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arinko
arinko, 獣医師
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満足したユーザー: 186
経験:  コンパニオンアニマルの臨床医療を16年しています。
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こんにちは、よろしくお願いします。 13歳のペルシャとメインクーンの雑種の猫を飼っています。 約一年前の定期検診で心臓が肥大しているだろうと判断されましたが、スキャナーが無いの

解決済みの質問:

こんにちは、よろしくお願いします。
13歳のペルシャとメインクーンの雑種の猫を飼っています。
約一年前の定期検診で心臓が肥大しているだろうと判断されましたが、スキャナーが無いのでレントゲンを撮ってそれをみた上での判断なので確実とも言えないとは言われました。ただ、食道が曲がって写っていたので心臓が肥大して食道を押しているんだろうとの事でした。
薬は FARTAKOR 2.5mg と FRUDIX (Frusemide Diuretic 40mg) 1/4錠 を毎日1回投薬中です。

食欲もあるし、元気でお外にお散歩にも行くし心配ないようにも思えますが、このところ毛玉が出て来ないのに食べたものを(全部ではありませんが)吐くようになりました。
もしかした心臓が原因なのかと心配しています。
どう思われますでしょうか?

よろしくお願いします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 
専門家:  arinko 返答済み 5 年 前.
こんにちは。

 メインクーンおよびその雑種のネコは心臓疾患(特に肥大型心筋症)の好発品種として知られています。

 肥大型心筋症は心臓そのものも大きくなりますが、心臓の壁(特に心室壁)が厚みを増し、それに伴い心室内腔が狭くなり、心臓の収縮能力が低下する障害です。
 心筋症が進行してくると、血圧が高くなり、うっ血を生じて、腹水や胸水、浮腫が出来ることがあります。また、心臓の中で血が固まりやすくなり、その塊が心臓から血流に乗って出て、いろんな血管と塞いでしまう(血栓)ことがあります。ネコはお腹の中の腰の付近に位置する、大動脈から左右の後肢に枝分かれする所で血栓を形成することが多く、これになると突然の激しい痛みを伴って、両後肢が麻痺し、血行が止まっているのでモモの付け根の鼠径部で脈が触知できなくなり、後肢が冷たくなります。

 その子の現在の心臓の状態を評価するために、超音波エコー検査を受けることをお薦めします。その結果をもとに今後の治療方針や今後予想される症状を把握することができます。

 もし、心筋症の場合の治療は、血圧を下げて安定させるためにアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬、FARTAKORがその1種です)の投与、腹水や胸水、浮腫のために利尿剤(FRUDIXがその一つです)、心臓の収縮力を高める薬、血栓ができないようにする薬などを使用します。

 ネコの心疾患では咳や呼吸困難、運動不耐性などの他に、なぜか消化器症状として嘔吐が生じることがあります。
 嘔吐が続くようなら、制吐薬の投与が必要で、また、心臓性なのか、消化器性なのか判別しないといけません。
質問者: 返答済み 5 年 前.
早速のお返事ありがとうございます。お礼が遅れまして申し訳ございません。
そうでした。。。超音波エコー検査でした。わたしが申しました スキャナー とは間違いです。
そのエコー検査が出来ないんです。専門の医師がいるようなのですがとても遠く、私どもの住む街の方にもたまに来るようなので来る事があれば連絡をいただける事になっているのです が全く連絡がありません。

エコー検査が出来ない場合、どのようにするのが良いのでしょうか?

この2種類の薬は生涯必要だと言われましたが、2種類の投薬を長く続ける事で副作用とか起こりませんか?

父親がペルシャで母親がメインクーンです。母親のメインクーンは突然失いまして今でも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今思うと心筋症だったのではないかと思っておりますが、心筋症で突然死も有り得ますか?
父親は腎不全で亡くなりました。その子供達である今の猫も腎不全になるのではないかと考えてしまいます。腎臓の機能が悪くなると、まずは尿の比重が変わってくると言われました。4ヶ月前の尿検査は正常値でしたが、一気に腎臓が悪くなって嘔吐が起こる事も有り得ますか?

4ヶ月ごとの定期検診ですので今月検診に行く予定です。
どのような検査をお願いすれば良いでしょうか?

先週続きました嘔吐はこの2日は止まっております。食欲も旺盛で元気そうなのですが。。。心配してしまいます。

どうぞよろしくお願いします。
専門家:  arinko 返答済み 5 年 前.
こんにちは。

 超音波エコー検査が出来ないとなると、聴診や触診、問診等を頼りに、担当医の経験と知識で治療することになると思います。超音波エコー検査は心臓の状態を画像として確認できるだけでなく、心臓の拡張期と収縮期の数値を計ることによって収縮能力や心肥大の程度が評価しやすく便利です。出来ればやった方がイイのですが、無い場合しかたがないです。

 FARTAKORは(ACE阻害剤のほとんどが)副作用は少なく安全な薬です。ごく稀に低血圧や嘔吐が生じることがあるそうです。小生の経験ではこの薬による副作用は見たこと無いです。この薬はしっかり続けてください。途中でやめたりすると、リバウンドで心臓に負担をかけることがあります。
 FRUDIXの成分は、獣医療のみならず医療の方でも多く使われる利尿剤です。この薬は今後、症状に合わせて増減するかもしれません。良くある副作用としては一回の投与量が多すぎる場合脱水や血中のミネラルの乱れが生じることがあります。
 どちらの薬も獣医療では良く使われ、実績があります。通常の投与量ではほとんど副作用は出ないです。

 心筋症は突然死はありえます。やはり心臓そのものの機能不全の進行や血栓症によることもあります。

 腎臓が悪くなって、尿として排出するべき血中の老廃物(血中尿素窒素)が溜まると尿毒症という病態になり、嘔吐や多飲多尿、脱水症状、貧血等の症状があります。

 定期健診で行うとすると、尿検査、血液検査、胸部レントゲン検査はした方がいいと思います。
 血液検査は、心臓が弱くなると腎前性腎不全といって、腎臓そのものは問題なくても、心臓のポンプ能力が低下し腎臓まで血液が届きにくくなり、結果腎臓が尿を作れなくなり、尿毒症のようになりことがありますので、その早期発見になります。
 尿検査は腎前性腎不全では尿比重が下がりません。腎性腎不全(腎臓そのものの障害によるもの)では、血液検査よりも先に尿比重の低下として異常が出ますから、慢性腎不全の早期発見になると思います。
 胸部レントゲン検査は、超音波の代わりとして、心臓の大きさや形の評価、心不全による肺水腫や胸水の有無の確認にします。

 心臓は再生能力が乏しいので、元に戻ることが出来ない臓器です。これからの治療は、弱った心臓とうまく付き合っていくようにする治療になります。しっかりと続けてあげてください。
 

 
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