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kionawaka
kionawaka, 行政書士
カテゴリ: 刑事告訴・告発
満足したユーザー: 1384
経験:  中央大学法学部法律学科卒 行政書士事務所経営
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ある回転寿司屋で食事をしたときビールはセルフサービスになっていました。機械にお金を入れて購入しましたがその時おつりを

質問者の質問

ある回転寿司屋で食事をしたときビールはセルフサービスになっていました。機械にお金を入れて購入しましたがその 時おつりを取り忘れました。20分後に気づきましたがその時にはもうお釣りはなくなっていました。店の人に行って弁償してもらおうとしましたが、弁償できないとのこと。機械は店のカウンターの近くだし、僕がちゃんとお金を入れてビールを買ったこととお釣りを取り忘れたことは証明できました。弁償しないなら、ちゃんと来た時に始めに告知する義務は店にはないんでしょうか。機械の場所は店舗内、つまり、食べる席などがある屋内です。教えてください。

投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 刑事告訴・告発
専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

  質問者様がビールを買ったが、自販機のおつりを取り忘れた、そのおつりを何人かが盗った、その責任を店に負わせることができないか、というご質問であると思います。

 

 何人かが自販機のおつりを持ち去った行為が何罪かですが、そのおつりの占有は、20分という短時間であり、質問者様に残っているとも考えられます。しかし、おつりをとらなかった時点で何人の占有にも属しないものとも解釈できます。

 

 そこで①おつりの占有が買主(質問者様)にあると認められる場合 窃盗罪(刑235条)が成立します。

 

 ②おつりの占有が何人にも属しない場合  遺失物横領罪(刑254条)が成立します(「遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者」

 

 おつりが店の占有に属すると みることはできないと思います。なぜなら、買主の占有に属していたおつりが店の占有に属するのは、閉店後第三者の介在する可能性がなくなった時点のことであって、それ以前に不法に第三者に占有移転がなされた場合は、おつりの占有は浮動的なものであってそれが短時間のうちに不法に取得者に移転したと考えるのが相当であり、おつりを受け取らなかった時点で直ちに店の占有に帰属し、その後不法な占有侵奪により第三者に移転したと考えるのは迂遠だからです。

 

 質問者様にはおつりを遅滞なく受け取る義務があり、それを懈怠してみえること(スキがあった)、店に「自販機のおつりをお客様が取り忘れた場合の責任は当店では一切負いかねます」と明記しておかなければ、店は責任を免れないとするのは過酷であること(そこまでの高度な注意義務は課せられていない)、からして、店に責任を負わせるのは難しいと思われます。

 

 勿論、そのような張り紙があれば、それは有効で、お客も注意して、おつりをとるようにしますが。

 

 当然のことながら、盗った本人に対してですね、請求するとすれば。勿論それがいないからお店に請求してみえるのでしょうが。

 

質問者: 返答済み 5 年 前.


おおよその考え方はわかりました。もう一つ腑に落ちないのは、その店は防犯カメラを設置しているんです。捜査の段階でわかりました。ということは日頃からそうゆう事件が起こる可能性の高さ、あるいは事実を認識していたことになりませんか。そうならば告知義務もかなり高くなるんではないですか。防犯カメラはいつも同じところを写してはいませんが、問題の場所も含まれています。ということはその場所の危険性をかなり知っていたと思われまっせんか。

専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

たとえば、地下鉄で発車するとき、ホームの車掌には、前後左右を見て安全確認をして、乗り込んでくる客がいないかどうか、確認する義務はあるが、ホームと列車の間にヒトが落ちていないか目視確認するまでの義務はない、という判例があります。

 

 

>店に「自販機のおつりをお客様が取り忘れた場合の責任は当店では一切負いかねます」と明記しておかなければ、店は責任を免れないとするのは過酷であること

 

 よって、法的常識では上記以上の義務を課すのは難しいと思います。

 

 >その店は防犯カメラを設置しているんです。捜査の段階でわかりました。ということは日頃からそうゆう事件が起こる可能性の高さ、あるいは事実を認識していたことになりませんか。そうならば告知義務もかなり高くなるんではないですか。

 

 →犯人の捜査逮捕は官憲に任せるとして、防犯カメラを設置していたことが注意義務を加重する根拠になるか否かですが、過失における注意義務違反の程度を判断するについては抽象的な一般人の注意能力を基準とする客観説と、具体的な行為者の注意能力を標準とする主観説の争いがあります。前者は近代学派、後者は古典学派に由来します。

 

 徴表主義にたつ近代学派では、通常人の注意能力を満たしえない者には、その者から直ちに社会的危険性を認めうるのに対し、責任の本質として行為者の道義的避難を要求する古典学派からは行為者自身の注意能力を考慮することが要求されるからです。

 

 この立場を押していけば、客観的な注意義務を果たしていればすべて免責されるとはいいがたいという理論がでてきます。

 

 店が犯罪の一部始終を見て見ぬふりをしていた、又は犯行を察知し、質問者様に通報するだけの用意ができていたのに、あえて通報せず、放置した結果取り逃がしたような場合であれば、注意義務違反と認定できるかもしれません。

 

 

 限界事例に属する問題なのですが、いろいろ考えますと次から次から浮かんできます。

 

 、そうですね、 更に進んで、そういった特段の事情のない場合でも「お宅が注意の張り紙をしていなかったから、自分は十分注意を喚起されず、結果おつりを見落とした、ここで張り紙があれば、自分も注意力を働かせているであろうから、かような結果には陥らなかった」

 

 

よって、「A:店には免責事由についての張り紙をする注意義務があり、

 

 B:店には、

 

張り紙をしていなかったことに過失がある」、主張すれば、弁償してくれるかもしれませんので、一度請求されてはどうでしょう。

 

 捜査というと刑事的には動いているわけですね。

 

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