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ekotae
ekotae, 社会保険労務士
カテゴリ: 雇用・労働
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経験:  開業後、ずっと労働者から職場のトラブル、社会保険、労働保険など多数相談を受けてきました。特定社会保険労務士の資格有
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4月より外来勤務移動がでた准看護師です、一般病棟で夜勤もしていたので 夜勤代が6万円位減給になります。移動の理由は

質問者の質問

4月より外来勤務移動がでた准看護師です、一般病棟で夜勤もしていたので
夜勤代が6万円位減給になります。移動の理由は病棟に正看護師を揃えたい、あなた
に勤務上の落ち度はなかったけどとありました。私は勤続27年ですがこんなに収入が減るのは初めてです。何かアドバイスをお願いいたします…
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 雇用・労働
専門家:  ekotae 返答済み 2 年 前.

雇用・労働カテゴリ担当の特定社会保険労務士です。質問をご投稿いただき、誠にありがとうございます。

配転に同意せず、無効を主張できる余地があると思います。

配転命令が有効となるには、「労働契約」、「就業規則」、「労働協約」に根拠が記載されていることが必要です。
また、法令違反や権利の濫用でないことが必要です。

配転命令が有効になるための根拠とは、「会社は業務上の必要性がある場合、配置転換を命じることがある」というような記載です。

仮に根拠が記載されていなければ配転命令は無効です。

また、仮に根拠が記載されていても、もともと労働契約で勤務地や職種が限定されている場合、配転命令は無効です。

ただ、根拠が記載されている場合でも権利の濫用になる場合は配転命令は無効です。

権利の濫用になるかどうかは次の点などで判断されます。

・業務上の必要性があるかどうか
・不当な動機、目的によるものでないかどうか
・配転に伴って労働者に大きな不利益が発生するかどうか
・人員の選択に合理性があるかどうか

貴方のケースの場合、勤続27年であり、業務にも慣れているでしょうし、正看護師と准看護師の仕事の内容はそれほど変わらないと思いますので、上記の業務上の必要性に欠けると思われます。正看護師を揃えたいという理由自体も貴方を配転させる理由として適切なものではないように思えます。

また賃金が6万円も減額となるのは、労働者にとって大きな不利益となります。

職場内で問題が解決すればよいのですが、解決しなかった場合は外部の力をかりることも可能です。次の方法があります。

●労働局のあっせん
労働局の紛争調整委員会による「あっせん」とは、相対立する個々の労働者と使用者との間に弁護士、大学教授などの学識経験者である第三者が入り、当事者双方の事情を聴取、整理、相互の誤解を解くなどして、当事者双方の話し合いによる紛争の解決を目指す制度です。

労働局は各都道府県に必ず1つあります。

●あっせんのメリット
①非公開
②手続きが裁判ほど難しくない
②迅速な解決が期待できる
③本人が手続きすれば無料(特定社会保険労務士に代理を依頼すれば費用発生)

●あっせんのデメリット
①強制力がない(相手側があっせんの参加を拒否したり、参加しても和解案に応じる義務がない)

●労働審判とは
労働審判官1名(裁判官)と労働審判員2名(民間の労使の専門家)で構成される労働審判委員会が個別労働紛争を審理して調停による解決を目指します。原則、3回以内の期日で審理は終了します。調停が成立しなかった場合は審判が出されます。
審判が出ても紛争の当事者が納得出来ず、異議の申立てがあれば通常の裁判に移行します。
労働審判の申立ては地方裁判所にします。

裁判所のホームページ
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_minzi/minzi_02_03/index.html

●労働審判のメリット
①裁判に比べると迅速な解決が期待できる
②事案の実情に即した柔軟な解決が期待できる

●労働審判のデメリット
①通常の裁判に移行すると二度手間となる
②弁護士に代理を依頼すれば費用が発生

●あっせん→労働審判
あっせん不成立の場合、労働審判又は裁判に進むことができます。最初から労働審判又は裁判をすることもできます。

また、配転に伴って賃金を減額するのは基本的には認められません。

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