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issafd3s, 獣医師
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経験:  北海道大学獣医学部卒業
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オスのゴールデン 13歳です。(33キロ) エコー検査で胸腺腫かリンパ腫のようです。 3週間程前より胸水がたまり

解決済みの質問:

オスのゴールデン 13歳です。(33キロ)
エコー検査で胸腺腫かリンパ腫のようです。
3週間程前より胸水がたまり1週間に一度抜いてもらってます。溜まった胸水は1回1500ccだったり、800ccです。今の症状としては咳やえづきはありますが、食欲はあります。ただ歩くとハーハーと苦しそうです。CTで腫瘍の状態を検査しようと思うのですが、高齢犬ゆえ、術後の回復と寿命を考えると大きな開腹手術をすべきか悩んでおります。
もし、手術せずこのまま胸水を抜く処置だけ続けた場合、胸腺腫はどのような症状を引き起こすのでしょうか?今5センチ程の大きさらしいです。このまま摘出しなかった場合の症状と生存の可能性について教えていただきたいです。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.
こんばんは。
13歳のゴールデンのマックスちゃんが胸腔内に腫瘍ができて水が溜まる症状があるということですね。
腫瘍は胸腺腫かリンパ腫かはまだ診断が付いていないということですね。
CT検査をすると同時に出来物を針で刺して細胞を採取し診断を着けるか、先に針による穿刺で細胞を採取するのでもよろしいかと思います。
もし胸腺腫であった場合には、腫瘍随伴症候群という様々な異常がでてきます。1つは高カルシウム血症、また腫瘍化したリンパ球の機能異常による免疫異常、例えば重症筋無力症(筋肉に力が入らなくなる病気)でその局所型である巨大食道症(食道の筋肉が弛緩して蠕動運動しなくなり食べたものが胃に流れず食道内に溜まってしまう病気)、また自己免疫疾患、たとえば溶血性貧血や多発性筋炎などが起きる可能性があります。

胸腺種の場合麻酔がかけられるのであれば、CT検査をして血管の状態を確認して、生検をして診断が付けば、その後放射線治療をして小さくしてから切除する方法もあります。

胸腺腫の悪性度は様々ありますので、被膜に包まれたそれほど悪さしない腫瘍から浸潤性の腫瘍までいろいろあります。
そのためできものがどんどん大きくなる場合もありますし、それほど大きくならないでいる場合もあります。それによって予後や寿命は様々です。
そのため生存期間はどの位かをはっきりさせることは難しいですが、巨大食道症を伴わない場合で切除した場合の1年生存率が83%という報告があります。
切除しない場合の生存率は当然これより低下すると思いますので、切除しない場合には1年もつかどうかというところではないでしょうか。
基本的には切除することが推奨される腫瘍ですが、内科療法の場合にはステロイドによる治療が行われます。ただしこの治療は治す治療ではなく症状の進行をできるだけ遅くする治療と考えていただいたほうがよろしいかと思います。
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質問者: 返答済み 3 年 前.

ご回答ありがとうございます。大変参考になりました。


最後にひとつ先生にお尋ねしたいのですが、もしご自分の犬でしたら手術されますか?(CT検査で血管の状態が手術可能として)


やはり13歳という年齢がネックになっております。切除して予想される症状を抑えてあげたい、けれど術後の回復がスムーズにいくのか、内科的治療で1年生きられたら良しとすべきなのか?


 


先生の個人的意見で構いません。あくまで参考としてお聞かせください。

専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.
ご返事ありがとうございます。
返答が遅れまして申し訳ございません。
年齢的なことを考えると腫瘍の切除はリスクがあるということですね。
飼い主様のお気持ちは非常によく分かります。13歳という年齢はかなり高齢なので人でいえば90歳位に相当するのではないかと思います。マックスちゃんが後どの位の寿命なのか分かりませんが、健康な状態であっても後2-3年かもしれません。
ただ腫瘍の患者さんでよく考えていただきたいのは、腫瘍は決して現状維持のまま推移しないということです。必ず大きくなっていきますし、具合がよくなることは無いと思います。
切除できるかどうかの判断は、腫瘍は切除できるほどに小さいかどうか、麻酔の負担は大丈夫かどうか、術後管理の問題は大丈夫か、などが挙げられると思います。これらの問題を飼い主様なりに解決可能と判断した場合には手術されるのも方法の1つかと思います。
自分の犬であった場合やはり飼い主様と同じように躊躇すると思います。最初は内科療法をするかもしれません。そして1週間ごと位でレントゲンを撮って腫瘍の大きさを確認していき、どんどん大きくなる、犬が苦しそうになる、などの状態であれば手術できる体力があるうちに手術の選択をするかもしれません。私は年齢的な問題は手術するかしないかの判断としては考慮しないと思います。手術に耐えるだけの体力があるならばいつでも手術は可能だと思います。ただ個人的に年齢に関係なく手術はなるべくならしたくないというのがあります。
飼い主様のワンちゃんも腫瘍がどんどん大きくなるならば手が付けられなくなる前に体力があるうちに手術されるのも方法の1つだと思います。手術するならばどのタイミングでまたどの施設で誰に執刀していただくのが最善なのか常に考慮しながら治療(内科療法を選択する場合でも)にあたられるのがよろしいかと思います。

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