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issafd3s
issafd3s, 獣医師
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ミニチュアダックスフントで12歳3か月のオスです。 超音波エコで脾臓が腫れていると言われ、検査を受けました。 組

解決済みの質問:

ミニチュ アダックスフントで12歳3か月のオスです。
超音波エコで脾臓が腫れていると言われ、検査を受けました。
組織所見として「多量の血液とともに好中球が散見され、そのほかに大小不同の著名な核を有し、細胞質が膨化した異型細胞が集塊状あるいは孤在性に塗抹される。これらの細胞は明瞭な核仁を有し、多核化もみられる。」という内容でした。
悪性の腫瘍なので、摘出をした方がいいと言われましたが、所見の内容が専門用語が多く、どういう状況なのか、よくわかりません。よろしければわかりやすく説明して頂けませんか。
摘出することによるリスクなどを教えて頂けませんか。また、摘出以外に何か方法はないのでしょうか。老犬なので、麻酔によるリスクも心配しています。脾臓を摘出すると、どのようなリスクが生じるのでしょうか。
転移がなくても、脾臓を摘出した事によって寿命は縮まるのでしょうか。
よろしくお願い致します。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.

こんにちは。

12歳のラッキーちゃんの脾臓の検査の結果の所見がどういう意味かお知りになりたいということですね。

少々ご質問させていただきたいのですが、所見の欄には

結論として何と書かれてあったのでしょうか。

悪性腫瘍を疑うと書かれてあったのでしょうか。

ご返事お待ちしておりますので宜しくお願い申し上げます。

質問者: 返答済み 3 年 前.

所見の欄には先ほどの内容しか書かれていませんでしたが、コメントおよび予後情報の欄には「組織形態から、上皮由来または中皮由来の悪性腫瘍を強く疑います。組織学的に確定をお願いします。」と書かれています。

専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.

ご返事ありがとございます。

「多量の血液とともに好中球が散見され、そのほかに大小不同の著名な核を有し、細胞質が膨化した異型細胞が集塊状あるいは孤在性に塗抹される。これらの細胞は明瞭な核仁を有し、多核化もみられる。」「組織形態から、上皮由来または中皮由来の悪性腫瘍を強く疑います。組織学的に確定をお願いします。」ということですね。

文章をできるだけわかりやすくご説明させていただきますと、まず脾臓は血液の豊富な臓器な ので、多量の血液が取れていて、その中に好中球(白血球の一種でもっとも数の多い種類のもの)があります。これは脾臓に針がきちんと針が刺さっていた証拠のようなものです。次の大小不同の核と細胞質が膨化した異型細胞、とは形が不ぞろいで腫瘍化した細胞があるということです。本来細胞は均一大きさの核と細胞質ももっているものですが、それらの大きさ形が細胞毎にバラバラで均一性がない状態、つまり統制の取れていない細胞があるということです。集塊状、とは数個から十数個のそれらの細胞がまとまって、という意味です。孤立散在性とは、一つ一つバラバラにという意味です。明瞭な核仁とは核小体とも言いますが、盛んにDNA(遺伝情報の設計図)の複製を行っているといことです。その結果核が2個以上1つの細胞の中にある異常な細胞も見られるということです。通常細胞1つに核は1つです。

要するに通常正常な臓器ではみられないような形の異常な細胞があちらこちらにみられます。ただし、これらの細胞は特定の種類の細胞に分化していない、つまり筋肉や血管、繊維細胞など、それぞれの細胞に特徴的な細胞の形をしていない未熟な細胞なので、この異常細胞がどの細胞ががん化したものかは、分からないということです。

ただし上皮系あるいは中皮由来の細胞ではないかということです。最終的に診断するためにはやはり脾臓を摘出してそれを病理検査で調べることで確定診断できるということになります。

一般的に脾臓の悪性腫瘍は血管肉腫(脾臓腫瘍の約2/3はこれ)、あるいはそれ以外の肉腫系腫瘍、肥満細胞腫、リンパ腫、などになります。肥満細胞腫やリンパ腫はある程度細胞診(今回された検査)にて診断がつくはずなので、肥満細胞腫やリンパ腫ではないです。

血管肉腫は血管細胞の腫瘍化したものなので転移しやすい性質があり、そのため悪性度が高いとされます。その他の肉腫系腫瘍としては繊維肉腫、平滑筋肉腫、未分化肉腫、組織球様肉腫、などさまざまですが、今回取れてきた細胞からはこれらのどの腫瘍かは細胞だけからは判断できないということです。

