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kionawaka
kionawaka, 社会保険労務士
カテゴリ: 雇用・労働
満足したユーザー: 1380
経験:  中央大学法学部法律学科卒 社会保険労務士事務所経営
62775484
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初めて相談致します。 現在とある中小企業の取締役ですが、いきなり当社代表取締役から電話で一方的に出社に及ばず、自宅

質問者の質問

初めて相談致します。
現在とある中小企業の取締役ですが、い きなり当社代表取締役から電話で一方的に出社に及ばず、自宅待機し残った業務があるなら自宅で行なうこと連絡が有りました。
事実上自宅謹慎と言う事になるのでしょうが、私は納得が行かずそのような命令を出す以上その理由と期限などの回答を求めましたが、取り合わず、それは言えないとの事でした。
今後の不安、精神的なダメージはかなりの物で、夜も眠れず、現在持病が有りますが、ストレスが一番良くない状況の中そこもかなり心配です。勿論その病気の事は会社も知っています。
さらに、そのような命令が出たい上、今後会社に戻る事はかなり対面的にも苦しく、将来の大きな不安となっております。
問題はここまで大きな命令を出しておきながら何も答えない横暴さに憤りを感じております。
このような場合どのような対応をしたらよろしいのでしょうか?
是非ご相談致したく宜しくお願い致します。
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 雇用・労働
専門家:  kionawaka 返答済み 6 年 前.

>当社代表取締役から電話で一方的に出社に及ばず、自宅待機し残った業務があるなら自宅で行なうこと連絡が有りました。

 

>>自宅謹慎は懲戒の一種として行われる出勤停止とは異なる概念です。

 

(A)自宅で謹慎待機することが労働者の提供する労働義務となっている場合(本件の場合)

 

(B)使用者が労務受領を拒否している場合

 

>>出勤停止には、

 

(イ)就業規則に規定がある場合

 

(ロ)就業規則に規定がない場合(本件?)

 

があります。

 

(イ)の場合も、「社員に懲戒処分に該当する規定があるときには、その処分決定するまで、出勤停止を命じることがある」といった一般的・包括的規定では、その有効性を導き出すのは難しいと思います。

 

(ロ)の場合、

 

 (ⅰ)懲戒処分が理由がないことが明らかな場合

 

 自宅謹慎は権利濫用として無効です(労働契約法第15条)。

 

 

 なお自宅謹慎の期間が、調査や審議に必要な相当な期間を超える場合、権利の濫用として不法行為に該当します。

 

 なぜなら、この場合は実質的には懲戒処分を行ったに等しいからです(クレジット債権管理組合事件 福岡地判平3.2.13)。

 

 (ⅱ)自宅謹慎を行うだけの合理的根拠を欠く場合

 

 命令は無効です(命令の理由、目的から判断されます)。

 

 次に、賃金請求権のことです。

 

 (A)自宅謹慎が自宅待機を労働義務としている場合

 

 自宅待機していれば、それが債務の履行になることから、使用者の賃金支払義務は消滅しません(三葉興業事件 東京地判昭63.5.16)。

 

(B)自宅謹慎命令を労務受領拒否の意思表示とみうる場合

 

 (ⅰ)自宅謹慎を正当とする理由がある場合は、使用者の責に帰すべき労務不能ではありませんから、使用者の賃金支払義務は生じません(民536条2項)。

 

 (ⅱ)自宅謹慎を正当とする理由ばない場合は、使用者の責に帰すべき労務の履行不能となり、賃金支払義務が生じます(片山組事件 東京高判平7.3,16)。

 

 

 

>事実上自宅謹慎と言う事になるのでしょうが、私は納得が行かずそのような命令を出す以上その理由と期限などの回答を求めましたが、取り合わず、それは言えないとの事でした。

 

>>上記(ロ)(ⅱ)の場合に該当し無効です。

 

 

 

 

>:会社からのいきなりの命令に対しての正確な対応。2:今後どのように振舞うべきなのか?3:大きな精神的圧迫を受けているのでその対応。4:将来どうするべきなのでしょうか。 

 

>>担当者・上司がおのれの違法性を認識していない可能性があるので、内容証明で自宅待機命令の不当性を主張して撤回を求めること。

 

 その上で、改善がないなら、地位保全等仮処分命令の申立てを行うこと。

 

 今後懲戒解雇に発展する可能性もあるので、その場合は労働審判を活用してください。労働局・労務士会のあっせんは今のところ、ほとんど使い物になりませんので。

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