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japavet, 獣医師
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満足したユーザー: 6510
経験:  獣医臨床歴6年
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初めましてお世話になります。 愛犬(11年才)が悪性末梢神経鞘腫と診断されました。 北里大学獣医学部病理

解決済みの質問:

初めましてお世話になります。

愛犬(11年才)が悪性末梢神経鞘腫と診断されました。

北里大学獣医学部病理組織学的検査成績報告書を担当獣医
よりいただき、説明も伺い ましたが、専門的なためあまり理解できません。
お忙しい中誠に恐縮ですが、次の事に関しまして容易に理解できますように
次の事に関しましてご教示を宜しくお願い申し上げます。



1.病名を噛み砕いて理解可能なように
2.治癒可能な病気か否か
3.治癒可能な場合の手法
4.治癒不可能な場合の余命について
5.現在使用している薬に関わる情報(現在使用中のサプリメントはリンパクト)
6.使用したほうが効果があると思われる薬と価格
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  japavet 返答済み 5 年 前.
1.潰瘍を伴う皮膚の真皮から皮下組織にかけて境界不明瞭な乳白色腫瘤が形成されている。
これは皮下組織まで腫瘍があり、正常組織の中に入り込んだ腫瘍があり、皮膚の表面は潰瘍化しているということです。

腫瘍は脂肪組織を巻き込んでおり、脂肪組織の大半は変性壊死している。
脂肪組織の中にも腫瘍が入り込んでいて、腫瘍の中の脂肪組織が変性して壊死している。

腫瘤の中心部は出血と壊死巣であり、辺縁部では間葉系由来の 紡錘形細胞が充実性に増殖している。
腫瘤のまんなかは出血と壊死した組織で、間葉系由来(これは組織ができるときに、最初に分かれるときに最初に上皮系と間葉系に分かれるときの間葉系ということです。分かりにくいかもしれませんが、要は皮膚とは発生が異なる部分ということと思ってもらってもいいです。神経細胞は間葉系に入ります)

腫瘍細胞は核小体明瞭な紡錘形、異型核と豊富な好酸性、泡沫状の細胞質を有し、短い束上、索状小結節を形成しながら多方向性に無秩序に増殖している。末梢神経束様 の構造も散見される。核分裂像も多数観察される。
これは単に細胞の形態を描写しているものですが、これは悪性度の指標(異型核、無秩序、核分裂像)が書かれており、悪性であることを示唆しています。

間質では比較的粘液成分が多く、軽度のリンパ球、形質細胞、マクロフアージのしつ浸潤が認められる。
多少炎症細胞があるということです。

ここから言えることは悪性腫瘍であること。細胞形態から悪性末梢神経鞘腫であることです。


これは外科切除を行ったものですか?それとも皮膚生検(一部のみの摘出)をしたものですか?

もし外科切除したものであれば、おそらくマージン(切除)に関することも書かれていたと思いますが、もし切除良好と書かれていれば腫瘍はしっかり切り取られており、再発の可能性が下がります。
また逆にマージンに腫瘍細胞があるというようなことが書かれていれば、再発の可能性はかなり高くなります。


2.治癒は可能性としてはゼロではありませんが、この腫瘍の性質としてかなりの確率で再発します。(きれいに切り取れていても)


3.もし外科的に切除できれば、切除して放射線治療がおそらく一番効果があると思います。
ただし、それで完治するのは難しいでしょう。

4.あまり多い病気ではないので余命はわかりません。あまり全身転移をすることはないですが、局所再発を繰り返しますので、それにより痛みや可能をコントロールできなくなるケースも多いです。それほど急激に悪化していくことは多くないですが、この腫瘍の中にも悪性度があり、進行具合も同じ腫瘍でも異なることがあります。

5.リンパクト等のサプリメントは効果がはっきりと証明できないことも多く、効果があるという報告とないという報告があります。ただし、悪い影響は与えないですし、体内環境を改善する作用はありますので続けてもらっていいと思います。
具体的にどれくらい効くかというのは報告によって異なります。

6.現在の所、抗がん剤などはあまり効果がないといわれています。
切除不可能な場合に、腫瘍周りに炎症があるのであれば抗炎症剤や抗生剤を使うことはあります。



以上になります。
ただし、おそらく大学で見ていただいているのであれば、最新の情報も持ち合わせておられると思いますので、大学の主治医の先生と相談して今後を決めていただいた方がいいと思います。
あくまで参考にしてください。
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