JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
bengosimailmeに今すぐ質問する
bengosimailme
bengosimailme, 弁護士
カテゴリ: 雇用・労働
満足したユーザー: 818
経験:  弁護士
60911264
ここに 雇用・労働 に関する質問を入力してください。
bengosimailmeがオンラインで質問受付中

パワーハラッスメントについてご質問いたします。最近わたしの会社の取引先の担当者の上司から以下の行為がありました。わた

解決済みの質問:

パワーハラッスメントについてご質問いたします。最近わたしの会社の取引先の担当者の上司から以下の行為がありました。わたしの会社は5名の少人数の輸出貿易商社で、取引先は一部上場のメーカーです。最近中国向けの重要な商談を逸注しました。取引先数社が集まったパーティーの席上で他の 人に聞こえるように以下の発言がありました。1)詳しい事情を聞く前から、逸注したのは100%わたし個人のミスであり、担当者に謝れとすごんだ。2)わたしはいくつになる、と聞いたので62歳だというと、いつまで働くつもりだ、と暗にはやく辞めろと取れる発言をした。3)わたしの会社のやり方を改善しないと、代理店を他に移すと脅しと取れる発言を頻繁にしているが、その日もその旨の発言があった。上記の場合、パワハラとして訴訟に持っていくことは可能でしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 雇用・労働
専門家:  bengosimailme 返答済み 5 年 前.

弁護士のbengoshimailmeです。はじめまして。ご質問の文面から窺える事情に基づき,回答致します。回答には細心の注意を払っておりますが,できるだけ早く回答しようともしているため,単なる法律用語などは,説明なく用いる場合もあります。ご存じない専門用語は,Googleなどで検索なさって下さい。

1.

1)は,パワハラとされる行為のうち,公開叱責(多数の面前での叱責),人格否定にあたり得ますね。

2)は,退職勧奨とも取れる発言です。

3)具体的な前提事情と当日の具体的な発言によりますが,脅迫,強要にあたり得ます。

 

2.ところが,本件は,相手が,「取引先会社の担当者の上司」とのことです。パワハラというのは,「職場において,地位や人間関係で弱い立場の労働者に対して,精神的又は身体的な苦痛を与えることにより,結果として労働者の働く権利を 侵害し,職場環境を悪化させる行為」とされるものであって,要は職場における労働者への権利侵害であるところ,取引先会社の担当者の上司による行為というのは,職場におけるものとはいえず,あなたに対する人事権を持つものではないため,人事権という権力(パワー)を背景とした圧力ではなく,またこの相手との間に直接の労使関係はないため,労働権の侵害ともいえないと思います。

(まだ一般的だとはいえませんが,最近の厚労省の検討会では「同じ職場で働く者同士の関係以外にも、例えば、顧客や取引先から、取引上の力関係な どを背景に、従業員の人格・尊厳を侵害する行為がなされる場合がある」といわれていて,今後は具体的な事例を前提に,このような取引先との関係でもパワハラと呼ぶ可能性も出てきます)

 

3.このように,パワハラにあたるかどうかは微妙な問題を含みますが,いずれにせよ,各発言・言動は,あなたに対する名誉毀損,侮辱,脅迫,強要ともいえるものでありますので,民法上,不法行為となると思います。

(パワーとの関係でいえば,その上司に,取引停止などの決定権があるのか,少々疑問ながら,一定の影響力はあるとみてよいでしょうね。仮にそのようなものが認められなかったとしても,これら名誉毀損,侮辱等にはあたります)

そこで,あなたとしては,この相手及びその所属会社に対して,それぞれ,不法行為に基づく損害賠償請求,使用者責任(民法715条)に基づく損害賠償請求の訴えを提起できると思います。

 

4.ただし,訴えの要件はみたしていますが,勝訴できるかどうかはまた別です。勝訴するためには,相手がした具体的発言を立証しなけ ればならないところ,基本的にあなたの記憶くらいしか証拠といえるものはないのではないかと危惧されます。もちろん,多数の面前での言動だったとのことですから,見聞きしていた人もいると思いますが,関係取引先数社の方々とみられるその方たちから証人として証言することの了解を取ることができるのか,当然,相手は発言そのものを否認してくるでしょうから,それ以上に発言の存在を推認させるような事実を立証できるかが問題です。

