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japavet, 獣医師
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満足したユーザー: 6510
経験:  獣医臨床歴6年
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今回ご質問させて頂きたいのは、突発的攻撃性を呈する実家のペット (ウェルシュコーギー 10歳 オス 虚勢済み)の攻撃性改善・問題行動の治療についてです。

質問者の質問

今回ご質問させて頂きたいのは、突発的攻撃性を呈する実家のペット
(ウェルシュコーギー 10歳 オス 虚勢済み)の攻撃性改善・問題行動の治療についてです。

既にシニアの年齢に達しているはずなのですが、
1歳になるかならない頃から、さしたる理由もなく攻撃性が高まる異常行動が始まりました。
両親の話では、今まで機嫌よく甘えていたかと思うと次の瞬間激しく攻撃してくるため
防ぎようもなく病院のお世話になるほどの噛み傷を負わされる事がたびたびあるようです。

罹り付け医に相談して、アレコレ試したものの結局然したる効果が得られず
最期の手段として黄体ホルモン治療を勧められ試みてはいるようなのですが、これも有効とは言いがたいようです。

と申しますか、最期の手段と言われている上、費用的に高価なのでまったく無効であるとは思いたくない…
それが本当のところかなと思います。

『愛情があるから大丈夫、良くなってますよ』という意味不明の(笑)アドバイスしか戴けていないようなので
セカンドオピニオンを求めるように勧めているのですが
何時なんどき攻撃性が発揮されるか判らないため、タクシーにも乗せられない状態なので
父亡き後、母一人となってしまった今はどうしていいのか判らない状態のようです。

ワタシは遠方に住んでおり、また郷里は田舎で適当な獣医さんが見つけられないとのことで
事態の改善の目処が付かないまま、途方にくれているところです。

突発的で理由のよく判らない攻撃衝動に関する原因のひとつとして
甲状腺ホルモンの分泌異常が考えられるらしいとの情報がありますが」
そのような場合、実際問題としてどのよう検査治療が考えられるでしょうか。

母は『ワタシは先に行くから後始末はお願いね』等と勝手な事を言いますが
後始末=安楽死だとしたら、選択するのは飼い主の責任においてだと思っておりますので、堅くお断りしました(笑)

ワタシもアレコレ調べて解決策はないものかと努力しましたが、万策尽きた感じです。

実家では5匹目(犬種・性別は異なります)ですが、この子のような精神状態を呈す子は居りませんでしたし
私自身も結婚し、家を離れて今現在は2頭の小型犬と暮らしておりますが、このような行動をする個体は始めてです。

とにかく今はこのような状態で、セコンドオピニオンをお願いできるような獣医さんを捜しておりますが
万策尽きている状態ですので、なにかヒントやアドバイスを頂戴できないでしょうか。

よろしくお願い致します。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  japavet 返答済み 5 年 前.
こんばんわ。

ご質問ありがとうございます。

確かに文面から判断する限り突発性攻撃行動で間違いないと思います。
いわゆる『突然キレる人』と同じ病態になると思います。

これの治療は行動療法とともに薬物治療が基本になります。
おそらく、抗鬱剤などのセロトニン濃度を高める薬は使われたことがあるとおもうのですが、もし使われたことがないのであれば、まずそこからスタートということ になるでしょう。

それから甲状腺のお話ですが、甲状腺ホルモンの濃度が異常にあがる病気(甲状腺機能亢進症)であれば確かに攻撃性は高まることが多いです。
ただし、ワンちゃんの甲状腺機能亢進症はかなり稀な病気(個人的にはみたことがありません)ですので、この病気がある可能性は高くはないと思います。
血液でホルモンを調べて高ければ確定です。
治療はホルモンを抑える内服薬になります。

セカンドオピニオンはやはり聞きにいかれた方がいいでしょう。
行動に関する薬物治療は、まだしっかり確立されておらず、経験に基づいた治療を行っていることも多いです。
コーギーちゃんが入るサイズのケージが売っていますので、それに入れてタクシーでいかれるといいと思います。
一番いいのは東京大学の動物病院の行動治療科に行かれることですが、それが難しければ、近くの大きめの病院を探していかれるといいでしょう。
質問者: 返答済み 5 年 前.
早々のご回答 ありがとうございます。

今回ホルモン代謝異常の疑いについて言及したのは
本犬が通常のコーギーに比べて得意な身体的特徴があると感じていた事もありますので
この点について追加報告させて頂きます。

現在体重は20キロ程です。

生後1年ほどで既にこの体格に達し・・・
というか、20キロを軽くオーバーする勢いだったのですが
主治医さんからダイエット命令が出て野菜中心のダイエットメニューに切り替えましたが
これ以下にはならないようです。

