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arinko, 獣医師
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経験:  コンパニオンアニマルの臨床医療を16年しています。
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今年1月11日にヘモバルトネラ症と診断されたオスの猫(推定一歳未満、横浜在住です)についてお尋ね致します。昨年11

解決済みの質問:

今年1月11日にヘモバルトネラ症と診断されたオスの猫(推定一歳未満、横浜在住です)についてお尋ね致します。昨年11月に野良だったこの猫を保護(当時6 ヶ月位)、保護当日検査でエイズ、白血病共に陰性との診断でその後12月去勢手術。同時に3種混合ワクチン接種。その三週後の12月末溶血した尿が出たため驚いて検査。血液検査数度、レントゲン、腎臓エコー検査等々の検査を経2週後漸くヘモバルトネラ症と診断結果が出ました。1月半ばより抗生剤止血剤など4種類の薬を服用、一時の真っ赤な状態だった尿から見ればやや改善が見られるものの2ヶ月過ぎの今日現在も尿は溶血のままの状態です。だんだん元気も無くなり自分から水もあまり飲もうとせずこの一週間尿は1日一回のときが多く大変心配しております。かかりつけの病院ではこの症例が初めてとのことでそれも不安です。専門医がいらしたら是非教えていただきたく質問致します。
投稿: 5 年 前.
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専門家:  arinko 返答済み 5 年 前.

こんにちは。

 

 ヘモバルトネラ症(原因病原体Mycoplasma haemofelis 以前はHaemobartonella felisと呼ばれていました)は、ダニが病原体を媒介し、感染すると赤血球表面に張り付いて溶血させてしまう病気です。

 

 ヘモバルトネラ症は一度感染すると完全に病原体を排除することは困難で、多くが一生キャリアー(保菌者)として付き合うことがほとんどです。

 

 発症した場合、溶血することにより血色素が放出され尿中に混ざり赤色尿(血色素尿)をします。貧血によって酸素の循環が低下し、活動性の低下や食欲不振等が生じます。

 

 発症した時の治療法はテトラサイクリン系の抗生剤で病原体の増殖を抑え、造血する時に必要な鉄剤の投与、貧血が重度の場合は輸血が必要になります。出血して貧血しているわけではないので、止血剤は全く意味がありません。

 また、免疫能力を活性化させることにより病原体がおとなしくなるので、即効性はありませんが、サプリメントなどを併用すると良いと思います。

 

 治療の甲斐あって症状が落ち着いても、キャリアーになるので免疫能力を低下させない努力(サプリメントや良質の食事、ストレスの排除など)を続ける必要があります。なんらかの原因で免疫力が低下すると再発することがあります(これを、日和見感染と言います)。

 

 まだ、1歳未満と言うことなので、もう少しするとその子の免疫力が安定してくると症状も落ち着いてくるかもしれません。それまでは、対症療法でしのいでいくしかないのが現状です。

 ヘモバルトネラ症の専門としている動物病院はほとんど無いと思います。近年ヘモバルトネラ症が減少し、特に都市部では顕著です。また、診断も最近では遺伝子学的な診断方法が出来ましたが、以前は臨床症状と血液塗沫標本でとても小さい病原体を見つける方法しかありませんでした。

 セカンドオピニオンを探す場合、比較的郊外の長くやっている病院の先生でしたらヘモバルトネラ症の治療経験があるかもしれません。

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