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japavet
japavet, 獣医師
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新しく猫を飼いたいと思うのですが、短毛種のアビシニアンかアメリカンショートヘアーが候補です。 ロシアンブルーを10

解決済みの質問:

新しく猫を飼いたいと思うのですが、短毛種のアビシニアンかアメリカンショートヘアーが候補です。
ロシアンブルーを10年以上飼っていたのですが、突然原因不明の病気で血を吐いて亡くなったため
大変悲しい思いをしました。

個体差があるのは重々承知していますが
できれば遺伝的に心臓や腎臓の病気にかかる割合の低い猫種を教えてください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
こんばんわ。

一般的には長毛種はどちらかというと心臓病が多いイメージがあるので、できれば短毛種にされた方がいいでしょう。

アビシニアンとアメリカンショートヘアに特に腎臓や心臓に多いような病気がある印象はありませんが、アビシニアンは腎アミロイドーシスや腎不全が多いとかいてある文献もあります(実際に診る限りではそういう印象はうけませんが)。
アメリカンショートヘアにはのう胞腎が多いという文献もありますが、これも実際にはあまり見ません。
それからこれは一部の質の悪いブリーダーのせいなのかもしれませんが、アビシニアンちゃんにFIP(猫伝染性腹膜炎)を見ることが多いです。


猫ちゃんを飼ううえで言えることは
1.猫ちゃんには、個体数自体があまり多くない猫種もあり、あまり珍しい種類の猫ちゃんでは血が濃くなりすぎていることがあり、その場合には遺伝病が増えるリスクが高まります。
2.全体的なイメージとして、長毛種の子は気性が激しい子が多く、また、毛が長いために毛玉になりやすいので、どちらかといえば短毛種の方がかいやすいことが多い。
3.純血よりは、雑種の方が血が濃くないため、遺伝病は少ない。

といったことになります。

まだまだ日本のブリーダーさんには、信頼ができないところがあるのは事実です(近親で荒廃しているところがある可能性はあります)。
一番いいのは、猫種に限らず、信頼のできるところから譲っていただくことですが、文献的にも実際の診療をしていても、アメリカンショートヘアはそれほど特定の病気が多発するということはあまり見ませんので他の純血種に比べると安心かもしれませんね。

質問者: 返答済み 4 年 前.

深夜にもかかわらずお答えいただきありがとうございます。

腎アミロイドーシスや腎不全といった病気は

水分やフードによって予防することは可能なのでしょうか?

子供はアビシニアンの方に気持ちが傾いているのですが

FIPはお迎えしてすぐに検査をすれば判るでしょうか?

 

先猫の死が非常にショックだったので

健康な子をできるだけ長く育てたいと思い

しつこく質問して申し訳ありません。

専門家:  japavet 返答済み 4 年 前.
返答ありがとうございます。

アミロイドーシスに関しては予防できません。
体質的に腎臓にアミロイドといわれる物質がたまってしまって腎機能が落ちる病気ですので。
ただし、多い病気ではないのでおそらくでてくる可能性はかなり低いと思います。

それから一般的な腎不全に関しては、食事によってある程度は予防ができます。
塩分やたんぱく質を必要以上に取らないことや高齢になってきたら定期的に検査をすることで早期発見をし、フードを変更することで進行をある程度は抑えることができます。
ただし、これは猫ちゃんの大半が高齢になれば持ってしまう病気ですし、フードに気をつけていてもやはりなってしまう子はなってしまいます。
水分に関しては脱水しなければ大量に与える必要はありません。

それからFI Pに関しては難しいところで、FIPウィルスというのはコロナウィルスといわれる少し違うウィルスの変異したものではないかというのが、現在の考え方の主流です(まだはっきりしていない部分があります)。
検査は血液の中のコロナウィルス抗体(コロナウィルスに感染していた場合に上がるもの)を調べますので、その検査が高いからといってFIPだとは言えません(リスクは高くなります)。
ですので、症状が出ていないときに検査をしても意味があるかどうかはわかりません。
ほとんどの子は1年以内に発症して、発症してしまった場合は、対症療法がメインになり根本的な治療は難しいです。

検査するためにはある程度の血液量が必要ですので、2ヶ月くらいの子からそれだけの量の血液を撮るのは取るのは技術的にも難しいことがあり、その子の精神的にも、症状がなければあまりやりませんので、やはりFIPがでるかどうか事前に分かるのは難しいでしょう。
japavet, 獣医師
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