フードは固形フードと野菜です。

殆ど茹で野菜中心で、固形フードの一日量としては
我が家の小型犬(4㌔ペキニーズ♀/少食です)の半分程度です。

最初はその食事内容(量、質ともに)に驚きましたが
それ以上に減量効果が殆ど見られないことに驚きました。

前記の黄体ホルモン注射(欧米等で性犯罪者などに処方されるとか)もそうですが
虚勢処置もなんら影響ないようですし、
民間治療としてのレメディもまったく受け付けませんでした。

現在の主治医さんはこううつ剤などの処方はして下さっていないようですが
父が存命中に病院に連れて行って診察などを行った際は
鎮静効果のある注射をしてちょっとフラフラにしてからでないと
先生や助手さんも怖がって手を出せない状態であったと聞いています。

以上のような状態でして、
体格もコーギーとしては規格外もいいところですので
老人が持ち運べるケージに納まるサイズではありませんし
タクシーをお願いすることも無理だとのことでした。

そのため往診を行ってくれる近隣の獣医さんを捜しているところですが
田舎のため、まだ適当なところが見つかっていない状況です。

ご説明が拙くて申し訳ありませんが、何卒アドバイスをお願い致します。
専門家:  japavet 返答済み 5 年 前.
返信ありがとうございます。

確かに少し気になるところですね。

ただし、カロリーをあまりとっていなくても痩せないというのは甲状腺機能低下症の方になります。
甲状腺ホルモンは代謝を亢進させるホルモンですので、ホルモンが増えるといくら食べても痩せていくという状態になります。
そして、甲状腺機能低下症では攻撃性が増すのとは反 対に何となく元気がない、覇気がないといった状態につながります。
攻撃性=甲状腺機能亢進症
少ないカロリーでも体重が減らない=甲状腺機能低下症
ですので、甲状腺の可能性は低いと思います。

やはりまずは抗鬱剤を試されるのが一番かと思います。
少し高めですが、大型犬用のキャリーケージも売っています(キャスター付きもあります)
こちらなど参考にしてみてくださいhttp://island.geocities.jp/goldenrikimaru/1dakkobakku.html

質問者: 返答済み 5 年 前.
度重なるご丁寧なアドバイスありがとうございます。
ワタシの説明が要領を得ないため、お手数をお掛けしております。

大型のキャリーケージに入れて・・・との事ですが、本犬は(通常の精神状態でも)
キャリーに入るのを断固拒否 → 興 奮 → 暴れる・・・ という状況ですので
無理かと思われます。

父の存命中は、
①車に宥めすかして乗車させ病院に向かう。
②散歩を装い両親二人掛かりで人気の少ない道を通り病院まで向かう
等、あれこれ工夫していたようです。

抗鬱剤、精神安定剤の使用について母に確かめましたが判然としません。

と言うのも、以前より治療方法及び処方薬の確認をするように私から勧めても
『主治医の先生を疑うみたいで信頼関係を壊すのが怖い』とスルーされます。

ただ治療の経過をもう一度確認した所、症状が悪くなって主治医に相談に行くと
一週間分程度のお薬を処方されているようです。

病院での検査・治療時には精神安定剤を処方して、
おとなしくなってから恐る恐る治療に掛かる…という感じらしいです。

抗鬱剤なのか判然としませんが(再度、処方薬の名称確認をとお願いしています)
処方されるのは突発性攻撃行動が起こった以後・・・
それも処方期間は一週間程度なので、次に起こるかもしれない事体の対処改善は
期待できないんじゃない?今までそうだったし・・・と思う次第です。

ワタシも愛犬が居り、転勤族のため転居のたびに動物病院探しに苦慮しております。
セカンドオピニオンを選択するには想像以上の勇気が必要であることも経験済みですので
敢えてこの場所をお借りして、お知恵を拝借している次第です。

抗鬱剤の使用についてお伺いしたいのですが
内服方法(処方のタイミング、投薬期間や服用のさせ方、副作用)について
いま少し詳細をお伺いしたいと思います。

我が家の長女犬(シーズー♀避妊済)は若い頃
激しい雷パニック症状を呈しその対策に苦慮した事があります。
主治医から抗精神薬治療についてのご説明もありましたが
投薬に伴うリスクについてもしっかりと説明を受けた結果
犬も飼い主もストレス的に大変ですが物理的な対処法を工夫して乗り切りました。