犬の場合、脾臓は特に無くても生活上問題ないですので、摘出することで寿命が短くなることは無いと思います。ただし脾臓以外に腫瘍細胞の明らかな転移がないかどうかによって摘出後の予後が変わってきます。明らかな転移が無い場合は、摘出していただくことで、腫瘍を取り除く可能性が出てきます。しかし肝臓や肺などにすでに転移が認められた場合には脾臓を摘出することのメリットはあまりありません。

そのため、できれば脾臓摘出前にCTやエコー検査などで肺や肝臓、その他の臓器への転移がないかどうかを調べることをお勧めします。

正直脾臓の未分化な腫瘍については摘出以外に有効な方法は無いと思います。逆にこのままにしておくと腫瘍がどんどん大きくなり、また他の臓器にも転移して、どうにもできない状態になります。そのため先ほどご説明した転移の有無を 確認されて明確な転移が無い場合はなるべく早めに切除をされることをお勧めします。そして病理検査に脾臓を提出されて確定診断をつけるようにお願いします。その結果もし血管肉腫であった場合には予後の生存期間は一般的に20-143日と短いです。腫瘍の種類は摘出した脾臓を病理検査に出して調べるしか確定診断できません。

脾臓の摘出手術はそれほど困難な手術ではございませんので、なるべく早めの切除をお勧め致します。

お大事にして下さい。

質問者: 返答済み 3 年 前.

大変詳しい説明ありがとうございました。もう一つお聞きしたいのですが、全身麻酔のリスクについてもお尋ねしていたのですが、そのことに関しての解答もよろしくお願い致します。

質問者: 返答済み 3 年 前.

大変詳しい説明ありがとうございました。もう一つお聞きしたいのですが、全身麻酔のリスクについてもお尋ねしていたのですが、そのことに関しての解答もよろしくお願い致します。

質問者: 返答済み 3 年 前.
大変詳しい説明ありがとうございました。もう一つお聞きしたいのですが、全身麻酔のリスクについてもお尋ねしていたのですが、そのことに関しての解答もよろしくお願い致します。
専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.

ご返事ありがとうございます。

麻酔のリスクということですね。

麻酔の際に重要なのは呼吸器系の異常、心臓に異常がないかどうか、腎臓など他の臓器に機能的異常がないかを調べていただき、問題なければ麻酔のリスクはそれほど高くはないです。

それ以外では

脾臓の血管肉腫の場合には心臓の右心耳に転移することがしばしばありますので、手術前には必ず心臓にもエコーをあてていただき調べることをお勧め致します。

また貧血がある場合には輸血の準備、凝固系の検査(血が正常に固まるかどうかの検査)もされておかれることをお勧めします。凝固系の異常がある場合、出血した場所の血が止まらないため、術後に失血死する可能性もあるからです。

手術の方向でご検討いただき、そのためには転移の有無、呼吸器、心臓の異常がないか、凝固系に異常がないかなどしっかり術前に検査されることをお勧め致します。

お大事にして下さい。

質問者: 返答済み 3 年 前.

ありがとうございます。今週の土曜日に手術の予約を入れています。その際、CTも撮ってもらうようになっています。呼吸器、心臓の異常がないかどうかはこちらから申し入れなくても、通常は病院側で手術の前に検査をするのでしょうか。


転移が見られず、脾臓を摘出した場合でも血管肉腫の場合は余命が先ほど書かれていた20-143日なのでしょうか。

専門家:  issafd3s 返答済み 3 年 前.

ご返事ありがとうございます。

CT検査をされる予定ということですね。CT検査の場合は自動的に呼吸器もしっかり検査することになります。心臓についてはCTよりもエコー検査で調べるほうが良いと思いますので、先生に心臓のエコー(心臓には右心耳(うしんじ、といいます。)も含めて異常はなかったでしょうかと。)についてはご確認されることをお勧めします。

血管肉腫は先ほども記入しましたように非常に転移率が高い腫瘍なので、手術のときには転移の兆候が無かった場合でもその後転移した腫瘍が見つかるという可能性は十分考えられます。

しかし、転移をしていなかった場合にはその摘出手術が成功すれば、再発はないです。

従って術後の余命は術後に転移が見つかった場合にはこれくらいとお考えいただくのがよろしいかと思います。転移が無い場合はもっともっと長生きします。そのため手術後も定期的に検査をされて転移がないかどうかを調べることをお勧め致します。

お大事にして下さい。

issafd3s, 獣医師
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