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shonansolicitor
shonansolicitor, 行政書士
カテゴリ: 会社設立・企業法務
満足したユーザー: 435
経験:  中央大法学部卒、事務所経営者。
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管理組合法人の理事長(登記)の法的責任の範囲を教えてください。

質問者の質問

管理組合法人の理事長(登記)の法的責任の範囲を教えてください。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 会社設立・企業法務
専門家:  shonansolicitor 返答済み 5 年 前.

はじめまして。質問を投稿頂きまして有難うございます。早速ですが、下記の通り回答させて頂きます。

 

管理組合が法人化されている場合の法人の代表理事(理事長)は、管理組合に損害を与えた場合、管理組合に損害賠償の責任を負います。

例えば、理事長が管理組合の管理費等を横領したような場合が典型的な例です。業者に癒着して理事長が裏金を受け取るような例もあります。これらの場合、管理組合は、その理事長に対して損害賠償の請求が出来ます。

管理組合と管理組合の理事らとは、民法上、委任契約の関係に立ちます。横領や裏金の例は、委任契約上の受任者(理事ら)の善良な管理者の注意義務違反です。ですから横領行為などをした理事長は、委任契約上の損害賠償責任を負うことになります。

このように、理事長は、業務を行うについて、善管注意義務に違反して、管理組合に損害を与えれば、当然に損害賠償の責任を負います。

しかし、実際には、明らかに損害を与えたような場合を除いては、損害賠償の問題は生じません。それは、多くの場合、理事の選任が輪番制であり、理事長は理事の互選により選出されるから、細かいことまで問題にしていては、現実味がないからです。

(なお、横領等の場合、一般の理事も、委任契約上の善管注意義務を管理組合に対して負うのであるから、善管注意義務をもって、理事長の職務を監視する義務があります。この監視義務に違反すると、一般の理事は、理事長とともに管理組合に対して損害賠償の責任を負うことはあり得ます。理事長の行為に疑いがあれば理事会の招集を求めたりして、その旨を指摘してやめさせなければならない。実際の問題において、その監視義務を怠ったかどうかの判断は難しいでしょうが、理論上は一般の理事が全く責任を負わないことではありません。監視義務を怠った等の責任を負うことはあり得ます。)

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専門家:  shonansolicitor 返答済み 5 年 前.
ご質問頂きました内容に回答させて頂きました。回答をご理解頂けましたら【承諾】をお願い致します。回答にご不明な点がございましたらご質問下さい。新たにご質問がある場合は、【承諾】後にお願い致します。
質問者: 返答済み 5 年 前.
現在、当マンションは消火ポンプが故障していて防火面に問題が生じていますが、仮にいま火事が発生し怪我人が出るなどしたら「善良な管理者の注意義務違反」で罰せられますか。
専門家:  shonansolicitor 返答済み 5 年 前.

  「このように、理事長は、業務を行うについて、善管注意義務に違反して、管理組合に損害を与えれば、当然に損害賠償の責任を負います。 しかし、実際には、明らかに損害を与えたような場合を除いては、損害賠償の問題は生じません。それは、多くの場合、理事の選任が輪番制であり、理事長は理事の互選により選出されるから、細かいことまで問題にしていては、現実味がないからです。」

 

と前に回答させて頂きましたように、管理組合の理事長に法律上の責任が発生するのは、通常は横領や裏金のような悪質な行為についてだけです。

 

ご質問のケースも、厳密に言ったら「善良な管理者の注意義務違反」ということになりそうですが。現実的には、輪番制で理事になり、互選で(運悪く?)理事長になってしまった人に、法的責任を問うのは難しいと思います。明日は我が身ですから、そこまでは通常は追及しないと思います。 

 

実際、理事長に法的責任を追及するのは、管理費持ち逃げ(横領)のような、犯罪行為など、反社会的な悪質な行為に限られているようです。

 

今回の場合は、民法の善管注意義務等の法律論を持ち出さずに、理事長さんに平穏に要請するのが望ましいと思います。


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