 

5.訴訟をするという決断のためには,前述のような立証可能性も考える必要があると同時に,あなたの訴えにより,あなたの地位が危うくならないのか,地位が保全されるのとは逆にならないのか,も考える必要があると思います。もちろん,損害賠償金が入りさえすればよいということであれば,これは不要です。

 

以上です。


専門家:  bengosimailme 返答済み 5 年 前.

弁護士のbengoshimailmeです。はじめまして。ご質問の文面から窺える事情に基づき,回答致します。回答には細心の注意を払っておりますが,できるだけ早く回答しようともしているため,単なる法律用語などは,説明なく用いる場合もあります。ご存じない専門用語は,Googleなどで検索なさって下さい。

1.

1)は,パワハラとされる行為のうち,公開叱責(多数の面前での叱責),人格否定にあたり得ますね。

2)は,退職勧奨とも取れる発言です。

3)具体的な前提事情と当日の具体的な発言によりますが,脅迫,強要にあたり得ます。

2.ところが,本件は,相手が,「取引先会社の担当者の上司」とのことです。パワハラというのは,「職場において,地位や人間関係で弱い立場の労働者に対して,精神的又は身体的な苦痛を与えることにより,結果として労働者の働く権利を 侵害し,職場環境を悪化させる行為」とされるものであって,要は職場における労働者への権利侵害であるところ,取引先会社の担当者の上司による行為というのは,職場におけるものとはいえず,あなたに対する人事権を持つものではないため,人事権という権力(パワー)を背景とした圧力ではなく,またこの相手との間に直接の労使関係はないため,労働権の侵害ともいえないと思います。

(まだ一般的だとはいえませんが,最近の厚労省の検討会では「同じ職場で働く者同士の関係以外にも、例えば、顧客や取引先から、取引上の力関係な どを背景に、従業員の人格・尊厳を侵害する行為がなされる場合がある」といわれていて,今後は具体的な事例を前提に,このような取引先との関係でもパワハラと呼ぶ可能性も出てきます)

3.このように,パワハラにあたるかどうかは微妙な問題を含みますが,いずれにせよ,各発言・言動は,あなたに対する名誉毀損,侮辱,脅迫,強要ともいえるものでありますので,民法上,不法行為となると思います。

(パワーとの関係でいえば,その上司に,取引停止などの決定権があるのか,少々疑問ながら,一定の影響力はあるとみてよいでしょうね。仮にそのようなものが認められなかったとしても,これら名誉毀損,侮辱等にはあたります)

そこで,あなたとしては,この相手及びその所属会社に対して,それぞれ,不法行為に基づく損害賠償請求,使用者責任(民法715条)に基づく損害賠償請求の訴えを提起できると思います。

4.ただし,訴えの要件はみたしていますが,勝訴できるかどうかはまた別です。勝訴するためには,相手がした具体的発言を立証しなけ ればならないところ,基本的にあなたの記憶くらいしか証拠といえるものはないのではないかと危惧されます。もちろん,多数の面前での言動だったとのことですから,見聞きしていた人もいると思いますが,関係取引先数社の方々とみられるその方たちから証人として証言することの了解を取ることができるのか,当然,相手は発言そのものを否認してくるでしょうから,それ以上に発言の存在を推認させるような事実を立証できるかが問題です。

5.訴訟をするという決断のためには,前述のような立証可能性も考える必要があると同時に,あなたの訴えにより,あなたの地位が危うくならないのか,地位が保全されるのとは逆にならないのか,も考える必要があると思います。もちろん,損害賠償金が入りさえすればよいということであれば,これは不要です。

bengosimailmeをはじめその他名の雇用・労働カテゴリの専門家が質問受付中

雇用・労働 についての関連する質問