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japavet
japavet, 獣医師
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炎症性腸炎の治療に関しまして、疑問があります。こんばんは。よろしくお願い申し上げます。ポメラニアン♀6歳です。今年の

解決済みの質問:

炎症性腸炎の治療に関しまして、疑問があります。こんばんは。よろしくお願い申し上げます。ポメラニアン♀6歳です。今年の7月に軟便、粘膜便で受診し臨床と血液検査からタンパク質漏出性腸炎の診断がくだり、(ALB1.9)ロイヤルカナン消化器サポートと、プレドニゾロン2.5mgを3日に1度投与の治療が始まりました。治療開始から時々軟便になるがALBは基準値ぎりぎり2.3位で推移してました。体重も治療前より増え、この1ヶ月まったく下痢も軟便もなく、元気で食欲もあり、ALBの数値に期待したのですが、2.0の下がってました。かかりつけ医は誤差の範囲内で、薬の投与や食事のタイミングである程度ALBは上下すると言われましたが、下痢もなくむしろとても良い便で、食欲あり、体重増加でなぜALBが上がらないのかと治療法や診断に疑問があります。肝臓、腎臓、尿検査は正常です。検便の結果も異常なしでした。かかりつけ医はそれでも、危険な状態である事は変わらないので突然コントロールが効かなくなる可能性もあり、そうなったら治療の仕様がないが、この状態で何年もキープする個体もあるとの事でしたが、果たしてこの治療や診断が正しいのか疑問です。本来なら内視鏡やバイオプシーで診断をつけないといけないのでしょうが、すでにステロイドで治療が始まってる事、現在は元気で症状が無いという事で、そこまでの検査はしなくても。。。と言うかかりつけ医の見解で確定診断はしてません。病院自体は
大きいので、内視鏡もバイオプシーも受けることは可能です。そもそも下痢も無いのにALBが上がってこないのには他に原因があるのでは?と思ってますが、他にALBが吸収されない原因は何か考えられますでしょうか?またもしタンパク質漏出性腸炎として治療方法はこれで良いのでしょうか?今は何の症状も無いのにステロイドを続ける事も不安ですが、突然コントロールが出来なくなると言うのも不安です。またステロイドが全然効いて無いと感じてます。先生方のお考えをお願い致します。
投稿: 1 年 前.
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専門家:  japavet 返答済み 1 年 前.
こんばんわ。
ご質問ありがとうございます。
それは心配ですね。
まず、低アルブミン血症は基本的には肝臓・腎臓・腸のいずれかに問題がある場合に起こります。
その中でも腎臓は尿検査をすればわかりますので、こちらは除外していいでしょう。
それから、肝臓に関しては通常の血液検査だけではわかりません。
肝臓の数値=肝臓のダメージや負担ですので、すでに肝硬変や肝線維症が進んでいる場合は肝酵素が上がってきませんので、食前食後の総胆汁酸やアンモニアなどの肝機能検査が必要になってきます。
ステロイドでアルブミンが上がったのであればおそらく大丈夫だと思いますが、タンパク漏出性腸症と肝不全が同時に起きていた子も見たことがあります。
その場合は、ステロイドで多少症状や検査結果が改善しますので、負担のかからない食前食後の総胆汁酸とアンモニアの検査はしておいてもらったほうがいいでしょう。
それから、腸のほうに関してはやはりタンパク漏出性腸症が疑わしいです。
他にも膵外分泌不全などもありますが、その場合は下痢が治まっていればALBは下がりません。
ただし、タンパク漏出性腸症では下痢が治まっていてもタンパクが糞便中に漏れてしまい、ALBが下がってくることがあります。
タンパク漏出性腸症は食事療法とステロイドだけでは改善しないこともあります。
その場合は、ステロイドの増量やほかの免疫抑制剤の追加の必要が出てきます。
ですので、方法としては、まずは総胆汁酸とアンモニアの検査をしてこれらが問題なければ、
1.内視鏡あるいは開腹による腸の全層生検
