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arinko
arinko, 獣医師
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満足したユーザー: 186
経験:  小動物臨床経験が16年になります。
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7 10 B

解決済みの質問:

初めまして。我が家のパピヨン7才男の子は、今月10日に B細胞型低分化悪性リンパ腫と診断されました。生まれて初めての病気です。現在、三回目の抗ガン剤が済んだところです。薬の反応が良いそうで、一回目の抗ガン剤注射翌日には、リンパ腫が小さくなりました。ところが、二回目の副作用で、膀胱炎とひどい下痢の為、400g減少し、下痢は3日で、治りましたが体重がもどりません。今までは、一日2回ドライドッグフードでしたが、最近、免疫を高める花びら茸を飲ませ、手作りご飯にしましたが、食べてくれません。以前のようにドッグフードに戻しても、病気進行に影響はないのでしょうか?食べてくれないと焦りますが、1番いけない事はストレスを与える事だと思いますので、迷っています。又、抗ガン剤の反応が良いと主治医から言われましたが、反面直ぐに効き目が無くなるのでは、と心配です。抗ガン剤の反応が良いとは寛解期間が長い可能性もあるのでしょうか?宜しくお願いし致します。
投稿: 5 年 前.
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専門家:  arinko 返答済み 5 年 前.
こんにちは。

 B‐cell Low‐grade Lymphoma(B細胞型低分化悪性リンパ腫)はイヌのリンパ腫で一番多く、比較的抗癌化学治療に良く反応するタイプです。
 リンパ腫の治療プロトコールには、一般的にウィスコンシン25Week、またはCOPLAを行なっていると思います。両方とも4種類の抗癌剤と1種類の副腎皮質ホルモン(ステロイド)を使用しています。違いは投与する順番で、治療開始時の患者の状態や内服薬が投与可能か否か、担当医の経験等で決めます。

  膀胱炎はおそらく抗癌剤のサイクロフォスファマイド(商品名:エンドキサン)によるものと思われます。この薬は静脈注射か内服で投与されますが、体内に入った薬剤が肝臓で代謝され、尿と一緒に排泄さます。この時、尿と一緒に長い時間膀胱内に留まっていると 代謝された薬剤が膀胱粘膜を刺激し、出血性膀胱炎になってしまいます。これを予防するために注射投与の場合は投与時に利尿剤を投与したり、投与後水分補給目的で点滴を行い排尿を促します。内服投与の場合、ステロイドの副症状である多飲多尿を利用して、ステロイドと一緒に午前中に与え、飲水を十分に出来るようにして、排尿も自由に出来るようにすることで膀胱炎のリスクを減らすことが出来ます。
 膀胱炎がひどい場合は、サイクロフォスファマイドをクロラムブシル(商品名:ルケラン 日本未販売 個人輸入)に切り替えます。膀胱炎は緩和されますが、小生の経験ではサイクロフォスファマイドよりもクロラムブシルの方が抗癌効果は劣るように感じます。薬の変更は担当医と相談してください。
 
 消化管症状(嘔吐・下痢)は多くの抗癌剤の副症状で、抗癌剤により腸粘膜の代謝が低下することが原因です。腸粘膜を保護するような薬(アルサルミンなど)を処方してもらったほうがイイでしょう。また抗癌化学療法の性格上免疫力が低下する傾向にあるので、腸内悪玉菌の増殖を抑えるために、抗生剤や乳酸菌などの善玉菌を併用したほうがイイでしょう。

 癌患者の治療において大事なことは、患者を飢えさせないことです。そして、癌細胞に栄養をできる限り与えない事も重要です。
 腫瘍細胞は炭水化物を主に栄養素としていますから、炭水化物(米、麦、砂糖などを原材料としたもの、クッキーなどのオヤツ)の量を少なくしてください。
 そして、サカナに多く含まれているオメガ3という脂肪は、腫瘍細胞が栄養に出来なく、患者は栄養に出来るので、この脂肪を多めに与えてください。マグロのトロが良い例で、パピヨンのような小型犬の場合一日に1~2切れで十分です。
 ただし、患者自身に栄養を与えることが一番優先なので、ドッグフードで食べるものを優先させてください。
 ヒルズのn/d(癌患者用)やa/d(高カロリーでオメガ3が多く含まれています)、ロイヤルカナンの退院サポート(ヒルズのa/dと同等)などを利用してもイイでしょう。これらは多くの子で嗜好性が高く癌患者に良い食餌です。動物病院に売っています。
 与えるときは 人肌位に温めたり工夫をしてみてください。他には薬物による食欲増進も選択の一つです。

 B‐cell Low‐grade Lymphomaは抗癌化学治療によく反応し、他のタイプより寛解期間も比較的長いです。
 他に反応率や寛解期間など予後を左右する素因として、発症部位による型(多中心型が一番予後は良い 他に消化器型、縦隔型、皮膚型など)、治療開始時の進行度(リンパ腫の場合1~5に分け 数字が少ないほど進行していなく 予後はいいです)などがあります。これらを全体的に考えて予後を予想します。

