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remember2012
remember2012, 社会保険労務士
カテゴリ: 雇用・労働
満足したユーザー: 975
経験:  社会保険労務士
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現在専門的な事務職をしておりますが、用務・営繕への配置転換を匂わされています。 私のしている業務で不利益を与えた事

質問者の質問

現在専門的な事務職をしておりますが、用務・営繕への配置転換を匂わされています。
私のしている業務で不利益を与えた事もなく、「過小な要求」というパワハラではないかと思います。
どうすれば良いのでしょうか…。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 雇用・労働
専門家:  remember2012 返答済み 3 年 前.
ご相談ありがとうございます。労働分野専門の社会保険労務士です。

まず、貴方もすでにご承知のことと思いますが、パワハラに関しては厚生労働省から次のように発表されています。

【パワハラ具体的行為】
(1)身体的な攻撃(暴行・傷害)
(2)精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
(3)人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
(4)過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
(5)過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
(6)個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

しかし、上記事項に該当するかというだけでパワハラとして違法であるかどうかは判断されません。
パワハラの違法性は被害者の主観的な感情を基準に判断されず、行為の場所、時間、態様、被害者の対応などを考慮して、行 為が社会通念上許容される限度を超え、あるいは、社会的相当性を超えると判断されたときに成立すると考えられてるからです。

もっとも今回の場合は、会社が行う配置転換に正当性があるかどうかの問題になるでしょう。

配置転換(以下、配転)についてもパワハラと同様に直接規制する法律はありません。
但し、過去の判例から①勤務場所・職種を特定する合意がなく、②労働協約、就業規則に、業務上の都合により配転を命じることができる旨の規定があり、かつ現に配転を行っている等の実情がある場合には、使用者(会社)が労働者の個別的な合意なしに配転を命じる権限があるとされています。
つまり、配転命令権は使用者側に広い裁量がある権利です。

とはいえ、いくら就業規則、労働契約に基づいて使用者に配転命令権が認められたとしても、その権利が濫用と認められれば無効を主張できます。

過去の判例から配転命令権の濫用が認められる特段の事情として
①当該配転命令に業務上の必要性が存しない場合、②業務上の必要性がある場合でも、当該配転命令が他の不当な動機・目的をもってなされたものであるとき、③もしくは労働者に対し通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるものであるとき、をあげています。

現在はまだ配転を匂わされている状況ということですが、実際に配転命令を受け、それに貴方が納得できないのであれば、上記のようなことをもとにその配転命令が権利濫用にあたらないか争うことになります。

現実問題として労使関係においては圧倒的に力の差があります。労働者個人で交渉を進めるのは難しいものがありますので、行政の制度を利用することもご検討されるとよいでしょう。

パワハラや配置転換などの直接法令違反にならない労務トラブルは次のような制度を利用して解決します。

①労働局長による助言・指導制度
労働局、労働基準監督署内にある総合労働相談センターにご相談ください。
相談内容によって会社に対し、都道府県労働局長による助言・指導が行われます。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/kobetsu_roudou_funsou/_84171/roudou-soudan/2.html

②労働局のあっせん制度を利用する。
あっせん制度とは国が指名したあっせん委員が仲介役となって、労使の間に入り和解による解決を目指すもので無料で利用できます。
双方の主張を聴きますが、事実の認定は行わず、あっせん案の提示が行われます。
簡単に言えば、国が話し合いの場を作ってくれる制度です。
ほとんどのケースが、概ね1ヵ月程度で解決します。
こちらも全国の労働局、労働基準監督署内にある総合労働相談センターで相談、申し込みができます。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/kobetsu_roudou_funsou/_84171/roudou-soudan/3.html


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