そのような経験もあるため、母に満足な説明もなく
その場凌ぎ的にお薬を処方されているような気がして心配で溜まりません。

不測の事態が生じた場合、母以外の第三者に迷惑がかかります。
それに一番かわいそうなのは、そうなった場合は処分されるしかない本犬です。

度重なる質問でお手数をお掛けいたしますが、よろしくお願い致します。



専門家:  japavet 返答済み 5 年 前.
抗鬱剤に関してはしばらくの間は毎日投与して落ち着いてきたら徐々に感覚を開けていくということになると思います。
副作用としては食欲減退や鎮静などがたまに見られます。
それ以外に肝臓に少し負担がかかるということがあると言われていますが、大きな副作用は少ない薬です。
鎮静剤とはことなりますので。

飼い主さんがおっしゃられている一週間 程度出された薬が抗鬱剤なのかはわかりませんが、一週間程度抗鬱剤を使っても正直あまり意味はありません。

飼い主さんが、主治医の先生に不安を覚えるのであればやはり、セカンドオピニオンは必須のものになると思います。
インフォームドコンセント(説明と同意)というのは人でも動物でも医療の世界では当たり前のことです。
診断された病気や薬に関しての説明をきっちりした上で、患者さん(飼い主さん)の同意のもと検査や治療を行っていくのは自然な流れです。

質問者: 返答済み 5 年 前.
抗鬱剤の処方についてのご解答 ありがとうございます。
やはり現状の治療に曖昧な点がありそうなので気になります。

ところで甲状腺機能障害についてですが、素人ですからネットでアレコレ調べて
気になっていたサイトがありますのでご報告します。

http://www.geocities.jp/talismankatze/therapydog1.html

以前このサイトを見て甲状腺機能障害の疑いを感じていたのですが
前回のアドバイスをうかがってから再度確認しなおしたところ
ご指摘との相違が気になりました。

甲状腺機能低下症の場合でも、精神的鬱様の状態を呈すのが一般的だが
その反面攻撃性を呈する場合もありうる…とあります。

この点については現状、日本の動物医療ではどのように解釈・判断されているのでしょうか。
専門家:  japavet 返答済み 5 年 前.
こんにちわ。

今そのサイトを見せていただきました。
勉強不足で申し訳ありませんが、このような記述は初めて見ました。
今まで100例以上甲状腺機能低下症の子を見てきましたが、そのような攻撃性を示す子は個人的には経験したことはありません。

僕はもちろん、その分野の第一人者でもありませんし、獣医療を代表する立場の人間でもありませんので、そういった立場で意見をすることはできませんが、一獣医師として言わせていただくと、もしこの記述が本当だとすればかなりレアなケースだと思います。

ワンちゃんでの甲状腺機能亢進症は見たことはありませんが、猫ちゃんの甲状腺機能亢進症では、攻撃性を増す子はかなり多く、また人の甲状腺機能亢進症でもイライラが出てくるといわれているので、通常甲状腺ホルモンは攻撃性を増す方に作用すると考えられます。
反面、甲状腺機能低下症では活動性の低下や動作の緩慢といった攻撃性とは逆の症状が出てくることが普通ですし、ホルモンの作用(代謝を高めてエネルギー消費を多くする)を考えると通常攻撃性が出てくるというのは理論上は考えにくいです。

ただし、ここのサイトに書いてあるドパミンやセロトニンの分泌と関係する可能性があるということであれば理論的には可能性はあるかと思います。
というのはもともとドパミンやセロトニンというのはやる気が出たり達成感が起こった時 に良く分泌されるホルモンですので、甲状腺機能低下症で不活発になっているワンちゃんではそういった脳の働きが起こりずらく、脳内のセロトニンやドパミンが低下することで、精神的に不安定になり攻撃性を増すということは理論的には考えられます。
ただしあくまでこれは推測であり、本当にそのようなことが起こるかどうかは別ですし、たまたま甲状腺機能低下症の子にセロトニンの分泌不全などが起こっていることも考えられます。
それからこの理論で行くと、日常生活ではどちらかといえば不活発だが、ふとしたタイミングで攻撃性が増すということになりますので、常に攻撃性が高いということであれば当てはまりませんし、甲状腺機能低下症は若いころから怒ることはかなり稀ですので、やはり甲状腺機能低下症が原因と考えるのはあまり一般的ではないと思います。

ただし、甲状腺機能の検査は血液をとるだけでできますので、上記のような報告があるのであれば検査してみるのも悪くないかとは思います。

もし甲状腺機能低下症があるのであれば治療法は甲状腺ホルモンの補充療法になります。
それほど副作用の強いお薬ではないので、大きな心配なく飲ませられる薬です。
ただし、甲状腺機能低下症がもとでセロトニンやドパミンの分泌低下が起こっているのであれば、甲状腺ホルモン以外にも抗鬱剤などを飲ませる必要があるかもしれません(上記のサイトでは甲状腺ホルモンの補充で攻撃性が治まる例も多いと書いてありますが)。
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