 クォリティー・オブ・ライフ(生命の質)の向上した この子と飼い主さんの生活が長く続くことを祈っています。
質問者: 返答済み 5 年 前.
早々のご返信ありがとうございます。とてもよく分かりました。大切な事が抜けて申し訳ございません。多中心型です。6月末に顎下に小さなhリンパ腺の腫れに気付き、病院へ行きました。2週間分の腫れ止めで、様子をみましたが、両顎下に腫れがあるので一週間ステロイドを飲ませました。翌日には、腫れが引きました。顎以外にも腹部、脚の付根に腫れが有りましたが、やはり引いていました。が、ステロイドを止め た翌日には、顎下が腫れてきました。7月末から8月中旬まで脚付根の腫れから細い針、次に太い針で、細胞を採取しましたが、いずれも東大病院検査結果は、良性でした。また、レントゲン、MRI(?)、血液検査の異常無しでした。でも腫れが引かないのが納得出来ず、8月中旬顎下に麻酔を掛け細胞検査をしたら悪性リンパ腫でした。9月3日判明した時点で一回目の抗ガン剤投与をお願いしました。10日、B細胞低分化悪性リンパ腫と告げられましたが、非常に早い発見で素早く治療が開始出来たと言われましたが、もっと早く判らなかったのかと悔います。うちの仔と同じ状態で寛解期間が2年半継続出来た仔、最近では、3年以上継続してる仔が居るそうですが、望みを持っても良いのでしょうか?長くなりましたが、食事のアドバイスありがとうございます。焦らず、ドライドッグフードに戻します。また、マグロのトロは生ですか?火を通しても効果は変わりませんか?ドッグフードを人肌に温めるのはスープやお湯を加えるのでしょうか?ドッグフードでも水分を加え軟らかくすると食べなくなってしまいます。細かい事ばかりで申し訳ございません。宜しくお願いし致します。 追伸:三回目の抗ガン剤投与から点滴も始めました。膀胱炎も快方に向かい始めました。下痢も嘔吐も無く、食欲不振が副作用なのでしょうか?
質問者: 返答済み 5 年 前.
早々のご返信ありがとうございます。とてもよく分かりました。大切な事が抜けて申し訳ございません。多中心型です。6月末に顎下に小さなhリンパ腺の腫れに気付き、病院へ行きました。2週間分の腫れ止めで、様子をみましたが、両顎下に腫れがあるので一週間ステロイドを飲ませました。翌日には、腫れが引きました。顎以外にも腹部、脚の付根に腫れが 有りましたが、やはり引いていました。が、ステロイドを止めた翌日には、顎下が腫れてきました。7月末から8月中旬まで脚付根の腫れから細い針、次に太い針で、細胞を採取しましたが、いずれも東大病院検査結果は、良性でした。また、レントゲン、MRI(?)、血液検査の異常無しでした。でも腫れが引かないのが納得出来ず、8月中旬顎下に麻酔を掛け細胞検査をしたら悪性リンパ腫でした。9月3日判明した時点で一回目の抗ガン剤投与をお願いしました。10日、B細胞低分化悪性リンパ腫と告げられましたが、非常に早い発見で素早く治療が開始出来たと言われましたが、もっと早く判らなかったのかと悔います。うちの仔と同じ状態で寛解期間が2年半継続出来た仔、最近では、3年以上継続してる仔が居るそうですが、望みを持っても良いのでしょうか?長くなりましたが、食事のアドバイスありがとうございます。焦らず、ドライドッグフードに戻します。また、マグロのトロは生ですか?火を通しても効果は変わりませんか?ドッグフードを人肌に温めるのはスープやお湯を加えるのでしょうか?ドッグフードでも水分を加え軟らかくすると食べなくなってしまいます。細かい事ばかりで申し訳ございません。宜しくお願いし致します。 追伸:三回目の抗ガン剤投与から点滴も始めました。膀胱炎も快方に向かい始めました。下痢も嘔吐も無く、食欲不振が副作用なのでしょうか?
専門家:  arinko 返答済み 5 年 前.
足の付け根のリンパ節が腫れていたとのことですが、前肢ですか?後肢ですか?
前肢の腋窩リンパ節が腫大して 後肢の鼠径リンパ節が腫れていなければ進行度はstageⅡです。後肢の鼠径リンパ節も腫れていたならstageⅢになります。
 あくまでも統計的ですが、stageⅡは寛解期間が1年前後、stageⅢでは6ヶ月前後と言われています。ただし小生の経験ではstageⅢの子でも2年近く維持した子もいます。

 食餌を温めるのは 電子レンジでイイでしょう。温めやすい方法なら何でもいいです。
 マグロのトロでしたら生でも加熱してもどちらでもいいです。トロに限らず、オメガ3脂肪酸が多く含まれていればいいので、旬のいわゆる‘脂がのっている’モノを選べばいいでしょう。ただし、イワシやサバなどの‘ヒカリモノ’は体内にビタミンB分解酵素が含まれるので加熱してください。加熱により その酵素は失活します。また、アニサキスという寄生虫もいることがあるので、加熱すれば死にます。たまたま死んだ虫体を食べても何も起こりません。
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