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sr_hossy
sr_hossy, 社会保険労務士
カテゴリ: 雇用・労働
満足したユーザー: 1537
経験:  法政大学経営学部経営学科卒業銀行勤務、大手建機メーカー経理部勤務を経て、社会保険労務士事務所を開業。
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突然ですみません。 愛知県でトラックの運転手をしております。早速ですが会社からこんな通達を貰ったが、合法ですか? もしこれがまかり通るなら個人的に保険に入らないと恐くて仕事が出

解決済みの質問:

突然ですみません。
愛知県でトラックの運転手をしております。早速ですが会社からこんな通達を貰ったが、合法ですか?
もしこれがまかり通るなら個人的に保険に入らないと恐く て仕事が出来ないと思いましたので質問させていただきました。


緊急通達

経済が日々変わって行く状況を真摯に受けとめ、理屈抜きで、新しい発想のもとで仕事に生活に全力を注いで、生き残らなければ成りません。これらの対策として、以下の事を決定、遵守してまいります。

◯燃料の高騰が続いております。各自、仕事中、必ずエンジンを切ること。
むやみにスピードを出さない事。
昨年度と比較すると、月単位で170万円上昇しております。

◯事故が多発しております。
この状況では、保険契約が危ぶまれます。今後事故の撲滅を計る為、事故に対し、安易な考え方を改め反省、従来の決定事項を改正します。

・過失10割の事故に関しましては、発生損害額(対物車両・荷物休車)100万円を超過する事故は、総額100万 円まで弁償金として支払って頂きます。その他の全ての事故に関しましては、相手側、自社側の損害額に対して、最大で60万円までの、免責分を支払って頂きます。損害金50万円までの事故及び、自損事故につきましては、保険扱いに致しません。その都度、損害金を算出致します。荷物保険も同様です。最大で50万円までは、支払って頂きます。これらの措置の目的は、事故の撲滅です。未申告の事故は、全額支払って頂きます。

・電球1コでも不具合が見つかったら、報告して下さい。(トー◯◯ボデーは別会社ですので、直接依頼をしない事)
・制服の着用(身形を清潔に)
自社事務所、他社事務所への出入り時には必ず制服着用の事。ビーチサンダルは社内(駐車場も含む)車内の使用は、認めません。もし車内にある時は、処分致します。
・飲食物の容器、缶、ジュースパック、これらをドラム缶、コンテナボックスに捨てるな。
・会社の経営悪化に伴い、取締役中◯保が責任を取って経営の刷新を計る為、退職致しました。現在、一般社員総務担当に再就計致しました。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 雇用・労働
専門家:  sr_hossy 返答済み 4 年 前.

ご相談、拝見させていただきました。労働問題担当の社会保険労務士です。

会社からの通達、拝見させていただきました。

労働者が会社に対して損害を与えてしまった場合に、労働者がどこまで負担する必要があるか、というのは裁判、すなわち司法の判断となりますので、損害の発生状況によって異なります。

ただし業務上「軽微な過失」の場合、労働者に賠償責任はない、とするのが裁判所の見解です。労働者の働きで会社は利益を得ているのに、損害が発生した時には労働者負担では不公平である、との考え方からです。

業務上「故意」「重大な過失」で損害を与えてしまった場合には、労働者にも賠償責任がある、とされます。しかし全額を労働者に負担させるということはほとんどありません。たとえ労働者の「故意」や「重過失」があったとしても、業務上で発生した損害に会社も責任を負っている、という事からです。

あくまでも損害のケースによりますが、「故意」や「重過失」で会社に損害を与えた場合の労働者の負担は損害の半分程度が一般的判例です。

ですのでご相談の通達ですが、このような内容の通達を出すこと自体が違法ではありませんが、実際に事故が起こった場合には、この通達通りの運用を労働者に強いることは出来ません。

労働者側としては、会社から一方的に押し付けられた賠償責任に対し、納得がいかなければ訴訟を提起することにより、司法で判断された負担割合だけを賠償すればいいのです。

会社が裁判時に「既に緊急通達で従業員には徹底している事だから、労働者が全額負担することに労働者も同意している」などと主張してもそれは無効です。

まだ事故が起こっていない今の段階で会社に対して「そんな通達は無効だ」と問い詰めても、会社との関係が悪くなるだけですので、する必要はありません。

実際に事故が起こった時に会社が「通達通り、君が全額負担しなさい」となった場合に、「納得できない」として訴訟を起こして司法の判断を待つ、というスタンスでよろしいかと存じます。

質問者: 返答済み 4 年 前.

回答ありがとうございました。
過失の重い、軽いは裁判で決めるのでしょうか。
例えば厳しい運行スケジュールで走った挙句の居眠りによる事故とか
それと保険を使うか使わないかも会社で決めるのでしょうか。軽いは
保険を使うか使わないかでも負担額が違うと思うのですが
専門家:  sr_hossy 返答済み 4 年 前.

ご返信、ありがとうございます。

 

一つずつ回答させていただきます。

 

 

「過失の重い、軽いは裁判で決めるのでしょうか。」

 

損害が発生してしまった場合、労働者側は「軽い過失」だと主張するでしょうし、経営側は「労働者の重大な過失だ」と主張するわけですから、過失の重い軽いを労使の話し合いで決定することは皆無でしょう。となるとその判断は裁判で司法判断をしてもらうしかありません。

 

 

「保険を使うか使わないかも会社で決めるのでしょうか。」

 

保険を使う使わないは会社の経営判断の範疇です。

しかし労働者に過酷な運行スケジュールを強いて、事故が起こってしまい、会社が保険に入っていなかった、となれば保険に入っていなかった会社の過失を考慮するのが判例での見解です。

ですので会社が保険に未加入だったから保険でカバーできないから労働者が負担しろ、という理論は成立しません。保険加入は会社の任意ですが、危険回避の為に保険に入るべき立場なのは会社ですから、判例では会社の過失がより大きく判断される傾向があります。しかも過酷な運行スケジュールが原因の事故は会社の責任がとてつもなく大きくなります。

保険へ加入することを法的に義務付けることはできませんが、保険に入っていれば実損害はもっと少なくてすみましたよね?という判断を裁判ではします。

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