これはタンパク漏出性腸症が本当にあるのか、他の病気(腸のリンパ腫など)がないかどうかを見るために行います。腸の全層生検のほうが診断精度は上がりますが、負担は増えます。
おっしゃる通りステロイド剤をすでに使っているので、結果が少しあやふやになることもありますが、診断を付けていくのであればこの検査が必要になるでしょう。
2.ステロイドの増量
これは試験的治療ですが、プレドニゾロンの量は強く使うときは2~4㎎/kg/dayの用量で使います。たとえば5kgの子であれば、多いと10㎎~20㎎を毎日飲むこともあります。
増量することでALBが上がればタンパク漏出性腸症の可能性が高いということになり、その後徐々に減量していって再度ALBが落ちるのであれば、食事をz/dなどのアレルギー食に変えるか(タンパク漏出性腸症の中のIBDといわれるものはアレルギーがかかわっています)、免疫抑制剤を追加するかということになります。
これの欠点は試験的な治療になることと、リンパ腫があった場合に見逃してしまい、水面下で進んでしまう可能性があることです(リンパ腫でもステロイドは初期には効きます)。リンパ腫は可能性としては高くはありませんが、珍しいものではありません。
ですので、どちらを取るかをしっかり相談しながらまずはしっかり肝臓の検査をしてもらうのがいいかと思います。
質問者: 返答済み 1 年 前.
とても詳しく分かりやすい回答ありがとうございました。現在の病院ではなかなか次のステップに進んでくれませんので、違う病院を探してみたいです。もし大阪でオススメの病院があれば教えて下さい。
あと、ALBが吸収されていないのに体重は増えるのでしょうか?腹水はほんの少量見られるといわれ、体重が増加するほどではないと言われました。体重が増えてるのでしっかり栄養を吸収してる気がしましたので。。。。よろしくお願い申し上げます。
専門家:  japavet 返答済み 1 年 前.
腹水がまだあるのですか。。。
そうなると肝臓のほうは確実にしっかり診ておいてもらったほうがいいでしょう。
そのアルブミンの値であれば通常それだけで腹水はたまりませんので、肝臓が悪くて門脈高血圧などがある可能性もあります。
アルブミンが下がっても脂肪などが増えれば体重が増えることもあるので、アルブミンが下がって体重が増えた=腹水が増えたということではありません。
ここのサイトで病院名を言うことはできませんが、やはり内視鏡の検査ができる病院のほうがいいので、大阪 動物病院 内視鏡 などで検索してよさそうなところで診てもらうといいでしょう。
japavet, 獣医師
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質問者: 返答済み 1 年 前.
早急なお返事ありがとうございました。肝臓が悪くてALBが低下する疾患のとしてどのような、ものがあり、治療法や予後など教えていただければありがたいです。よろしくお願いします
専門家:  japavet 返答済み 1 年 前.
肝臓は機能が落ちればALBは低下します。
代表的なものでは
1.門脈シャント
 手術が適応になる場合と食餌療法やお薬での治療になる場合があります。
 予後は重症度や手術ができるかによって変わってきます。

2.肝硬変
 肝不全の末期の状態ですので、予後はかなり悪いです。お薬と食餌療法で何とか数年頑張れたらというところです。

3.肝臓腫瘍
 基本的には超音波検査で分かりますが、わからないこともあります。
 こちらも度の腫瘍かによって手術やお薬での治療になりますし、予後も変わってきます。

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  • 命が危ないから、すぐ病院に生きなさい、とご指導頂き、直ちに夜間診療に走り、尿道結石、並びに膀胱炎で、重篤な病状が見つかり、一命を取り止めました。本当に嬉しかったです。本日退院予定です。有難うございました。先生が、すぐ病院へ、とご指導して下さらなかったら、一日延ばしていたと思います。背中を押して下さった先生に大感謝です。 岐阜県大垣市 清水
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