ですので、現時点で口頭でその旨をおっしゃったということに法的な拘束力はありませんので、その気がないのであれば相手方弁護士の要求は拒否し、分筆の話をスムーズに進めるために致し方ないと思われているのであれば、その弁護士の申し出に応じて手続きを委任するという選択肢もあろうかと存じます。

 

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_26/index.html

 

ちなみに、遺留分が何なのかご存知でしょうか?

遺留分とは、遺言によって遺産を全く又はほとんどもらえないことになった相続人に対して最低保証をする制度です。

例えば、遺産が1000万あり、相続人が子二人だけの場合、遺言がなければその取り分は各1/2ずつです。しかし、遺産全てを子の一人に与えるという遺言があった場合に、何ももらえなくなるもう一人の子があまりにも不憫なので、その子に遺産の1/4(このケースでは法定相続分1/2に対し1/2を乗じたもの)である250万を請求する権利を与えるというものです。

そして、この遺留分を放棄するということは遺言に従い、250万請求できる権利を放棄するということです。

 

ここで勘違いされている方が多いのが、遺留分を放棄すると遺産を一切もらえないと思っていることです。

これは間違いで、遺留分を放棄して不利益を受けるのは、遺言があり、その遺言により自分が財産をもらえない場合です。

ですので、そもそも遺言が無ければ、仮に遺留分を放棄していても、兄弟二人だけであれば、遺産をそれぞれ1/2ずつ相続しますし、遺言があっても逆に自分が遺産をもらえるような内容であれば、それにしたがって遺産を相続することができます。

 

ご質問のケースで遺言がすでにあるのか、またあった場合にその内容がどうなっているか不明ですが(弁護士が介入していることを考えれば、弟様に有利な遺言が既にあるか今後作ることを画策しているように思いますが)、上記のようなこと踏まえて、遺留分を放棄すべきか否か判断されるとよろしいかと存じます。

 

 

 

 

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質問者: 返答済み 5 年 前.
回答ありがとうございます。別の角度からお聞きしますが、母の了解済みなのに、実印を預っている弟が分筆を拒否することは、正当なことでしょうか。家庭裁判所に審判をおねがいしたいのですが、もし、わたしの言い分が認められた時は、裁判所の審判は、法的措置を伴う強制力は、あるのでしょうか。
質問者: 返答済み 5 年 前.
回答ありがとうございます。別の角度からお聞きしますが、母の了解済みなのに、実印を預っている弟が分筆を拒否することは、正当なことでしょうか。家庭裁判所に審判をおねがいしたいのですが、もし、わたしの言い分が認められた時は、裁判所の審判は、法的措置を伴う強制力は、あるのでしょうか。
専門家:  kanekiyo 返答済み 5 年 前.

ご返信ありがとうございます。

おっしゃるとおり、法律的に弟様は何ら分筆を拒む権限をお持ちではありません。

 

ただ、家庭裁判所に対して何の審判を求めるかというのは問題です。

例えば、弟様から実印を取り戻すためには、家庭裁判所への審判申し立てではなく、お母様が原告として、所有物返還請求訴訟を弟様を対して起こす必要がございます。

 

また、ご質問者様が分筆をお望みの理由は分筆後にそれぞれ単有の土地を持つことにあると存じますが、それを求めるのであればご質問者様がお母様に対し共有物分割訴訟を提起する必要があろうかと存じます。

 

以上のような手続きをとり、訴えが認められれば、合法的かつ強制的に手続きを進めていけることになります。

※残念ですが、今回のケースで法律に則って強制的に手続きをするには、家庭裁判所への申立てではなく、訴訟手続きが必要になろうかと存じます。

 

どちらにしても、ご本人で対応するのは難しいかと存じますので、実際に法的な手段をとるのであれば、弁護士さんにご相談し対応されるか、または、上記の事情を市町村役場にご相談し、実印を登録しなおすほうが早いのではないかと存じます(お母様が同意されるのであれば、これが最も現実的で手間のかからない解決方法かと思います)。

役所によっては、お母様の委任状(拇印)で対応してくれるところもございますので、事情をお話しになって、対処方法をご相談してみてください。

※役所によって取扱いが大きく変わってきますので、窓口でご相談してみてください。

 

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