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japavet, 獣医師
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満足したユーザー: 6510
経験:  獣医臨床歴6年
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初めて質問いたします。悪性リンパ腫(低分化制)と診断され、何もしなければ余命6〜8週と言われました。犬の種類はキャバ

解決済みの質問:

初めて質問いたします。悪性リンパ腫(低分化制)と診断され、何もしなければ余命6〜8週と言われました。犬の種類はキャバリアで7歳と半年です。今は本人は元気ですが、首回りにごりごりがあります。それを触っても本人はいたがらないので、病気とは思えないほどです。

獣医師さんからはUW25プロトコルを勧められました。その次にドキソルビシン単剤、最後はアガリクス、舞茸エキスなどのサプリメントの投与です。

飼い主としては本人 が一番苦しまない方法であることを望みます。質問は
1)UW25とドキソルビシン単剤の副作用を包み隠さず教えてください。
2)上記3つ以外に治療の選択肢はありますか。
3)ホリスティックな方法(抗がん剤を使わず)がありますか。
4)抗がん治療をしない場合、痛みが出たら鎮痛剤を使い痛みを抑えるということはできますか。
5)UW25プロトコルは1本25,000円と言われました。プラス副作用があった場合の治療費を鑑みると1本40,000円程度と考えて、と言われました。この料金は平均的でしょうか。それとも高いでしょうか。

いろいろ伺いすみませんが、よろしくお願いたします。


教えてください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
こんばんわ。

ご質問ありがとうございます。

最後の値段の質問ですが、一本というのは一週間でという意味でしょうか?
それとも一本薬を開けるとということでしょうか?

よろしくお願いします。
質問者: 返答済み 4 年 前.
1週間に注射1本ですので、料金は1週間となります。よろしくお願いいたします。
専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
返信ありがとうございます。

1.副作用に関しては
抗がん剤一般には
・消化器障害(嘔吐や下痢、食欲不振)が一番多い副作用になります。
ただし、これは経験上、癌が進行してきて起こる食欲不振や嘔吐、下痢に比べると少ないです(抗がん剤を使った方がこれらの 症状がおこることは少ないです)

・骨髄抑制
これはその子に寄って起こること起こらない子がありますが、時々強い骨髄抑制に寄って白血球減少症が見られることがあります。
ただし、毎週抗がん剤の前に白血球数を測定することで白血球減少症が起こっても重篤な随伴症(発熱、感染症など)を防ぐことができます(ただしその場合は抗がん剤を1週間使えないあるいは用量を減らす必要があります)

その他肝臓や腎臓に負担がかかることがありますが、多くはありません。
それから人のように脱毛するということはほとんど見ません。

そして個々の抗がん剤の特徴的な副作用としては
・Lアスパラギナーゼ
膵炎とアナフィラキシーがあるとは言われていますが、個人的には経験したことがなく、それほど多い副作用ではないと思われます。

・シクロホスファミド
膀胱炎を起こすといわれていますが、こちらも前後にしっかり点滴をすることで防ぐことができることが多いです。

・ビンクリスチン
特別特殊な副作用は少ないですが、骨髄抑制が強く出ることが稀にあります。

・ドキソルビシン
大腸炎を起こすことがあるといわれています。
それから、点滴によってある程度の時間をかけて入れる必要がありますが、ワンちゃんが動いて点滴がずれてしまうと、薬剤が漏れた場所が壊死をしてしまうことがあります。
これが一番怖い副作用で、最悪の場合断脚が必要になるといわれています。
もちろんこれを使うときはかなり気をつけて点滴をしますが、ワンちゃんの性格、血管のもろさなどによっては、万が一点滴が漏れると怖い副作用です。
その他骨髄抑制や消化器障害など比較敵副作用は強い部類の抗がん剤になります。


2.今の所しっかりしたデータが出ているものではU25が一番長期の寛解期間、生存期間があるといわれています。
ただし、最近ではもう少しマイルドな(容量を減らして癌を撲滅するのではなく、癌とうまく付き合っていく)プロトコールを進めていらっしゃる先生がおり、他の方法を取ることもできます。
治療方法は色々ですので、飲み薬だけで行く方法(プレドニゾロンとシクロホスファミド)、そこにビンクリスチンを加えた少し軽い方法、U25の用量や使い方を少し変えた方法など色々あります。
ただし、今のところはっきりとした大規模なデータではU25が一番成績がいいといわれています。


3.ホリスティックな方法は質問者さんも書かれているようなアガリクスやマイタケエキス、サメ軟骨などになりますが、これらは効果はそれほど強いものでなく、データとしてもはっきりしたものが出ているわけではないので、どうしても飼い主さんが抗がん剤を使いたくない場合、あるいは治療をして言って色々な薬剤が効かなくなった末期状態、それから抗がん剤と併用するといった選択肢のときに考えます。
しっかりした効果は期待されない方がいいでしょう。

4.リンパ腫ではあまり痛みが出ることは少ないですが、もちろん痛みが出る場合は痛み止めを使うことはあります。
ただし、抗がん剤を使わない場合先生に言われた通り6~8週が余命と言われています。
僕は、副作用や本人の負担がかわいそうという理由でされない場合でも、ほとんど副作用が出ないような軽い抗がん剤の使い方をされることをお勧めします。
実際のところは診る限りではほとんどの子は抗がん剤を使うことで元気や食欲が戻り、恩恵を受けることができます。

5.抗がん剤は単価の高い薬になります。
1週間25000円というのはもう少し安いところはありますが、抗がん剤をするためには毎週血液検査が必要ですし、抗がん剤をするための血管確保、点滴、種類によっては半日入院、ドキソルビシンを打つための監視などが必要になります。
探せばもう少し安い病院もあるとは思いますが、これらのことをしっかりやるのであればそれくらいかかることもあります。
どの程度のケアをしているのかというのは病院によって違いますので、それによって値段設定が変わってくることは多いです。
しっかりとしたケアをされているのであれば妥当であると思います。
もし、費用的に難しい場合は他の病院を探すか、もう少し費用を抑えることのできるプロトコールを選ぶこともできます。
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質問者: 返答済み 4 年 前.
丁寧にご回答をいただきありがとうございます。本当に助かりました。
リンパ腫は治癒できないが、抗がん治療で症状を抑えながら命を延ばすものであるようですね。副作用もあまりなく、本人の生活の質が向上するのであれば考えたいと思い始めました。


私の通っている獣医師さんにほとんど副作用が出ないような軽い抗がん剤を使って、元気や食欲が戻るように相談してみるのも良いでしょうか。あるいは獣医師さんはそのようなことは嫌がりますか。


至って本人は元気ですので、抗がん剤で体力が落ちたりするのも痛ましし、かといって何もせず病気で苦しんでいくのも痛ましいです。


このままマイルドな治療だけにして、残りの時間を主人と思いっきり愛情を注いであげるのが良いのか、本当に悩んでいます。ただUW25の料金の高さは、私どもの負担になり、それが原因で皆が不幸になるのも残念です。


ここにあるいくつかの質問はご回答いただけるのでしょうか。

いろいろ悩んでいて煮え切らずすみません。


ありがとうございます。
専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
回答できますよ。
少しだけお待ちください。
専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
正直なところ治療方針やどの程度飼い主さんの意見 を尊重するかは、その獣医師によります。
そういったことを相談することをあまり好まない獣医師の方もいますが、大抵の獣医さんは飼い主さんが望まなかったり、無理をしないといけないような治療を無理にさせることはしたがらないです。
ですので、事情を話して相談されることは決して悪いことではないです。

病気自体だけでなく、わんちゃんの性格や体力、飼い主さんの経済状況を総合的に考えて、治療をして行かないと、いくらベストの治療をしても幸せにならないことは多いです。
時に治療の結果が明らかな時は、時に強く一つの治療法を進めることもありますが、リンパ腫などのように、完治をしなく、わんちゃんにも飼い主さんにもある程度の負担をかけるものに関しては、基本的には治療法とその費用や副作用、効果をお話して飼い主さんに治療法を選択してもらうのは、インフォームドコンセントと言われる診療の基本になります。

相談して飼い主さんが考える一番いい方法を選ばれるのがいいでしょう。

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